読書メーター KADOKAWA Group

2025年1月の読書メーターまとめ

azi_tarou
読んだ本
3
読んだページ
2112ページ
感想・レビュー
3
ナイス
94ナイス

2025年1月に読んだ本
3

2025年1月のお気に入り登録
1

  • odrb

2025年1月のお気に入られ登録
1

  • odrb

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

azi_tarou
第二次世界大戦を舞台にした戦争小説と覚悟して読み始めたが、ヤングアダルト向けのシスターフッドもののような感覚でスラスラ読めた。とはいえ戦争ものに変わりはなくバタバタと人が死に、そして主人公たる少女たちもまた狙撃兵として人殺しに加担していく。戦争という異常な状況の下、勝者と敗者、兵士と民間人、ロシア人とドイツ人、男と女が殺し、怒り、憎しみ、そして性犯罪が蔑ろにされていく。あくまでフィクションたる物語の中で「同志少女よ、敵を撃て」の「敵」とは何なのかが、本作のキモでありクライマックスだと思う。
が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
3

azi_tarou
ネタバレ最高の読書体験。親戚のつてで因習村に引っ越してきた主人公は異常な出来事、殺人事件に何度も直面するが、その影には西洋の悪魔がちらつき……という猟奇的ホラーミステリ。因習村らしいドン引きな村の風習もそこそこに、オモチャ箱のごとく詰め込まれた陰惨でオカルトな展開の数々。流石に現代の日本でそんなことあるわけ無いやろ、と言いたくなるのだが、ノリノリに筆が乗っている数々の描写には思わず顔がほころんでしまう。そして何より、終盤の怒涛のカタストロフィと殺人トリック種明かしの果てに待ち受ける純愛があまりにも愛おしい。
が「ナイス!」と言っています。
azi_tarou
非合法臓器移植ビジネスを目論みメキシコ人麻薬密売人と日本人外科医が手を組むクライムサスペンス。年代と国境を大きくまたぐ壮大な犯罪スケールに目を剥く。治安が悪すぎる川崎とその在住人物に笑い出したくなるも、真に迫るメキシコ情勢と麻薬売買ルート、そして緻密なアステカ神話の知識によって嘘と真の境界が揺らぐマジックリアリズム的手法に頭がクラクラする。残虐な処刑シーンが頻発するが、情緒の一切を削ぎ落としたソリッドな文体によってむしろ宗教的な神々しさすら感じるのは脱帽。終盤の一気に収縮していく展開も非常に好みでした。
が「ナイス!」と言っています。
azi_tarou
第二次世界大戦を舞台にした戦争小説と覚悟して読み始めたが、ヤングアダルト向けのシスターフッドもののような感覚でスラスラ読めた。とはいえ戦争ものに変わりはなくバタバタと人が死に、そして主人公たる少女たちもまた狙撃兵として人殺しに加担していく。戦争という異常な状況の下、勝者と敗者、兵士と民間人、ロシア人とドイツ人、男と女が殺し、怒り、憎しみ、そして性犯罪が蔑ろにされていく。あくまでフィクションたる物語の中で「同志少女よ、敵を撃て」の「敵」とは何なのかが、本作のキモでありクライマックスだと思う。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/09/04(1994日経過)
記録初日
2020/02/21(1824日経過)
読んだ本
240冊(1日平均0.13冊)
読んだページ
77566ページ(1日平均42ページ)
感想・レビュー
235件(投稿率97.9%)
本棚
2棚
外部サイト
URL/ブログ
https://note.mu/azitarou0
自己紹介

雑食です。小説、漫画、その他いろいろ。エンターテイメントを血肉に変えてクオリティオブライフを高める活動をしています。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう