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2025年11月の読書メーターまとめ

はるぱ
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感想・レビュー
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2025年11月に読んだ本
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2025年11月のお気に入られ登録
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  • むらさき
  • カンちゃん
  • DORA好き(´▽`ʃ♡ƪ)

2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

はるぱ
なるほど、選考委員の圧倒的な支持を得て江戸川乱歩賞を獲得したのは伊達でない。テンポのいい展開、クライマックスの意外性、文章、どれも一級品でスルスル読書の楽しみを満喫して読了。ただし、主要登場人物のキャラがイマイチ希薄でコクが足りないと思ってしまったかな。続編ありそう、それもきっと読むことになるんだろうなー。
が「ナイス!」と言っています。

2025年11月の感想・レビュー一覧
17

はるぱ
砥上裕將さん読了は「線は、僕を描く」以来2作目か。架空の地方都市の消防士と周囲の人々を描く連作短編集。胸アツのエンタメ作品であることは間違いないのだろうが、予定調和感となんとも言えない軽さがあって、読書体験としても手応えを感じられなかった。いや、面白かったんだけどさー。
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はるぱ
この手の本は“怖いモノ見たさ”で手にすることが多い。大阪という街は住んだことがないだけでなく何故か仕事でもほとんど行ったことがないので土地勘もないが、賭博・ドラッグ・風俗・事件・オカルト・B級グルメ情報などがてんこ盛りになっていて、予想通りの読み味。ただしひとつひとつの情報は至極あっさりしている。これからもあまりご縁がなさそうな街だなあ。
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はるぱ
大好きヨシタケシンスケさんがお悩み相談に。予想に反して(失礼!)イラストも少なめにとても真面目に回答してらっしゃるのだが、そこはヨシタケさん、イジイジクヨクヨした脱力系の回答に勇気をたっぷりいただけるという趣向だった。「そんなこともアラーナ」は、私も家族によくかけている言葉。クヨクヨした際に唱えるマジックワードとしてますます大切にします。
が「ナイス!」と言っています。
はるぱ
額賀さん読了は2冊目か。保険調査員をめぐる連作短編集。わずか200ページで文章もとことん平易なのでサクッと読了。それはいいとしても、ここまで展開とキャラクターまでペラペラでは、読書体験としてはなんとも物足りない。こんな作風ばっかりの方だったっけ?
が「ナイス!」と言っています。
はるぱ
江戸時代の比叡山の千日回峰行をめぐって二人の僧が対峙する物語で、読メでは高評価が多い。私は行についての外形的な予備知識があったのでそこに幻惑されることはなく、かえって小説としてのストーリーの安易さと登場人物のキャラのステレオタイプぶりが目立った感じ。「〜じゃ」という“役割語”の乱用も、一度気になるともうダメになってしまった。「小説とは知識を披瀝するだけではない」と思った次第。
ちさと
2025/11/24 20:01

今、戒閻が勝手に回峰始めたところです!ネタバレじゃなくてよかったww

はるぱ
2025/11/24 20:58

あ!感想お待ちしますm(_ _)m

が「ナイス!」と言っています。
はるぱ
野矢茂樹先生による哲学エッセイ。難しくならないようにした語り口だが、味わって読んでいたら読了までにおそろしく時間がかかってしまった。そして、読んでいる際にはそれなりに納得しながら読んでいたのに、こうして感想をまとめる段になるとほとんどが抜けてしまっている、という、、、。いや、面白かったので、これは読み手の問題なんだろな。
が「ナイス!」と言っています。
はるぱ
動物性愛者を描いて開高健ノンフィクション賞を獲った著者の前作「聖なるズー」は未読。こちらはラブドールなどに耽溺する人たちのルポ。例によって怖いもの見たさ=興味本位から手にしたことは否定できないが、自分がラブドールになるというサービス(商売)の存在の裏にある感情などを読むと、なかなか奥が深いと知ったし、偏見はなくしたいな、と。しかし動物性愛者がテーマの前作に手を伸ばす勇気は出てこないなー。
ちさと
2025/11/24 14:01

「自分がラブドールになる」サービスですか!?最近はチャットGPTと結婚する人も出てきたり、多様性というかなんというか、自分の価値観も更新してかなきゃいけないなとつくづく思いますね〜。

はるぱ
2025/11/24 14:09

はいちょっと意外ではありますが、本書を読むと納得できるところもあり、自分も少しだけアップデートできた気になります

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はるぱ
勝間和代さんが実際に使っているパソコンや家電のあれこれのコツを開示している。こうした“口コミ”が欲しくてネットを検索することも多いが、有名人が忖度なしに実際の商品名を挙げておすすめしてくれるのはありがたい。中でも調理家電2つはあまり知らなかったもので、ここだけはカミさんにも読ませたところ。あとはVRで運動するのが気になった。
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はるぱ
直木賞作家・小川哲さんによる小説論。冒頭で「本書は“創作術”を開示するものではない」としている。しかし何をどう考えながら小説を創っているかが詳細に述べられているので、その目的意識を持っている読者には大いに参考になろうし、単なる読者である私としても大変にスリリングな読書体験だった。ただしラスト掲載の小説「エデンの東」は、私の理解力不足なのかあまり寓意も感じられず、読み飛ばしになった(^^;;
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はるぱ
ネタバレ(プチネタバレ)金原さん小説読了は2冊目。冒頭の燻ったオヤジの姿が他人事とは思えず、いきなり物語世界に引き摺り込まれた。“セクハラ”をテーマに登場人物をここまで解像度高く書き分ける手腕には脱帽するしかない。各人が見ている世界は他人にとってまさに“ヤブノナカ”で、そこを彷徨うことを強いられる読書体験(もちろんホメてます)。中でも“正しさ”に囚われた女性作家のキャラがなんとも凄まじい。簡潔でサラリとしたテイストとはかけ離れたコネコネウネウネした文章の味わいが、またなんともいい。この解像度の高さは朝井リョウ→
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はるぱ
うー、凄いもんを読んでしまった。まだ手が震えている感覚だ。「ハードなヤクザものを読みたいな」となんとなく手にしたが、まさにゴリゴリ。過剰なバイオレンスが苦手な人には読了がムリな展開である。細かい部分に疑問点も残るが、ここまで熱くて濃ゆいものを読まされるとそんなものはあまり気にならないんだな。三部作でもちろん続刊にも進むことになるが、立て続けではこちらの精神が持たない(ホメてます)。しばらく頭を冷やしてから読むことにする。
はるぱ
2025/11/10 05:27

るいさん 改題ってダブルで買っちゃうリスクあって怖いけどですよね(^^;;ま、いろいろな事情もあるんでしょうが

はるぱ
2025/11/10 05:27

アクアさま はい、結果正解!スカッとしました おすすめです(^^)

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はるぱ
タイトルの意味は「データやファクトの乏しい“エモい記事”が果たして新聞に必要だろうか」というもの。本書はそこを切り口に、新聞社の経営やメディアの信頼性とあり方、さらに日本人のメンタリティにまで議論を進めていて、個人的に知的に大興奮させられた。新聞だけでなくテレビや出版などのメディアのこれからのあり方も考えさせられる好著。
はるぱ
2025/11/09 10:54

印象的だった部分を引用。「ジャーナリズムはコンテンツで、その乗り物としてメディアはある。 乗り物はラジオとかテレビとか変わってきたけれど、ジャーナリズムそのものは絶対消えないと確信しています。 なぜなら人間は他者のことを知りたい生き物だからです。」「しかしぼくは、今後文字を使った媒体は激減していき、紙の媒体にいたってはわれわれが元気なうちに、すごくレアな、レコードのような存在になるんじゃないかとまで懸念しています。」

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はるぱ
「忖度しません」に次ぐ斎藤美奈子さんによる時事問題ブックガイド。リベラル&フェミニズムがモロに出ていて読者を選ぶかもしれないが、痛快であることは間違いなし。読書ガイドとしても秀逸だが、一気に読むと流石に胃もたれした(^^;;「同志少女よ、敵を撃て」を紹介したパートではラストまでバッチリネタバレしちゃってるので、これに遭遇した未読の人は災難としか言いようがない。
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はるぱ
安定の小野寺史宜。いつにも増して会話がポンポン進む文体なので半日でスルスルと読了した。母親の逝去で一人になった父の面倒を見るために故郷の館山に戻った男の話。たまたま今読んでいる平川克美「俺に似たひと」というノンフィクションと酷似していてビックリ。というか、小野寺氏はこの本からインスピレーションを得たのかも。やっぱり小野寺史宜はクセになる。
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はるぱ
純粋なエッセイとしての面白さは前半掲載分にに少しあったかな、という感じ。途中からは自分の仕事を鼻高々にひけらかされているような臭みばかり気になってしまった。この手の本にはありがちでもあり。結論としていつもの自分の信念を再確認したことになる。「結局、こうしたベクトルの本では作者本人への愛情・興味・シンパシーのいずれかひとつでも持ち合わせていないと、読書体験としてはなかなかツライのであった」。第六章はなかなか余韻があってよかった。
が「ナイス!」と言っています。
はるぱ
なるほど、選考委員の圧倒的な支持を得て江戸川乱歩賞を獲得したのは伊達でない。テンポのいい展開、クライマックスの意外性、文章、どれも一級品でスルスル読書の楽しみを満喫して読了。ただし、主要登場人物のキャラがイマイチ希薄でコクが足りないと思ってしまったかな。続編ありそう、それもきっと読むことになるんだろうなー。
が「ナイス!」と言っています。
はるぱ
ネタバレ川添愛氏のファンキーな言語学エッセイがまた出た。取り上げられている作品(マンガや映像作品が多い)や、その決め台詞(これをパンチラインというらしい)をほとんど知らないことから不安になりながら読み始めたが、いやいや、そんなのは関係なく作品世界を言語学的に楽しむ手ほどきをしてもらって大満足だった。ただしラスト付近の「北斗の拳」についての2つは、作者の“北斗愛”が炸裂して作品の説明がくどいだけでさっぱり面白くなく、流し読みに。「読む前はこれが全編続くことを恐れてたよね」と思った次第。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/02/08(2133日経過)
記録初日
2019/01/04(2533日経過)
読んだ本
1921冊(1日平均0.76冊)
読んだページ
499614ページ(1日平均197ページ)
感想・レビュー
1920件(投稿率99.9%)
本棚
0棚
性別
職業
専門職
現住所
東京都
自己紹介

佛弟子。2023年に定年退職し、シニア再雇用に。20/2から読メ参加。子供の頃から読書が趣味でしたが、地元区図書館、勤務先区図書館、近接区図書館を駆使するようになってから、読書量と人生の愉しみが倍増したように思います。読メの皆さまの感想にめちゃくちゃに啓発されているだけでなく、感想をoutputすることでさらに読書ワールドが深く広がっています。
好きなジャンル:ノンフィクション、人文、ミステリー、佛道
※時に忖度なしでかなりひどい毒を吐きますが、所詮はシロウトの私見です。何卒ご寛恕ください。
※「お気に入り」「解除」はご自由に。

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