読書メーター KADOKAWA Group

2024年2月の読書メーターまとめ

タナカとダイアローグ
読んだ本
6
読んだページ
1475ページ
感想・レビュー
6
ナイス
116ナイス

2024年2月に読んだ本
6

2024年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

タナカとダイアローグ
すごいぜNHK、朱さん‥ 最近感じている違和感である本音と建前、パブリックとプライベート、会話ってなに?、加害と被害など、足がかりになりそうなトピック満載。終極の語彙(ファイナルボキャブラリー)を目指しがちだった反省。温度と質感の異なることばの習得や想像力の拡張をすべく、文学も読むんだ決意。使う言葉が実態になってしまう、バザールとクラブの使い分け・危うさ。SNSが良さも悪さも増長する言葉との付き合い方について、真摯に取り組むことが倫理の重要課題な気がする。いまの思考が偶然性の産物って感覚は超重要と思った。
が「ナイス!」と言っています。

2024年2月にナイスが最も多かったつぶやき

タナカとダイアローグ

大著(万物の黎明)に手を出してしまい読書がとまった一月‥ 2024年1月の読書メーター 読んだ本の数:4冊 読んだページ数:1352ページ ナイス数:146ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1092491/summary/monthly/2024/1

が「ナイス!」と言っています。

2024年2月の感想・レビュー一覧
6

タナカとダイアローグ
一週間前くらいに読み終えたものの、言葉にならず浮かせてみていた。泡のように。感情を過去形にして眺めてみる、一人称を三人称にしてみる、未来の自分を読者想定してみるなどの効能を受け取った。いまの中学生ってこんなにしんどいの?的なことに気が取られてしまったのは良し悪しある気がする。良かったのは、内省的な主人公(タコ)がしゅんじゅんする様の追体験。悪かったのは、スクールカースト的な残酷さに引っ張られすぎて、日記を書くとかそんなことでもない気がするという、社会学的な課題が根深いんじゃないかと気になりすぎること。
が「ナイス!」と言っています。
タナカとダイアローグ
知識のドネルケバブモデル(肉片を貼り合わせて大きくする)からの転換。知識は相互関連するシステム。英単語は日本語の単語と一致するっていう観念からどうしても丸暗記してしまうことで、言語のOS切り替えがうまくいかない。将棋の羽生さんでも、同様のボードゲーム(チェスとか囲碁)をすんなり習得できるわけではないといった対比からよくわかる。教育の目的は探究人を育てること。松村圭一郎さんが、大学の目的は研究者マインドの養成(意訳)という問題意識を持っている点とも近い。知識の哲学と両輪で、認知科学の知見は必要。
が「ナイス!」と言っています。
タナカとダイアローグ
田村光平氏著書のあとがきに紹介されており、かねてから書店で並んでいた佇まいとタイトルの大胆さ(人類精神史‥!)で読むことに。小粒の研究者になるまいというような気概と、余命がないことを自覚しているのかという縦横無尽な領域を山田先生ならではの環世界で記述したものと受け取った。宗教の構造図解、イズムの図解等、大胆。知的好奇心を刺激、もっと知りたいと思う。
が「ナイス!」と言っています。
タナカとダイアローグ
すごいぜNHK、朱さん‥ 最近感じている違和感である本音と建前、パブリックとプライベート、会話ってなに?、加害と被害など、足がかりになりそうなトピック満載。終極の語彙(ファイナルボキャブラリー)を目指しがちだった反省。温度と質感の異なることばの習得や想像力の拡張をすべく、文学も読むんだ決意。使う言葉が実態になってしまう、バザールとクラブの使い分け・危うさ。SNSが良さも悪さも増長する言葉との付き合い方について、真摯に取り組むことが倫理の重要課題な気がする。いまの思考が偶然性の産物って感覚は超重要と思った。
が「ナイス!」と言っています。
タナカとダイアローグ
研究マインドの普及をしている教育者という印象を受けた。また、技術を通して人間を拡張・再定義する哲学者、独善的な利他主義者(落合氏自称)であり、大学所属と経営者が目的を達成するための居場所であり、名声・地位を目指したものではないよう。これは変態(秀才、天才ではない)この本は中高生に向けているということもたり、平易かつ脚注も丁寧で、目的に対してどう達成するか常に考え抜いているのだと感心した。デジタルネイチャー入門。細胞とミトコンドリアの関係から、人間とコンピュータを考えるところは痺れた。アトムとビットも
が「ナイス!」と言っています。
タナカとダイアローグ
社会システム論の視座から世界を眺めると、論点が引き出せますよ〜的な広さと深さを1人でやってみる趣旨(後書き、意訳)という表明のとおり、新書で読めるこの本は貴重だと思う。難解な言葉は使わず、それでも難しいのは、そもそも世界が複雑だからというのは本当にそうだと。ミメーシス(感染)するような凄いやつは利他的であるという言にあるとおり、小室直樹氏と廣松渉氏を師匠に持った宮台氏も利他的。社会の底が抜けたことを前提にしてどうするか。ギデンスの概念、再帰性について学んでみることに。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/01/25(1814日経過)
記録初日
2007/10/18(6296日経過)
読んだ本
505冊(1日平均0.08冊)
読んだページ
135144ページ(1日平均21ページ)
感想・レビュー
497件(投稿率98.4%)
本棚
103棚
自己紹介

とっ散らかった思考を整理するためのこころみ。物心ついた2008年(20歳、遅い)くらいから遡ってみたいと思っている。
私立大学職員。学問はなんのために。

2020年 1月26日 読書メーターを始める
本を思い出すの楽しい。
娘と息子が自分の幸せをみつけてほしい。
経営学と人類学が繋がって何とかならんかなと考えつつ、いろいろ読んでみる。

20231024に名前を微調整した。
20240323にプロフィールを簡潔にした。経営学×人類学の関心を掲げてみた。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう