楽しかったです。安楽椅子探偵ものになるのか、認知症の祖父と孫娘が、日常の謎（といっても、殺人もあります）を解き明かします。謎にバラエティがあるし、登場人物も好感を持てる人たちで、おもに古典のミステリへのオマージュが山盛りで、次々頁をめくりました。

楽しかったです。安楽椅子探偵ものになるのか、認知症の祖父と孫娘が、日常の謎（といっても、殺人もあります）を解き明かします。謎にバラエティがあるし、登場人物も好感を持てる人たちで、おもに古典のミステリへのオマージュが山盛りで、次々頁をめくりました。

有栖川有栖選 必読！ Selection2。面白かったです。1961年発表なので、昭和レトロな雰囲気満載だけど、古ぼけていなくてすいすい読めました。保険金600万円は、さすがに、脳内で6000万円に増額して読みました。このトリックは、スマホのある今は無理かな、なんとか再現できるかな。トリックと、人物造詣と、ストーリー展開が見事でした。2016年に、松下由樹主演で映像化されているようで、見てみたい気がします。

しゃばけシリーズ21。表題作の『こいごころ』、切なくてうるっとしました。ほかも、『せいぞろい』では妖だけではなく、河童も天狗も、まさにせいぞろいで楽しかったです。しゃばけシリーズも残り少なくなってきました。早く読みたいような、ゆっくり読みたいような。

探偵・竹花シリーズ3。偶然、子ども連れ去り現場に居合わせて、その時一緒にいた新浦と共に、その子どもと母親真澄を探し出して守ることに。ストーリーはわりと単純だけど、元大手証券会社社員、いまはホームレスの新浦、真澄とともに違法カジノのディーラーをしている遥香など、登場人物が魅力的でやっぱりこのシリーズ追いかけようと思いました。

建築探偵シリーズ　番外編。国内の近代建築を訪ねるルポルタージュと、桜井京介ほかメンバーが同行しているというフィクションを併せたものです。載っている建物、実物を見てみたくなります。写真も載っているのだけど、小さすぎて全然見えなくて残念でした。参考図書ブックガイドも収載されています。

ジェフリーディーヴァー短編集、2冊目。粒ぞろいで、楽しい読書でした。登場人物が騙し騙され、私も騙されの16編。リンカーン・ライムシリーズから、短編集と満喫できました。ジェフリーディーヴァー、キャサリン・ダンスシリーズもあるけど、一旦離れます。

スープ屋しずくシリーズ5。今回は子どもがテーマでした。4話あり、途中で飽きずに最後まで楽しく読めました。ただ、麻野さん（シェフ）と実母のあいだに確執があることを、理恵は具体的には知らないけど何かあることは知っている前提で話が進むのだけど、え、今までにそんな話出てきてたっけ？となってしまったのは、私が忘れっぽいからかしら。子どもの話となると虐待とかネグレクトになりがちなところ、そこまでひどい話はなくて、それでいてすいすい読ませるところはさすが友井羊さん、でした。