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2024年10月の読書メーターまとめ

shimachip
読んだ本
4
読んだページ
1500ページ
感想・レビュー
4
ナイス
96ナイス

2024年10月に読んだ本
4

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

shimachip
ネタバレリチャード・ハネー・シリーズの第四作。超人的な頭脳と行動力を誇る新進気鋭の政治家の正体は誇大妄想の果てに世界転覆を謀るシンジケートの黒幕だった。司法官憲は隠密裏に計画阻止に走るも危機を察知した敵組織は有力者の子女三名を誘拐して無言の脅迫をかけてきた。すでに家庭の安寧を亨して半引退のハネーだったが旧友を巻き込む危機と湧き上がる義憤におされて再び危地に踏み込む。潜在意識、催眠などのオカルト要素を盛り込んだ巧みな叙述によるミステリ・タッチと終盤の迫真の山岳アクションで一気に読ませる佳作。007の原点。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

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若菜の下、デミゴッドだった源氏が人になる、それも慮りと疑心暗鬼の二重の呪縛に悶え苦しむただのマヌケな老人に。筆者の筆も走る走る、ウハハハこれが書きたかったのよ!といわんばかりに。

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
4

shimachip
ネタバレリチャード・ハネー・シリーズの第四作。超人的な頭脳と行動力を誇る新進気鋭の政治家の正体は誇大妄想の果てに世界転覆を謀るシンジケートの黒幕だった。司法官憲は隠密裏に計画阻止に走るも危機を察知した敵組織は有力者の子女三名を誘拐して無言の脅迫をかけてきた。すでに家庭の安寧を亨して半引退のハネーだったが旧友を巻き込む危機と湧き上がる義憤におされて再び危地に踏み込む。潜在意識、催眠などのオカルト要素を盛り込んだ巧みな叙述によるミステリ・タッチと終盤の迫真の山岳アクションで一気に読ませる佳作。007の原点。
が「ナイス!」と言っています。
shimachip
因果応報に慄き源氏が老醜を晒す「若菜」もさることながら、実子「夕霧」のご乱心、いや病的執着ともいうべき柏木未亡人への言寄りの凄まじいこと。やっぱり親子、素行が似すぎ、笑 。どうせなら初めから女蕩しであれば諦めもついたのに今更覚醒されても!という北の方の嘆きが妙にリアル、汗。そしてみんないなくなった。
shimachip
2024/10/25 22:13

よく考えると夕霧には、北の方である雲居の雁だけでなく、かつて五節の舞姫だった藤典侍という女もいましたね。父を反面教師にした堅物キャラのはずでしたが、やっぱり血は争えぬ、か?笑。

shimachip
2024/10/25 22:21

夕霧の乱倫をとがめつつも(読んでる手紙を横取りするのはケッサク)やっぱり仲睦まじさもにじみ出ちゃう二人のやりとりが十年余りを過ごしてやや所帯じみた夫婦としてあまりにリアルで苦笑。北の方は可愛い人ですね。

が「ナイス!」と言っています。
shimachip
フランス人作家によるらしき007風スパイアクション小説。亜流かもしれないがなかなか読ませる。主人公のオーストリア人のCIA局員は神聖ローマ帝国の大公の末裔で、一族の暮した古城の修復費用を稼ぐためにスパイ稼業に身をやつすという変わった設定。高貴な風貌で頭も切れるし腕も立つがジェームス•ボンドを上回る無類の女たらし。三股くらいお手のもの。王族は子孫を残すのが至命なのでしょうがないのかな。
shimachip
2024/10/06 20:30

ボスポラス海峡での演習中に米潜水艦が謎の攻撃を受けて沈没。ロシア軍潜水艦の関与が疑われるが黒海と地中海をつなぐ海峡は厳重に管理されて侵入は不可能だ。サボタージュ?おりしもロシア人潜水夫の遺体が引き揚げられた。東西世界の結節点であるイスタンブールの街に緊張が走る。

shimachip
2024/10/08 18:12

シリーズ化しててたくさんあるようですが、図書館にないな。どーしよー🙄

が「ナイス!」と言っています。
shimachip
ネタバレ北杜夫が人気作家となったことでまとめられた初期作品集。主として童話風のタッチ。腺病気質の生む繊細でイメージ豊かな表現がいい。三島や太宰を思わせるところもある。童話風だが童話とは言い切れないのは青いセックスの匂いがたちこめて咽そうになることもあるから。奥野健男の解説は妙に入り組んだ解釈をしつつも作品そのものをあんまりきちんと読んでないのではと思わせる怪しさもある。嫌いだったのかな。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/04/14(1683日経過)
記録初日
1968/09/17(20520日経過)
読んだ本
1158冊(1日平均0.06冊)
読んだページ
384693ページ(1日平均18ページ)
感想・レビュー
1085件(投稿率93.7%)
本棚
13棚
性別
年齢
63歳
血液型
A型
職業
IT関係
URL/ブログ
http://officechipmunk.sakura.ne.jp
自己紹介

ほぼ小説しか読みません。小説以外は歴史と数学や物理の本と百閒先生の与太話を読むくらい。原書で読めるのは英語だけ。最近は自分の本棚からまだ読んでいない本を発掘するのを優先しています。ほかは図書館利用。買いません。作家さんゴメンナサイ。
無頼をきどって夜遊びに耽りましたが思っていたよりは色欲に拘らない自分を見つけました。スケベはスケベなんですけどね。年取って万事にボンクラ化が激しいようです。ボケないようにフランス語をかじっています。早くプチ・ニコラが読めるようになりたいな。
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このところのお気に入り:
永井荷風「濹東綺譚」「ひかげの花」
マーガレット・アトウッド「オリクスとクレイク」
皆川博子「冬の旅人」「死の泉」「薔薇密室」
井原西鶴「好色一代女」
ウォルター・スコット「アイヴァンホー」
セルバンテス「ドン・キホーテ」
フィールヂング「トムジョウンズ」
オースティン「高慢と偏見」
チャペック「クラカチット」
エーコ「バウドリーノ」
マルケス「族長の秋」
マッカラーズ「心は孤独な狩人」
ドストエフスキー「罪と罰」
紫式部「源氏物語」
山尾悠子「仮面物語」
辻邦生「夏の砦」「背教者ユリアヌス」「安土往還記」
横光利一「上海」
赤塚不二夫「天才バカボンのおやじ」
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