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2024年7月の読書メーターまとめ

こうすけ
読んだ本
10
読んだページ
3117ページ
感想・レビュー
10
ナイス
427ナイス

2024年7月に読んだ本
10

2024年7月のお気に入り登録
10

  • ibike
  • ただの、まる
  • わらびもち
  • 宮野こはる
  • もぐもぐ
  • やどかり
  • たつや
  • 菜緒都(ⲛaoto)
  • miso_soup1
  • カド

2024年7月のお気に入られ登録
4

  • ただの、まる
  • やどかり
  • もぐもぐ
  • JVSTINVS

2024年7月にナイスが最も多かった感想・レビュー

こうすけ
大江による文学理論。難しい、難しい、と聞いていたけど全然そんなことはなく、とてもわかりやすい。異化効果って、メタとか、ブレヒトとかだろう、と思ってたけど、もっと深く、また生き生きとした理論であることを知った。良い本です。
が「ナイス!」と言っています。

2024年7月にナイスが最も多かったつぶやき

こうすけ

妻がコロナにかかり別室隔離のため、ここ三日ほどワンオペ育児。先ほど寝かしつけるとき、ぐずっていた娘が急にニコッと笑い、こっちの肩をパタパタ叩きながら、パパ、パパ、と言うので、不覚にも泣く。ふたりして何やってんの、と冷たく言い放つ妻。

が「ナイス!」と言っています。

2024年7月の感想・レビュー一覧
10

こうすけ
大江による文学理論。難しい、難しい、と聞いていたけど全然そんなことはなく、とてもわかりやすい。異化効果って、メタとか、ブレヒトとかだろう、と思ってたけど、もっと深く、また生き生きとした理論であることを知った。良い本です。
が「ナイス!」と言っています。
こうすけ
文壇デビュー前から親交のある、柄谷行人と中上健次の対談集。大江健三郎、古井由吉、村上龍が、時にボロカスにけなされ、時に称賛される。批評家は、しようと思えば同じひとつの作品を、絶賛することもけなすこともできるんだ、という柄谷行人の言葉が面白い。そうだよね、そんな気はしていた。中上健次がよく批評を読むとは知らなかった。物事を突き詰めて書いてることはわかる。小林秀雄を乗り越えるために、はちゃめちゃに口撃したりしている。ここまで意気投合し、ともに大きな実績を残しているふたり、一緒に飲む酒は楽しかろう。
が「ナイス!」と言っています。
こうすけ
これも面白かった。最後のイーヨー、泣ける。他の文学作品や自作からの引用が豊富で、特にブレイクは各章の縦軸となっている。この本だけで大江とブレイク、どちらも堪能した気分に。『個人的な体験』の裏話も出てきてアツいが、奥さんには見せられないだろう。救いある物語で、とても好きです。
が「ナイス!」と言っています。
こうすけ
昔読んだときよりも面白く、わかりやすく読めた。ランボーあたりがこの人の真骨頂なのだろうが、日本の作家連中をずばずば評するあたりが一番よい。志賀直哉、菊池寛は読んでみたくなった。しかし個人的に、作家論は柄谷行人のほうが好きだ。
が「ナイス!」と言っています。
こうすけ
若き日の大江作品。戦後日本の若者をまるごと描きだそう、自分がその筆頭になろうという気概を感じる。その気合いはいい。たぶん、大元をたどれば、この作品があらゆる現代日本文学に影響を与えているのだろうが、それゆえになんだか既視感がすごい。それは名作の宿命なので仕方ないが。やはり自分は個人的な体験以降の大江作品が好きなのだと再々再認識。
が「ナイス!」と言っています。
こうすけ
障害のあるイーヨー、仏文学生のマーちゃん、独立心の強いオーちゃんの三兄弟が送る静かな生活。といいつつ、実際はなかなかな事件が起きたり、悪意にさらされたりする。しかしその語り口のためか、どこか静謐な印象もある。イーヨーがたまらなく魅力的。これまた、フツーに面白い大江文学だった。人にすすめるならコレ。
が「ナイス!」と言っています。
こうすけ
エッセイ集。やはり、映画『苦役列車』への罵詈雑言がたまらない、それでいて的を得ているようにも思える(映画もわるくはなかった)。未完の半生記が載っていて、小説と実人生との意図的なズラシが知れてよい。
が「ナイス!」と言っています。
こうすけ
大江健三郎との対談のなかで話題にあがっていたので。内容は難しいけど、詩についてのエッセイ(後半はリルケの晩年の詩の訳文あり)という、なんだかありがたい読み物。日本の詩人についてのモノも読みたいけどないかな。
が「ナイス!」と言っています。
こうすけ
最近、大江づいている。大江自身が『個人的な体験』と並ぶ作品だといった今作は私小説的なテイストで、親友であり義兄?義弟?の、映画監督・伊丹十三(この人も天才)の謎の死を、小説の形で描いている。なにがどこまで実話なのかは当然知る術もないが、終盤、アッと驚く仕掛けが。伊丹十三が好きなのもあるからか、自分としては『個人的な体験』と同じくらい面白くて大満足。変な言い方だけど、フツーに面白い。大江フェスはしばらく続きそう。
が「ナイス!」と言っています。
こうすけ
戦時下に描きためた草花のスケッチ。空襲や徴兵が進むなかで、道端で見かけたちょっとした花などを描いてゆく。ささやかな美しさ。花の名を覚えたら、散歩もより楽しくなるだろう。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/03/08(1724日経過)
記録初日
2011/07/01(4897日経過)
読んだ本
1416冊(1日平均0.29冊)
読んだページ
413673ページ(1日平均84ページ)
感想・レビュー
649件(投稿率45.8%)
本棚
13棚
性別
年齢
33歳
血液型
B型
現住所
東京都
自己紹介

育児スタート。それでも年間100冊が目標。岩波系古典、新潮系小説、テレビ・映画関連の本、グラフィック・ノベルが好き。
いまはカフカ、『指輪物語』、『ゲド戦記』読破事業に挑戦中。オースティン、大菩薩峠、谷崎訳源氏物語、シェイクスピア全集、ギリシア悲劇全集、黒澤明全集は読破達成。達成すると、近所のお寿司屋さんで祝います。
好きな作家・・・ヘミングウェイ、ブコウスキー、シェイクスピア、谷崎潤一郎、村上龍、こうの史代、カズオ・イシグロ

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