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2024年8月の読書メーターまとめ

ふじさん
読んだ本
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感想・レビュー
18
ナイス
2368ナイス

2024年8月に読んだ本
18

2024年8月のお気に入り登録
3

  • toshi
  • 広井啓
  • おぴぱん

2024年8月のお気に入られ登録
3

  • toshi
  • 広井啓
  • おぴぱん

2024年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ふじさん
朝井リョウの「時をかけるゆとり」「風と共にゆとりぬ」に続く第三弾にして完結編のエッセイ集。何にも知らずに手にした本。熱を持って語られる腹痛との戦い。他力本願の引っ越しやスマホの話は笑わせる。「精神的スタンプラリーin南米」、マチュピチュとウユニ湖への塩湖への旅行記は行く動機から始まり、旅行に関わる話がすごく面白かった。バンジージャンプや滝行の経験談も面白かった。甘党の彼がクリスマスに5個のホールドケーキを買い食べたことやそれにより、脂質異常症と診断され、その克服に奔走する姿が笑わせる。まず楽しかった。
ふぅ
2024/08/29 08:22

ふじさん、いつもありがとうございます。これは3冊3部作!? 楽しそう、読んでみたくなりました。

ふじさん
2024/08/29 08:29

図書館本なので、私も詳しくは分からないです。エッセイ集は3冊あるみたいです。これが3冊めのようです。別に3部作とかではないようです。面白かったですよ。他のも読んでみたいです。

が「ナイス!」と言っています。

2024年8月にナイスが最も多かったつぶやき

ふじさん

7月のベスト本は、原田マハ「板上に咲く」海堂尊「ブラックペアン1988」。図書館本、積読本を中心の読書となったが、再読本でも新しい発見があり、楽しい読書が出来た。図書館は、専門書が多く、読む本が限定されるが、あるだけで助かる。今月もよろしく。 2024年7月の読書メーター 読んだ本の数:20冊 読んだページ数:6324ページ ナイス数:2703ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1052624/summary/monthly/2024/7

よう🗻🐦
2024/08/18 16:36

遅れましたが、今月もよろしくお願いします!

が「ナイス!」と言っています。

2024年8月の感想・レビュー一覧
18

ふじさん
物語の中心にあるのは、大学のアメリカンフットボール部の仲間たちの苦い追憶や隠された友情と恋愛の物語。十年という歳月は、仲間たちや自分を変えてしまったのか、過ぎ去った青春の日々を裏切るまいと奮闘する仲間たちの姿を描いた傑作長編ミステリー。だが、本作は、スポーツにおけるジェンダーの問題を初め、性同一性障害、半陰陽、性転換等、社会的な課題が真摯に描かれており心が重い、日浦美月の置かれた状況がまさにそれに当てはまる。読んでいて美月を初め、同じ問題を抱えた人々の苦悩や辛さが分かり息苦しい思いが強かった。
が「ナイス!」と言っています。
ふじさん
朝井リョウの「時をかけるゆとり」「風と共にゆとりぬ」に続く第三弾にして完結編のエッセイ集。何にも知らずに手にした本。熱を持って語られる腹痛との戦い。他力本願の引っ越しやスマホの話は笑わせる。「精神的スタンプラリーin南米」、マチュピチュとウユニ湖への塩湖への旅行記は行く動機から始まり、旅行に関わる話がすごく面白かった。バンジージャンプや滝行の経験談も面白かった。甘党の彼がクリスマスに5個のホールドケーキを買い食べたことやそれにより、脂質異常症と診断され、その克服に奔走する姿が笑わせる。まず楽しかった。
ふぅ
2024/08/29 08:22

ふじさん、いつもありがとうございます。これは3冊3部作!? 楽しそう、読んでみたくなりました。

ふじさん
2024/08/29 08:29

図書館本なので、私も詳しくは分からないです。エッセイ集は3冊あるみたいです。これが3冊めのようです。別に3部作とかではないようです。面白かったですよ。他のも読んでみたいです。

が「ナイス!」と言っています。
ふじさん
美人三姉妹が営む「三人屋」は、三女の朝日の就職を機に業態を変更。朝から昼時までは、次女のまひるが見映えも良く美味しいと評判の自家製の玉子サンドを販売。長女の夜月は、夜の店でスナックを営む。そこには、ゲイの青年、ヒモ作家、女泣かせのスーパーの店長等、ワケありの常連客が夜ごと集う。今回は、三姉妹の色恋沙汰が物語の中で、それに常連客それぞれが絡まり合い、悲喜交々、味わい深い人間模様が最後まで展開し、面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
ふじさん
小説を書くために、全国に出かける取材旅行での、印象深い出会いや思いがけない事実に出会う。そんな日常が描かれていて、興味が尽きない。又、ふとしたはずみに思い出した遠い過去の記憶や自分の身近にあった愉快な話、酒好きな作家ならではの旅先で口にしたお酒や食べ物についての逸話等、筆者の引き出しに詰まった様々なエピソードが読ませる。
が「ナイス!」と言っています。
ふじさん
夫の不可解な行動・裏切りから崩壊する家族の物語。長年連れ添った夫が突然失踪し、理不尽な状況に追い込まれた妻の聡子は、娘や姪、誠実な弁護士たちの支えで新たな人生を歩み出す。三つの視点、園原家の人々、沼田和恵、芳川法律事務所から物語は綴られる、特に法廷で対峙することになる妻の聡子と愛人の和恵の生き方や語れる事実が辛く切なく、心を揺さぶられる。人にとっての幸せとは?、どんな人生の終末が望ましいのか?読んでいて、自分の行く末を考える。各自が、思わぬ人生に翻弄されながら、強く生きようとする姿に感銘を受けた。
ふじさん
2024/08/24 16:17

それにしても、夫の不可解な行動は、同じ年代の自分には理解しがたい。振り回された周りの人々、特に妻の聡子は不幸極まりない、

が「ナイス!」と言っています。
ふじさん
水野忠邦の腹心として、天保の改革の折、江戸町奉行として「蛮社の獄」や権謀術策で歴史上に悪名を残した鳥居耀蔵。「妖怪」という異名まで奉られた稀代の悪役の実像に透徹した史眼で迫る力作。偉大な儒学者の林大学の子として生まれ、武門の鳥居家の婿となり、天保の改革を進める水野忠邦に見いだされ、辣腕を振るうことになる。悪者のイメージが強い鳥居耀蔵だが、この作品では自分に与えられた役割を懸命と務めた結果、誤解され汚名を着せられたと記されている。斬新な鳥居耀蔵観が読み取れる。明治まで生き延びるあたりは、やはり「妖怪」か。
が「ナイス!」と言っています。
ふじさん
東洋の魔女の活躍の影響もあり、その当時中学生だった私は、バレーボール部に入部し、大学卒業まで続けることになった。その当時の思いと重なり、二つの東京オリンピックに深くかかわった佐藤家の三世代にわたる大河小説に大きな感動を貰った。結婚相手に恵まれず、長男のふるまいが原因で家族との関係も崩れ、路頭に迷う家族を救ったのは、バレーボール。二つのオリンピック前後の家族の人生を巧みなタッチで読ませるまだ若い作家の力量に驚く。後半の展開は、思わず目頭が熱くなった。家族とは?改めて考えさせられた1冊。
が「ナイス!」と言っています。
ふじさん
どの作品にも否定しきれない切ない暗さが色調になっている作品集。表題作「又蔵の火」は、叔父と甥として繋がる二人の相打つ壮絶無残の果し合いを抑制された静かなタッチで描いた感動の1作。「帰郷」の宇之吉、「賽子無宿」の喜之助、「割れた月」の鶴吉、「恐喝」の竹二郎は紛れもなく負の主人公でみんなやくざ、でも彼らの生き様には強い共感を抱く。暗い情念に溢れた小説ではあるが、何か言葉では言い表せない熱いものが感じられる主人公に心惹かれる。初期の秀作だが、楽しませて貰った。
が「ナイス!」と言っています。
ふじさん
旧仙台藩に生まれた星りょうは、自分らしく生きたいと願い、18歳で上京し、明治女学校に入学する。利発さから「アンビシャスガール」と呼ばれたりょうは、新しい生き方を模索する明治の女性たちと心を通わせる。登場人物には、多数の明治の文豪等が登場し、りょうとのかかわりの中でそれぞれの作家の逸話が盛り込まれ、読み応えあり、改めて葉室麟の博識を実感する。明治という時代を生きた作家やそれを取り巻く人々の希望と挫折、喜びと葛藤が心に迫る素晴らしい作品。今までとは一味違った作品で、かれの最晩年の傑作だ。読んで良かった。
が「ナイス!」と言っています。
ふじさん
淑子の祖父母が住む街には、大空襲と大水害に見舞われた歴史があり、それを乗り越え逞しく生きた人々がいた。淑子の祖父母の若かりし頃の人生模様が語られ、柿うどんに関わる逸話も心温まる話だったし、地域医療に一生を捧げて来た医師の生き方にも感動を覚えてた。祖父の古い友人でヤクザの組長のわびすけさんの逸話もなかなか読ませる。特別なことは起こらないが、それぞれの話が読者の心にスッと入り、懐かしさと人の心の温かさを感じさせる内容が随所に盛り込まれていて、心が癒された。昭和を感じる1冊だ。
が「ナイス!」と言っています。
ふじさん
市営斎場の前に建つ、一軒のうどん屋「峠うどん」が舞台。訪れる客の多くは、命の旅立ちを見届けた人々。主人公は、中学生のよっちやん、祖父母が営むうどん屋「峠うどん」を手伝っていた。祖父母、両親、そして「峠うどん」を訪れる人や関わる人々が紡ぐ命に関わる逸話がいい。好きなのは、「二丁目時代」での岸本さんとの幼い頃の思い出や彼の借金に関わる話や、彼の葬式に至る話がいい。「おくる言葉」での生臭坊主と淑子のおくる言葉の経緯が読ませる。「トクさんの花道」は、葬式屋の霊柩車の運転手のトクさん生き様がかっこいい。
が「ナイス!」と言っています。
ふじさん
森鴎外の未子として生まれた宿命を背負い、自ら運命と格闘し続けた、愛と苦悩に満ちた生涯を鮮やかに描いた力作。偉大なパッパ、鴎外。夫と子どもの幸せを第一に考え生きた妻、志げ。自由奔放で文筆家の姉、茉莉。芸術と文筆家のしっかりものの姉、杏奴。何不自由なく暮らしていた家族は、鴎外が亡くなり生活は一変。自らの道を模索する類は、杏奴と共にパリへ遊学。画家の娘・美穂と結婚、明るい未来が開けるはずが、戦争で財産を失い困窮していく。戦後、心機一転を図り書店を開業。やがて文筆家の道を歩むが…。不肖の子ゆえの苦闘の類の生涯。
ふじさん
2024/08/11 15:56

柴田錬三郎賞受賞作。「何一つその天質を受け継がず、苦しみ抜くこともまた、苦しいのだ。」、この言葉が、類の生涯を的確に示していて心が痛む。偉大な父親の子どもは辛い。

が「ナイス!」と言っています。
ふじさん
弟の巧が主宰する「シアターフラッグ」は、ファンは多いが、資金不足で解散の危機が迫っていた。負債額は300万円。悩んだ巧は、兄に助けを求める。兄の司は、金を貸す代わりに「2年間で劇団の収益からこの300万円を返すこと。出来ない場合は劇団を潰す」という厳しい条件を出した。プロ声優・千歳が加わった劇団10名に、春川司を迎え入れ、「シアターフラッグ」はその目標の達成に向け再スタートを切る。不器用で金銭感覚の乏しい集団は、借金返済に向けて全力疾走がする…。それぞれの個性が際立ち、思わず励ましの拍手を送りたくなる。
が「ナイス!」と言っています。
ふじさん
市井人情小説の名手が描いた江戸のお仕事小説。口入れ屋「きまり屋」に出戻ったおふくが主人公。色気より喰い気、働き者で気立てがよいおふくは助っ人女中として様々な奉公先に出向き、一筋縄ではいかない人生模様を目の当たりするうちに、自分も前向きに生きようと心を決める。個人的に好きなのは、表題作「昨日みた夢」、武家の女中の代わりに出向いた八丁堀で出会った辛く切ない生き方をしている嫁の話とおふくの元夫の勇次との再会を描いた作品。虐げられた女性の新たな旅立ちが語られるが、思わず涙が。思わず「家政婦は見た!」を思い出した。
が「ナイス!」と言っています。
ふじさん
栗林忠道の辞世の歌、本来は「…悲しき」が「…口惜し」に書き換えられていた。読むたびにここの部分にいら立ちを覚える。彼の決別電報等も都合の悪い部分は改竄され、新聞に発表される。まさに、当時の大本営の本質が分かる。栗林は、合理主義者で、前例に捉われず自分の目で見た現状を元に戦い方を模索し、水涸れ弾尽き、地獄と化した本土防衛の最前戦・硫黄島を死守することに全力を注ぐ。玉砕を禁じ、自決を選ばず、部下たちと敵陣に突撃して死んだ彼の姿を妻子に宛てた手紙等を通して描いた感涙の記録。どんな戦記よりも読み応えあり。
ふじさん
2024/08/06 15:49

大家壮一ノンフィクション賞受賞作。栗林忠道の人間性や生き方が淡々と静かなタッチで描かれていて何度読んで、感動する。是非多くの人に読んでほしい1冊。

が「ナイス!」と言っています。
ふじさん
染井為人の5作目読破。亡き弟を人違いで半殺しにした半グレ集団「凶徒聯合」をたった一人で壊滅させるハードボイルドなストリーの物語だが、内容はそんな簡単に語れるものではなかった。そこには、事件の被害者、加害者、関わった家族の姿を多角的な角度から描いた作品。「正体」同様、辛く哀しい物語が展開する。今の社会が抱えた闇の世界が、次々と明らかになり、心が痛む。「罪」と「罰」、更には今の時代、正義とは?、様々な問いが読者に突きつけれれる重いテーマの作品。天野英介の生き方をどう捉えるかも大事なテーマの一つかもしれない。
yomineko@ヴィタリにゃん
2024/08/05 16:43

こんにちは~🌞最近、染井為人先生を読めていません!!!読みたい本に登録させて頂きました📚

が「ナイス!」と言っています。
ふじさん
東城大学医学部総合外科学教室に、新たに訪れた革命児・天城雪彦が主人公。外科研修医世良の任務は、モナコから天才外科医天城を東城大学に連れ帰ること。世良の連れ帰った天城が託された仕事は、大学に心臓外科センターを作ることだった。彼の登場は、大学内に波紋を広げる、そんな中で、東城大病院を大きく揺るがす天城による日本初の公開手術が行われることになる。さて結果は?天城が語る一言一言が、日本の大学病院の硬直化や医療制度の問題点を見事に言い当てており、ぐうの音も出ない。天城を初め、登場人物の個性が際立ち面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
ふじさん
15年ぶりの再読。戦争三部作ほどの冒険小説要素は強くわないし、ボリュームたっぷりの「警察の血」やサスペンスみなぎる道警シリーズと比べると物足りなさを感じるが、彼の持っている端正な叙情が光る佳作。主人公の神崎は、何者かに命を狙われ、殺人の濡れ衣を着せられたまま東ドイツへと亡命。その後の消息が分からぬまま、5年が過ぎ、事件の関係者に謎の手紙が届く。神崎を追う公安警察もその情報を掴む。それぞれが、それぞれの思いを胸に、雨の小樽へと招き寄せられたとき、ついに凄絶な復讐劇の幕が切って落とされた。やはり面白かった。
秀玉
2024/08/02 08:26

私も若かりし頃をすぎたあたりで読みましたよ。この作家さんは好きです。

ふじさん
2024/08/02 08:41

同郷で同じ年ということもあり、好きな作家の一人です。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/09/28(1971日経過)
記録初日
2019/09/28(1971日経過)
読んだ本
1478冊(1日平均0.75冊)
読んだページ
495491ページ(1日平均251ページ)
感想・レビュー
1476件(投稿率99.9%)
本棚
10棚
性別
現住所
北海道
自己紹介

趣味は、読書、クラシック音楽鑑賞、サッカー観戦、落語鑑賞です。
好きな作家は、
藤沢周平、宇江佐真理
朝井まかて、西條加奈
乙川優三郎、葉室麟
沢木耕太郎、池井戸潤
横山秀夫、東野圭吾
原田マハ、中山七里、
三浦しをん、柚月裕子です。
若い頃から好きで読んだ作家は、
松本清張、山本周五郎、藤沢周平
城山三郎、吉村昭、沢木耕太郎
山際淳司、宮城谷昌光、
佐々木譲、宮部みゆきです。
図書館で本を借りるようになって、
読む作家の幅が広がりました。
古本屋の存在も大きいです。
少しずつ読みたい本が減ってきました。

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