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2025年10月の読書メーターまとめ

ちゑ
読んだ本
7
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2767ページ
感想・レビュー
7
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347ナイス
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2025年10月に読んだ本
7

2025年10月のお気に入られ登録
1

  • Lemony

2025年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ちゑ
ネタバレ前作の真相は謎のまま。2作目のコレで何かがぼんやり見えたような気がしたものの、さらに謎を上塗りして終了。全4巻、最後まで邦訳が続くのかが専らの懸念事項。今作ではジータの過去が明らかになり、現在の事件とリンクする偶然性に、君もか⁈…だし、やっぱり旧東独の負の遺産が関わってくるのね…と言わざるを得ない既視感のある展開に少々閉口。とはいえ、スプリット画面を見るような進行は、スピード感があり先が気になるのは確か。トムの父親だけでなく妻にも闇がありそうな不穏な空気が漂う状態でのクリフハンガー、しんどいわ。
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2025年10月にナイスが最も多かったつぶやき

ちゑ

太宰府天満宮〜竈門神社、九州国立博物館等を巡った9月。中でも福岡市博物館所蔵の金印『漢委奴国王』が印象的。教科書で見た考古遺物が目の前にあるのだけれど衝撃の小ささ!まあ、ハンコだし、我が家の認め印と同じようなものか…(ちがう)。教科書の再読も楽しそうでいいかな。 2025年9月の読書メーター 読んだ本の数:8冊 読んだページ数:2240ページ ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1076924/summary/monthly/2025/9

が「ナイス!」と言っています。

2025年10月の感想・レビュー一覧
7

ちゑ
ネタバレ九代将軍 徳川家重とその通詞/忠光の絆の物語『まいまいつぶろ』前2作に連なる本作。ここでは、家重に〈またうど〉の者と評された田沼意次の生涯を描き、家重らの残像に上塗りされる新たな絆にまたぞろ涙目。賄賂政治家のイメージがつきまとう意次も、ここでは善人。同じ事象をとっても解釈の違いで見え具合がこうも変わるのか。いずれにしても史実は変わらず、その時代に意次が成したことは今の我らに繋がっている。田沼時代がなければ寛政の改革もなかっただろうし、重商と重農(=民)、攻と守…この世はそれの繰り返し。歴史って面白い。
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ちゑ
ネタバレその昔、筋少にハマった頃もあったけれど、まさかこの曲『香奈、頭をよくしてあげよう』に泣かされる日が来るとは…。街の小さなカラオケボックスを拠り所にした連作短編集。そこに寄る人たちの世界は優しくてちょっとせつない。年々、自分の心に弾力が無くなってきているのではと心配する身にも大いに沁みた。〈じゃないほうじゃない者〉の代表としてジョブズや矢沢をあげて、彼らのような凄い人にならなくても大丈夫と安心をくれ、我ら凡人=じゃないほうの生き方を照らしてくれる人生讃歌、私はそう受け取った。
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ちゑ
ネタバレ合法という概念は忘れていい。この突き抜けっぷりを楽しむべし。映画『日本で一番悪い奴ら』の元ネタ事件をイメージしながら構えていたが、そのさらに上をいく壮大で大仰な結末には唸るしかない。自分たちにとって大切な人間の不審死の謎を追うために、にわか仕立てのバディを組んだ2人の男が北の大地で繰り広げる追跡行。ありえないほど容赦なし!ありえないと思っても、なんだか許せてしまうリアリティと説得力。純文学からのエンタメシフトでも硬質な文体は不変で、不思議な魅力のある力作だ。
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ちゑ
ネタバレ気持ちよく騙された感の無いどんでん返しは、作者の「どうだ驚いただろ?!」というドヤ顔を想像させ、この長い年月の物語も一気に興醒めだ。真相の中心にいる犯人にも「なんともご苦労なこってすな」という言葉だけを贈りたい気分。殺人を犯した後、4年間眠りっぱなしだという女性アンナを、犯罪心理学者が持論に則って覚醒させる序盤のワクワクを返せ(笑) 夢や睡眠中の出来事という不確かなものには不穏さが漂い、そこに耳新しい専門用語も加わって色濃いサスペンスになり得たはずだっただけに、二転三転の輪郭の鈍さが残念。
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ちゑ
東京国立博物館に行く機会があり、開催中の特別展『運慶』の予習を兼ねて手に取った1冊。この展覧会では像との距離が近く、背部までしっかりと拝観できることが特徴の1つだ。運慶作品は私の大好きな奈良/興福寺からの出陳。ここは近年、再建工事が続き、何かと慌ただしい伽藍という印象だったので、この本を眺めていると本来の姿の興福寺を静かにゆっくりと歩きたいなぁという気分になってくる。そして、仏像の写真に添えられた文章の的確な表現にうっとりし、それを早く体感したくてウズウズしてきた。いざ、トーハクへ。
ちゑ
2025/10/06 23:58

世親立像「どこまでも真理を追求しようとする何かを問いかけるような表情が、対峙する者をその場に釘付けにする」──この通りの姿が眼前にあった。

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ちゑ
ネタバレ前作の真相は謎のまま。2作目のコレで何かがぼんやり見えたような気がしたものの、さらに謎を上塗りして終了。全4巻、最後まで邦訳が続くのかが専らの懸念事項。今作ではジータの過去が明らかになり、現在の事件とリンクする偶然性に、君もか⁈…だし、やっぱり旧東独の負の遺産が関わってくるのね…と言わざるを得ない既視感のある展開に少々閉口。とはいえ、スプリット画面を見るような進行は、スピード感があり先が気になるのは確か。トムの父親だけでなく妻にも闇がありそうな不穏な空気が漂う状態でのクリフハンガー、しんどいわ。
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ちゑ
ネタバレ〈どちらかと言えば辛口〉選りすぐりの上級シニア100人のみが入居する超高級老人ホームでの物語。ホームのレクリエーションの一環としてディベート方式による『臨終トーナメント』の中で、いわゆる「人生の成功者」たちが過去を反芻して語る持論には、納得できる部分も多い。ただ、社会派エンタメ小説として世の道理を説いているのだと思うが、老いに突入している身には、そんな風に考えたこともあったな…と遠い目だ。逆に、努力や信念や自由をこんな風に言い切ることができるのが羨ましい。トーナメントの優勝商品、こんなものは私はいらない。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/12/19(2186日経過)
記録初日
2019/12/20(2185日経過)
読んだ本
970冊(1日平均0.44冊)
読んだページ
358658ページ(1日平均164ページ)
感想・レビュー
845件(投稿率87.1%)
本棚
19棚
自己紹介

2019年12月から、お世話になっています。
子供の頃、デュマの『モンテ・クリスト伯』を読んで以来、本の虜。沢木耕太郎は若かりし頃の私のバイブル。『高熱隧道』を筆頭に吉村昭はその名を目にするだけで心が震え、山本周五郎は『さぶ』に始まる人生の道標。
自己啓発本とホラーは苦手ですが、なんでもニュートラルに読みたい派。

読メを知る前の5年程の本は、思い出しながらボツボツと登録していますが、それ以前のものは、遠い記憶の中だけに…。

本と映画と音楽好き。老眼鏡のお年頃。よろしくお願いいたします。

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