この中で好きだったのは「冬晴れの遠出の先の野辺送り」だ。うちの村でも二十年前までは野辺送りが残っていた。村道を紙細工の旗、幟が風に吹かれて、そのあと数人に担がれた棺がゆき、その後を遺族が連なる。村人みんなで道端で見送ったものだった。

巨大な印刷工場、全国に張り巡らせた販売網がなくともスマホ片手に自分の考えを発信できる時代かぁ。なるほどね。わたしはやっぱり新聞を読みたいとまだ思っているが、若い人たちはもうそんなことは思っていないのかもしれない。例えばだが、トランプとその政敵を見れば、お互いの主張はフェイクだと言い合いもう、何が事実かさえ混沌としている。こんな世界、世の中は底のない沼のようだ。今日は新聞の一面に餓死寸前の子供の写真が載っていた。新聞に期待したい。

家をこんなに涙ぐましい努力で持ってでしか確保できないなんて、おかしいと思う。間違っている。みんな働いて働いて手に入れた家なのに、悩みの種になってしまうなんて。

いいお話だった。「自身の権力を己のために行使しないこと。既得権益、人事権、予算‥そうしたものに毛先ほどでも私欲を絡めたら、直ちにその職を辞さなくては駄目。人の上に立つものの最低条件」この言葉そのまま、あの政治家たちに。

なるほどと納得。何事も半分でいいとなると気も楽だし、自分を責めることも減る。残りが見えてきた人生を味わって生きてい行きたい。

この中で好きだったのは「冬晴れの遠出の先の野辺送り」だ。うちの村でも二十年前までは野辺送りが残っていた。村道を紙細工の旗、幟が風に吹かれて、そのあと数人に担がれた棺がゆき、その後を遺族が連なる。村人みんなで道端で見送ったものだった。

やたら面白かった。言われてみれば、我々の多くは、もっともっとと欲望に絡み取られた生活だ。そこからの脱出に成功した作者に敬意。いざ、わたしもと、本棚の本、新品もあるが持ち出して引っ括った。筆者の母親の姿が自分の姿にオーバーラップしたのでね。やたら料理本が多いとか、あーもう出来もしないのに持っているなんておんなじだ。

面白かった。最近、売られているイチゴに「あまおう」「章姫」‥名前がたくさんあるよね、と思っていたが、このような仕組みだったのか！新品種の商標権を掠め取ろうとする大商社との闘いは頭が法律用語でぐちゃぐちゃになったが、これからはイチゴを見る度、新品種を産み出す苦労に思いを馳せそうだ。