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2025年12月の読書メーターまとめ

coldsurgeon
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2025年12月に読んだ本
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2025年12月のお気に入られ登録
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2025年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

coldsurgeon
成瀬あかりシリーズ第3部を楽しませていただきました。仕事の都合で1年間滋賀県に住み、ちょくちょく京都に出かけたころを思い出し、いろいろな地名が懐かしく浮かび、成瀬の傍でともに行動している気がした。成瀬を取り巻く人々、彼女と出会い、その自らの思いのまま生きようとする姿に影響を受ける展開に、心は動かされる。淡々と物語は進むが、小さな驚きが連続する展開は、相変わらず。もう完結編だろうか。まだまだ続くような気がする。
が「ナイス!」と言っています。

2025年12月の感想・レビュー一覧
26

coldsurgeon
日本酒は食中酒として最高だ。伝統的日本酒造りがユネスコ無形文化遺産に登録された。だからこそ、日本酒がどのようにして製造されるか、いろいろな種類の日本酒の造り方の違いが、どのように風味やうまみに影響を与えるのかを知りたかった。日本酒酵母が、ブドウ糖だけでなく、たんぱく質も代謝して、アルコールとアミノ酸、アミノ酸代謝産物で、うまみや風味を生み出していることを知ることができた。日本酒の味わい方が変わる。
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coldsurgeon
医療現場における臨床倫理的な悩みは尽きない、だから興味深い読書となった。人生終末期における治療手段の選択、あるいは治療の中止、治療控えなど、医療現場には患者の数だけ課題が生まれる。臨床倫理として、課題に立ち向かうために医学的適応(善行と無危害の原則)、患者の意向(自律性尊重の原則)、QOL(善行と無危害と自律性尊重の原則)、周囲の状況(忠実義務と公正の原則)に事実を分類整理する仕方が、うまく解説されていると思う。コンサルチームの一員となった気で、個々のケースを読み進めると、有意義だ。
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coldsurgeon
前田エマという著作家を知らずエッセイを読む。個性的で知的で、警戒心が乏しめの勇敢さ・積極性がある。言葉や文章に特別のきらめきはないが、ひとつひとつのエピソードが、人としての生き方に何らかの示唆を与えてくれる気がする。人間というのは、人生のペースをお互いに預け合いながら進んでいく生き物だという一文には、大きくうなずいた。
雨宮 恒一
2025/12/24 15:46

私もこのエッセイは、派手さはないのに、読み進めるうちに静かに残る言葉が多いと感じました。前田エマさんの視点は、何かを断定するというより、「揺れながら考え続ける姿勢」そのものが伝わってきますよね。人生を一緒に進む“ペース”という表現も、とても人間的で印象に残りました。 この本の中で、coldsurgeonさん自身がいちばん「今の自分」に重なったエピソードはどれでしたか?

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coldsurgeon
宮本武蔵の最晩年を描いた物語。いかなる状況で終焉の地。熊本に向かい、その地でどのようにして「五輪書」を書き上げて生命を終えたのか。生涯多くの戦いに敗れることなく、剣豪として大兵法者として名を知られた者ゆえに、その言葉に重みや強さがあったと思う。師を持たず自己研鑽だけで人生を歩み生き抜いたのだろう。
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coldsurgeon
爆発を予告する取調室の容疑者を、邪悪な犯罪怪物に仕立てようとするのは誰だ。望んでいなかった世の中、世の中に臨まれない自分に、関心を持ってもらいたく、連続爆発事件の首謀者となろうとした男を、様々な警察官が、自らの心に問いかけながら、右往左往しながら対応するミステリーだった。映像化されるだけあり、個々の人物の描き方が面白いと思った。
coldsurgeon
2026/01/05 20:34

心理ゲームの様相を呈していますが、実はサスペンスそのものかと思います。

晴
2026/01/06 00:35

確かに、心理戦の要素もありますが、最終的にはサスペンスが主軸になっている作品ですよね。その緊張感が引き立てて、より引き込まれる感じがします。

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coldsurgeon
日本人でありながら、中東の戦闘地帯で育った青年外科医。現場で医療技術を身に着け、日本での医師資格は有していない設定だ。いわゆる闇外科医。しかし手術により救命するという意思は強く、高い技術力を、その集中力を、友人とともに金銭にかけていく。医療倫理とはくくれない、生き方、生き抜くための倫理を展開している。医療小説として、少し考えながら、楽しむことができた。
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coldsurgeon
俳句と小説のコラボレーション。俳句が描く風景やその背景を、短編として描く。宮部みゆきらしさが出たものもあれば、少し異なる作風もあり、意外と楽しめる。「ぼんくら」」シリーズなども好きだが、こんな短編集もいいもんだ。作者自身の俳句と物語が並ぶと、少なくとも3つの面で物語が楽しめる。俳句の切り取った風景、短編が描く風景、そして読み手の生きてきた情景を通して風景。
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coldsurgeon
「やさしさ」とか「配慮」という言葉は、柔らかそうな響きを持つが、ひょっとして鋭利な刃かもしれない。我が家を見つめ、子どもやその子供(孫)の日々の成長を目にすると、どのように接しようか、時々悩む。一人の立派な(?)大人として、範を示すべきかと思うこともある。でも、いい加減に生きていても、なんとかなるという姿を見せるのも、いいのだと教えられる。「良い親」の唯一の定義は、子どもの人生を邪魔しない人だ。人生を楽しむコツは「よいこと」を大切に後まで取っておかないこと!
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coldsurgeon
本に関する話だが、二人の男の支離滅裂な妄想により生まれた物語かもしれない。なんとなく気になり、面白いと思える話もあるが、二人のうちのどちらが、その話を作り上げたかはわからない。又吉とノリタケの、絵本のような妄想本を読んでしまった。次作があるらしいが、どうしようか。
zero1
2025/12/18 21:46

こんばんは。【ノリタケ】ではなく【ヨシタケ】でしょう💦。

coldsurgeon
2025/12/19 06:15

そうでした、「ヨシタケ」さんでした。

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coldsurgeon
いろいろなタイプの読書人がいることがわかる。読書は本を探すところから始まるが、その端緒は、さまざまである。何かの目的がある人もいれば、何気なく本に出合う人もいる。っ読むべき本は読むべきタイミングで、本のほうからやってくるという。読書によって教養は身につかないと。教養の対極にある雑学こそが、読書の醍醐味だ、と。私もそう思う。「いつか役立つかもしれない雑学」うぃ積み上げることこそ、本当の教養となるだろう。
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coldsurgeon
移植された臓器の記憶という魅惑的なテーマを追う中で、その記憶の発生源が明らかにされる過程は、まさに医療ミステリー。HLAの完全一致が、血縁関係のない他人間に生じる可能性は、きわめてまれであることに、気づけばと、複製回収のうまさを称えるしかないか。タイトルにすべての謎が秘められていた。
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coldsurgeon
植田茂兵衛の奮戦記は、いよいよ関ケ原の戦場へ。徳川家康が着陣し、茂兵衛の活躍というか引き回されという状況が、次々と展開されていく。小早川秀秋への問鉄砲は、実際にはなかったのが史実となろうとしているが、茂兵衛の指揮する鉄砲組が行うのならば、物語として成立するのだろう。戦いの勝敗がほぼ決したところで、いよいよ島津義弘の登場である。植田茂兵衛は、いかに戦い、どのように描かれるのか。
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coldsurgeon
まだまだ診療や手術の技術の成長が期待できる青年外科医が、福島県の被災過疎地へ、地域医療を担うために向かう物語である。30歳代の外科医が、特段の理由なくメスを置くなど、多くの患者に迷惑なことだと思い読み進めた。地域医療での様々な経験や人との出会いにより、再び外科医への道を歩み始める展開は妥当だと思う。がんばれ、雨野隆治先生。
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おぞましすぎる「家族」による大量変死事件に基づいたクライムエンターテイメント。良心と呼ぶべきものを持たず、常井に自分の欲望に忠実で、他人を支配し利用することだけを考える冷酷な頭を持って生まれてくる者がいるらしい。そんな人が家族を持つと起きる惨劇か。家族とは何であろうか、流砂を伴う沼のように、逃れえぬ運命となる形態なのかもしれない。血縁とは限らない家族という形は、法的にも規定されていないと。そしてその中で起きる出来事は、民事不介入という建前のもと、なかったことになる。おぞましい。
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coldsurgeon
闇が何層にも深い物語だ。殺人犯を明らかにするという展開であれば、丹念に伏線を回収して注意深く読み進めばよいのだが、作者の意図を追いかけようとすれば迷路に入り込む。迷路に入り込んだ状態から、結末を読めば、心の均衡は崩れてしまう。ミステリーであり、ミステリーではない物語と築くと、読後にしばらく考え込んでしまう。一つのものを見ることがあっても、頭の中にとらえる映像・見方は、人により異なることを、改めて認識させられる。見ている対象が同じであっても、違う見え方をすることがあるのは、注意しなければならない。
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coldsurgeon
なぜ私がこの物語を読もうとしたかが、読み終えてわかる、何かに導かれ、思うがままに生きる男の姿をしるため。猛将長岡忠興は、謀略の末に怪物一色五郎を討ち果たす。五郎の強さと思いやりのある男気にほだされ、友と感じ、自らの家臣となるように懇願したのちに、歴史の流れに飲まれてしまった。五郎は、歴史の流れに逆らうことが出来たのに、自らの情に敗れた。心を震わせる物語だった。
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coldsurgeon
社会制度、政治、文化、宗教など、歴史を振り返ると、そこには必ず今につながる「分岐点」がある。「分岐点はどこだったのか」「今が分岐点ではないか」という問いとして考える「分岐点思考」が、人任せにしない「当事者意識」だと著者はいう。歴史を学び、そのような分岐点について考えることは、不確かな未来に対して「踏み込んで活路を開く」姿勢を持つ機会となり、その姿勢が明るい未来につながるのではないだろうか。人は自分と異なるもの、「他者性」を受け入れていくことで成熟するのであるから、さらに読書を続けたい。
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coldsurgeon
なかなか変わることができないでいる自分を変えるためには、何かを新たな習慣にする必要がある。たとえ些細な事、小さな一歩でもよいので、始めたいと思う。科学的に証明された、エビデンスに基づいた習慣の提案は、それを読むだけで、自分を変えることができるという気持ちにさせる。とても面白い本でした。
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coldsurgeon
安土桃山時代を疾風のように駆け抜けた馬鹿強い戦国大名一色家の末尾を飾る一色五郎(義定か)の半生を描く物語。新聞連載を少し読んでいたが、書籍化されると、さらに面白い。若き頃の織田信長を彷彿させる生きざまには、心を躍らせる。丹後の地にいたからこそ、細川忠興と終生争うことになるが、忠興の心に強く刻印されたことであろう。信長に愛され始めた五郎が、本能寺の変により、どのような運命に翻弄されていくのだろうか。後半が楽しみだ。
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coldsurgeon
明治時代から昭和の戦後にかけて、日本における女性教育の向上を目指して活躍した河井道の一代記である。初めてしる女性教育者だが、彼女の周囲には、歴史の著名人が多く登場する。誰かの心に灯りをともせる仕事を願い、幾多の困難を越えていく姿勢に驚くことばかりだ。日本は個人に多くの負担を背負わせる一方、一人ひとりは自分の足元を照らすことしかできないでいるという。男女の区別なく、教育により、次の世代に、よりよい社会づくりを託そうとした河井道の志を、ランタンの灯りを引き継ぐよう、伝わることを願いたい。
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成瀬あかりシリーズ第3部を楽しませていただきました。仕事の都合で1年間滋賀県に住み、ちょくちょく京都に出かけたころを思い出し、いろいろな地名が懐かしく浮かび、成瀬の傍でともに行動している気がした。成瀬を取り巻く人々、彼女と出会い、その自らの思いのまま生きようとする姿に影響を受ける展開に、心は動かされる。淡々と物語は進むが、小さな驚きが連続する展開は、相変わらず。もう完結編だろうか。まだまだ続くような気がする。
が「ナイス!」と言っています。
coldsurgeon
自分の生きざまを、いくつかの後悔を入れながら、思うように生きようとしている作者のエッセイは、読んでいて楽しい。女性として中年となり、「老けた後、どう生きるか」「失った若さの代わりに、何を得たのかを見せるか」とシニア世代に響く言葉を紡ぐ。誕生日ケーキのろうそくがどんどん増えていくこれからの時期、見た目より好奇心の持続が大切だという言葉に賛成。
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coldsurgeon
本好きのための本好きの人による本好きの人に向けたエッセイ集第2弾。本を読むことが好きで、本を手にすることが好きで、そんな本を探したり眺めたりあるいはぶらぶらするために本屋へ出かける。本が好きでない人生を考えることが出来ない気持ちはよくわかり、楽しいエピソードや作者の考え方が、満載だ。本依存症の仲間として、引き続きエールを送ります。
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coldsurgeon
以前勤務したことがある大学病院消化器内科医による、脳腸相関がどのような仕組むを人の体の中に展開しているかの現在的理解を提示した書籍。長官神経系の存在により第2の脳といわれている所以、5つの消化管ホルモンの存在、IgAやノーベル賞で話題となったTレグなどの免疫系の関与、超兄細菌叢と短鎖脂肪酸の関わり、などエビデンスがうまく説明されている。医療的な内容として、過敏性腸症候群に対する認知行動療法の臨床試験が良好な結果を示したことは、興味深かった。腸管環境の重要性が、多くの研究によって認識されることを祈る。
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coldsurgeon
前作「ぼんくら」の後日談であり、前作の完結編でもある物語の新装版。14年前に読んだ物語であるが、すっかり内容を忘れており、新鮮だった。湊屋お家騒動の顛末が明らかになり、いくつかの謎が解き明かされて、つくづく人の心の闇の深さと暗さにおののいてしまう。江戸人情のあつさは、罪を許すことではなく、人を心の囚われ事から解き放つやさしさと強さを持っている。作者は、それをずっと追い求めている。
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coldsurgeon
既読の物語だが新装版ということで、改めて読み始める。この話の前に起きた「ぼんくら」での出来事を思い出しながら、読み進める。江戸の町の風情と人情を楽しみながら、穏やかだが、何かとざわめいたいくつかの事件が、重要な伏線となっていく。時代劇ミステリーだから当然なのだが、どのようにそれら伏線が回収されるかは、下巻を読まなくては。既読のはずだが、多くのことを忘れ、それだから余計に楽しんでいる。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/04/30(5367日経過)
記録初日
2011/01/03(5484日経過)
読んだ本
4550冊(1日平均0.83冊)
読んだページ
1423237ページ(1日平均259ページ)
感想・レビュー
4396件(投稿率96.6%)
本棚
63棚
性別
年齢
70歳
血液型
B型
現住所
愛知県
URL/ブログ
https://www.facebook.com/eri.ootsuka.7#!/masakazu.ishikawa.10
自己紹介

職場以外に仕事を持ち出さないために読書熱を再燃しました。

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