2024年11月の読書メーター 読んだ本の数:12冊 読んだページ数:3243ページ ナイス数:263ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1092491/summary/monthly/2024/11
記念的な(狙ったのだが)500冊目の感想という節目。振り返れば、まったく本読まない大学生だった自分が初めて自分から手に取ったのがドラッカーだった。経営学部だったこともあるし、経営学って好きになれないなという時代にいたから。巷ではベンチャーブームで、圧倒的成長したい輩が溢れていた…。2005年に亡くなってるんだなって知らなかった。卒論書いてたから1番読んでた時期なのに不思議。テンニエス、エーリッヒフロム、カールポランニーなど同時代に、人間・社会を観察した偉大な書き手。
赤ちゃん(ゆる言語学ラジオでは、尊敬の念をこめて、赤さんと呼ぶ)はアブダクション推論や身体性をフル動員して言語を習得するという、とんでもない高度な学習をする。一方、義務教育課程においては、その学力を喪失しているように見受けられ、その原因を探る本。学びと遊びを離すと良く無い。ワークショップでも学んだことが、認知科学でも研究対象で、なんだか嬉しい。
村田沙耶香さんの頭の中がどうなってるのか知りたくて混乱。作家性すごい。振り返ってみたら5作目だった。多作でらっしゃり、まだ読める作品があるのが嬉しい。読んだ後、元に戻ってこれない衝撃のある作品だとおもう。上坂あゆみさんのポッドキャスト(確か♯110)を聴いた後ということもあり、こういう作品がまさに衝突。
↑♯111だった 人生ってやつは事故ること前提のゲーム 恋愛はバグ 偏見の正体は知識不足 などなど 直接的につながりはしないけど、この本が好きな人におすすめ 上坂あゆみの私より先に丁寧に暮らすな
出口思考の研究って、本当に画期的なイノベーションが起こり得ないよなと。役にたつなんて分からなかった領域だった高度な数学や、(書いてないけど)言語学の知見がいまの生成AI基礎理論になってるとおもうし。
岸正彦先生に、突如Twitterで絡んだのち、ちゃんと詫びるのが訂正。ゲンロンカフェがやっている終わりなき(制限時間なし)対話は祭感つよいだろうなと、参加してみたい気持ちあり。全員が疲れて納得するような体験が重要なんだろうと思う。
電車広告の脱毛だ美肌だハゲ予防だ、英会話だ転職だ自己啓発本やらやら‥このコンプレックス商材と同列に、能力関係のビジネスがある。リーダーシップ、コンピテンシー、メンタルなど。このコンサル業界は活況とのこと。最近きになるのは、スピリチュアル気味なコーチング会社が増えそうだなと。このままじゃいかん!って良し悪しで、生きるの辛いに直結するような極端さを解毒する本。ネガティヴケイパビリティにも言及。どこでも使える能力があるんじゃなくて、組み合わせ。
山口周さんはBCGの先輩らしい。浮世離れした面白さがある山口さんとは違い、現場の泥被り感あり。自身もスピリチュアルにハマってしまったという告白が生々しかった。
ローティを紹介した朱先生の発言や、虐殺器官(ハヤカワ文庫)でも思い知ったことだけど、社会ってやつは言語でできているわ。良くも悪くも言語、語り(ナラティブ)だわって思うと、社会構成主義って視座になるのだろうかと考えた。なお、和泉先生のご専門は言語哲学。
文化人類学の知見が紹介されているのも良かった。いっときの成功者がビッグマンぶらないように貶す!権力を危険視した狩猟採集社会の知恵。あと、失語症の症例から、悪口がプリミティブなものだと差異認識。動物のことばにも悪口はあるのだろうか。
とっ散らかった思考を整理するためのこころみ。物心ついた2008年(20歳、遅い)くらいから遡ってみたいと思っている。
私立大学職員。学問はなんのために。
2020年 1月26日 読書メーターを始める
本を思い出すの楽しい。
娘と息子が自分の幸せをみつけてほしい。
経営学と人類学が繋がって何とかならんかなと考えつつ、いろいろ読んでみる。
20231024に名前を微調整した。
20240323にプロフィールを簡潔にした。経営学×人類学の関心を掲げてみた。
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岸正彦先生に、突如Twitterで絡んだのち、ちゃんと詫びるのが訂正。ゲンロンカフェがやっている終わりなき(制限時間なし)対話は祭感つよいだろうなと、参加してみたい気持ちあり。全員が疲れて納得するような体験が重要なんだろうと思う。