専門的な説明とのバランスなのだろうか、キャラクター造形がいずれも類型的、記号的なのは否めない。特に見河原こなみは酷い。まるでＢ級C級アニメの頭の弱い(というかおかしい)ヒロインそのもので、読んでいて苦痛だった。後書を読むとどうやら作者も後に気になったらしい。肝心の内容は壮大な話やテーマをよくコンパクトにまとめたな、と感心する。ただ、アイデアを専門用語と記号的キャラクターでギコギコ動かしただけ感もする。設定的に一番キャラが立ってたのはフィリピンのアルワハブだろうか。

この著者は結構好きで、図書室のうみはかなり好きだったのだが、体調のせいか、好みが変わったか、いまいち楽しめなかった。

専門的な説明とのバランスなのだろうか、キャラクター造形がいずれも類型的、記号的なのは否めない。特に見河原こなみは酷い。まるでＢ級C級アニメの頭の弱い(というかおかしい)ヒロインそのもので、読んでいて苦痛だった。後書を読むとどうやら作者も後に気になったらしい。肝心の内容は壮大な話やテーマをよくコンパクトにまとめたな、と感心する。ただ、アイデアを専門用語と記号的キャラクターでギコギコ動かしただけ感もする。設定的に一番キャラが立ってたのはフィリピンのアルワハブだろうか。