『山の動物病院』シリーズ②。とらまるが山へ急患の往診に出かけることが積み上げ話的に語られるのが楽しい。とらまるがまちの先生の所へ来た経緯も分かる。安心して体を休ませることができる場所があるって、とても幸せなことなんだな。

『山の動物病院』シリーズ②。とらまるが山へ急患の往診に出かけることが積み上げ話的に語られるのが楽しい。とらまるがまちの先生の所へ来た経緯も分かる。安心して体を休ませることができる場所があるって、とても幸せなことなんだな。

『幻想ドラゴン大図鑑』がよかったが、品切れ・再版未定なので、同監修者のこちらを下見。基本的に後継本の位置づけかな。イラストが白背景になって見やすくなったし、かっこいい。能力データもある。総ルビ。版型が正方形に近くなって紙面に余裕があり、背景の色変更も相まって大人っぽいイメージになった。

②汐文社▽縦書き▽左ページ：つぼみの写真＋「なんのつぼみでしょう？」→めくって右ページ：答えの花の写真＋花の特徴説明。▽解説が簡潔で、紹介点数が多い。写真によって、植物の大きさ、全体像、植生場所がイメージしやすいものと、しにくいものとがある。たぶんこの単元は、身近な植物に興味を持って観察して欲しいというねらいがあるはずなので、もうちょっと工夫して欲しかった。他巻は都心ではなじみのない植物も散見。▽１年国語単元内容変更「とりのくちばし」→「つぼみ」のため、各社比較。

①金の星社▽横書き▽右ページ：つぼみのアップ写真＋「なんのつぼみでしょうか？」→めくって見開き：答えの花のアップ写真＋開花までの経過写真＋花の特徴説明。▽経過写真はいいアイデア。分かりやすい。残念な点は、１年生には文字小さく、字数多い。植物の大きさ、全体像、植生場所がイメージしにくい。『のやまのはな』巻の冒頭におしめ・めしべの記載があるが、その解説は当該巻ではなく、『がっこうのまわりの花』巻のｐ18。▽１年国語単元内容変更「とりのくちばし」→「つぼみ」のため、各社比較。

★5／5 2、3年生〜: 語りにもよさそう。▽前半、町外れにある動物病院の人間の先生による昼の診療と、飼い猫とらまるに夜の診療の紹介。後半、歯の治療で入院した犬のジュリアを中心にした一晩の診療騒動の顛末。▽とっても楽しい、絵も素敵。幸せな気持ちになれる。心から素直に楽しめる幼年童話。