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2024年5月の読書メーターまとめ

ハルサイ
読んだ本
8
読んだページ
2592ページ
感想・レビュー
8
ナイス
180ナイス

2024年5月に読んだ本
8

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ハルサイ
ネタバレ自分には筆者の本は全部同じに見えて、少し飽いてきた感じ。少しハートウォーミングな連作、どころどころに別の話の登場人物が出てくる。本作では雫田さんはすごく良いキャラだったので、他の一面も見てみたかったが、彼女は再登場せず。短くてさらっと読めるのは良いが、同じパターンならば、もう少し一つ一つの話が力があってほしかった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
8

ハルサイ
ネタバレ自分には筆者の本は全部同じに見えて、少し飽いてきた感じ。少しハートウォーミングな連作、どころどころに別の話の登場人物が出てくる。本作では雫田さんはすごく良いキャラだったので、他の一面も見てみたかったが、彼女は再登場せず。短くてさらっと読めるのは良いが、同じパターンならば、もう少し一つ一つの話が力があってほしかった。
が「ナイス!」と言っています。
ハルサイ
ネタバレ現実感ゼロのミステリのためのミステリ。でも面白い。犯人はこの人かな?と思った通りだが、前半のあの夜の「私は彼女に聞きたいことがあったけど」の時点で全て決まっていたとは。「誰に?それは」「なかなか返事は思いつかなかった」「訝し気な表情」、ちりばめられた伏線。彼女には犯人が誰か最初からわかっていたとは。そして死なずに良かったという言葉の怖さ。軽く「どうにかしなきゃだし」ってどうするつもりだったの!戒律は生涯をかけて守るもの。軽く殺人を語る犯人に対し、彼女は最後まで戒律を守るしかないんだろうなあ。
が「ナイス!」と言っています。
ハルサイ
ネタバレ警察捜査を知り尽くした最恐のモンスター、箱崎。良心や慈悲が皆無の悪逆ぶりと、冷徹かつ果断な判断と行動力。本当に怖い。対するは、玉川とたーやんの凸凹コンビの執念の捜査。完璧な犯罪の一つの綻びから、次々に糸を手繰って正体を明らかにして、追い詰める。そして、最後残りページから悪が栄えるバッドエンドかと思わせておいての、4ページでの怒涛の幕切れ。厚さを感じさせず、本当に面白い、惹きこまれる犯罪小説。最後の嫁はんの登場も「待ってました」という感じ。お金があっても怖いだけなので、さっさと使った方が良いのかも。
が「ナイス!」と言っています。
ハルサイ
ネタバレ作者曰くのとおり、読まなくても人生に全く支障のない、ゆるく時間がすすむエッセイ集。でも、まあ読書とはそんなもの。必ずしも、人生を変えたり、活力を与えたり、しなくても良いのではないか。ピカチュウぬいぐるみ、タクシードライパー、ハチプロ、観葉植物、ときどきに出会うものごとと筆者が熱くもなく冷たくもなく過ごす日々。自分も隙間時間にコーヒーでも飲みながらゆったりと読み、ときにクスリと笑える。そんなある意味至福の一冊。
が「ナイス!」と言っています。
ハルサイ
ネタバレ地下アイドル3人が、殺人に関わり、逃げ切れるか捕まるか、のクライムミステリ。文庫、題名、表紙に対して良い意味で予想を裏切られた。杜撰な計画を「疑われても死体がでなければ勝ち」と割り切る潔さ、大作業をやってのけた後の風呂の解放感、女性・アイドルが直面する理不尽さ、とよくわかる面白さ。そして、本当に意外だったあの人の正体。肩をふるわせて泣いているとみせかけて……の部分は本当に背筋が寒くなった。すらすら読めて、ミステリとして確り楽しめる一冊。
が「ナイス!」と言っています。
ハルサイ
ネタバレ天才バレエダンサー、振付師の人生を周囲の親しい人、そして最後は本人の回想で語る。いくつもの架空のバレエ作品で、バレエの素晴らしさを説く語り口は惹きつけられる。バレエ行ってみようかと思わせる。ただ、淡々と春の人生を経年で述べていく伝記的な感があり、今そこにいるような作品世界への没入感がなく、感情が揺さぶられなかった。泣くことも、怒ることも、どきどきすることもなく、読み飛ばしてしまった。自分にとっては蜜蜂の方が数段心に残る作品で、少し残念。春はどちらもいけたのね……、という部分が一番印象に残った。
が「ナイス!」と言っています。
ハルサイ
ネタバレ人に話しかけられやすいホテルマンの続と、破格の書家、遠田。ひょんな縁から出会った二人の交流。共感力の高い続のパンダの話は突拍子もなく、電車の中で笑いをかみ殺してしまった。遠田の人間としての魅力、闇、そして彼の書の吸引力が丁寧に描かれていて、惹きこまれる。短いながらも魅力ある作品ではあったが、遠田の人となりがわかったところで話が終わって、残念。もう少し、それを知ったうえでの話の展開を楽しみたかったとも思う。
が「ナイス!」と言っています。
ハルサイ
ネタバレ芥川賞作品。本質は難解なのだろうが、ポリティカルコレクトネス、過度の平等、生成AI、と身近な題材がちりばめられ、すらすら読了できた。一人語りの女性建築家は共感しきれないものの、脳内校閲を悶々と繰り返す様は、言葉を選ぶ自分にも投影できる。ザハの国立競技場が神宮に現れ、オリンピックも強行されたもう一つの東京で繰り広げられる設定も興味深い。犯罪者に共感を求める東京都同情塔の中、快適に過ごす犯罪者達、その現実は異形なのか寛容の極致なのか。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/01/02(1617日経過)
記録初日
2020/01/02(1617日経過)
読んだ本
373冊(1日平均0.23冊)
読んだページ
105251ページ(1日平均65ページ)
感想・レビュー
368件(投稿率98.7%)
本棚
0棚
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