2024年7月の読書メーター 読んだ本の数:7冊 読んだページ数:1076ページ ナイス数:500ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1124113/summary/monthly/2024/7
銅メダリストでは、ゴルフの松山英樹が2ページ。卓球の早田ひなは特別扱いされており、早田個人としては4ページ、さらに卓球の団体銀メダルも早田が中心で3ページに掲載されているので、合計7ページとなっており、全体のバランスを欠いている。 メダル圏外では、ハードルの村竹ラシッドに1ページ、陸上男子4X100リレーが1ページ。7位に終わったバレーボール男子に4ページも割かれているのは、理解に苦しむ。
その他のメダリストは、2ページでまとめられてしまっている。たとえば、2連覇を狙って銅メダルに終わったレスリングの須崎優衣は、小さな写真が一枚。スポーツクライミングで日本史上初の銀メダルの安楽宙斗も小さな写真が一枚。 パリ五輪の特集号として出版される以上、特定の選手やチームに肩入れした編集はいただけない。ただし、卓球の早田ひなと男子バレーボールのファンにはおすすめの一冊。
「尾張徳川家の至宝」展が、国宝『源氏物語絵巻』を4期に分けて展示とは、驚きです。前期・後期に分けるのは、私設であるのか、公立であるのかは関係がないように思います。国立博物館の神護寺展も、前期・後期でした。展覧会などでアンケートのコメント欄などで、鑑賞者のひとりひとりが声をあげていくことが大切だと思います。そうした意味では、読書メーター上で、今回、宵待草さんが、コメントをここにアップされたことは、大きなインパクトがあると考えます。
追伸 荒野の狼さんに、ご賛同頂き感謝です!🍀 若い頃から美術館、博物館めぐりを趣味の一つとして来ましたが、、、段々と展示内容が世知辛くなって来た様にも思います。 出し惜しみする風潮も感受します。 本来の美術館や博物館の使命が危ぶまれます。 私の好きな竹久夢二関連美術館には、友人や知人が多いので、そんな話題も時折にします。 確かに私設美術館は経営に苦慮して居ます。 人の生活の中で、私は美術工芸品などに、親しみ暮らす事の重要さを思います。 何時も、色々な気付きを頂き、有り難うございます!🙋 宵待草
これは、「失った」のではなく、元々なかった、元から「見えていなかった」のか、あるいは、失明という事件でパニックに陥り、本質を見る目を「失ったのか」は、長期間の観察のみが回答を与えるところかもしれないが、本質を見る目が、しっかりと備わっている人物は、どんな逆境でも、それを保持し続けることができるということも言える。
小説としては、最初の患者が失明してから、病気が拡がっていく辺りは、未知の感染症の謎と不気味さがあり、展開も早い。患者が隔離されてからの隔離された旧精神病院での無秩序・無政府状態の中の暴力・凌辱はバイオレンス映画を見ているような迫力で、性的描写・残虐性があるので中学生以上の読者層に適当。終盤は、スピード感は欠如し、食料の調達の話を含む似たような挿話が多く、やや冗漫となる。
本図録のユニークな特徴としては、萬自身が撮影した白黒写真が掲載されており、その解説が8ページにわたって掲載されていること。惜しいのは、同じ写真が本書には繰り返し掲載されていることで、「アトリエの萬鉄五郎」「寝そべるよ志夫人(2種類あり、夫人の上半身裸の写真」は、それぞれ3回も掲載されている。同じ写真を重複して掲載するのはやめて、別の絵画などの写真の掲載にスペースは使用するべきである。
以下は誤植 p108 1行目 誤)「茅ヶ崎南湖院風景(図版 no.3-37). 正)「茅ヶ崎南湖院風景(図版 no.3-38) p176左11行目 誤)三代日。正)三代目
本書後半は「十便図・十宜図」を掲載。それぞれ一枚は、原寸大の掲載であり、意外に小さな絵であることがわかる。きちんとした解説がされているのは、全20図のうち4図のみで、他の16図は小さな写真があるだけで、書かれている漢詩の解説もないなど「十便図・十宜図」の解説としては物足りない。むしろ、文人画とは、作者の池大雅・与謝蕪村とは、といった点は、概要が理解できる入門的内容にはなっている。他に蕪村の墓のある京都市左京区一乗寺の金福(こんぷく)寺を2ページで紹介。
荒野の狼さん こんにちは 東京国立博物館の『特別展 神護寺』を7月20日に、鑑賞し感動しました。 本書のご紹介&レビューには、神護寺の復習や見落としの箇所の掲載もあり、感謝です!🍀 何時も、有り難うございます!🙋 お暑いですので、お互いに体調に留意したいと思います!💫 宵待草
本シリーズで残念な点は、中ほどに織り込みのページがあるのだが、ここに織り込みならではの横長の図を掲載するなどの工夫がないこと。通常のページ体裁のほうが見やすいような内容をわざわざ織り込みにしている。
荒野の狼さん 44号と共に📝させて頂きますね!✨ 世界に3碗しか現存しない『曜変天目茶碗』、、、茶道は裏千家を約10年間お稽古しましたのに、未だ実物を一碗も拝見して居ないのです!🥺 荒野の狼さんは、本当に確りと学びを深めて居らして、見習いたいと思います!💫 情報レビューを感謝です!🍀 宵待草
他に収録されているのは以下のような挿話を含む。チェ・ゲバラとの出会い。革命の訓練のためにプロレスラーをインストラクターとして雇ったp180。CIAの要請を受けたマフィアによるカストロ暗殺の試みp241。アメリカが偽装した爆撃機によるキューバ攻撃をした際に、カストロが語った言葉「これはまるで真珠湾攻撃だが、一千倍も卑怯だp245」。ケネディの「マングース作戦(三十三種類のテロと謀略活動を基礎とする)」p254.
以下は抜粋。 キューバは肥沃な土地であるにもかかわらず、サトウキビだけが植えられていたp25. ホセ・マルティ「ひと握りの金持ちがいる国家は豊かとはいえない。すべてのひとが少しずつでも富を持っている国家こそ、豊かなのだ」p30 カストロ「革命家の犠牲も、かつての宗教の殉教者の犠牲も、同じものから作られている。殉教者も革命の英雄に同じく、無私で寛容な人間である」p31 カリブ海諸国は、「身体を張る」ことが、男の評価を決定的なものにする文化風土であるp62
解説も専門性が高いわりにはわかりやすく、他書にはない詳細さ(例、雲中供養菩薩像の楽器ほかの持物はすべて後補p114)、梵鐘の各部の名称を図解で説明p121。また、平等院に関連する建築や仏像の写真も掲載。例、定朝の師にあたる康尚(こうじょう)唯一の遺例である東福寺同聚院(どうじゅいん)の不動明王像。
宇治の祭りとして、県(あがた)祭りを紹介p119.すぐれているのは、平等院周辺の、昔の地形配置図で、宇治川、(今はない)巨椋池(おぐらいけ)、木津川、などが描かれているもの。古代には宇治橋付近が水陸交通の要衝であったことが理解できるp127.
荒野の狼さん おはようございます。 共読本が更に一冊加わり、嬉しくレビューを拝読しました!💫 法話のエピソードには、ちょっと驚きました。 荒野の狼さんは、実際に訪ねてのレビューですので、何時も学びを頂き感謝して居ます!🍀 仏像や仏師の学びを始めて、3年に成る私には平等院は、宝庫とも言える作品群のお寺の一つです。 関西には魅力的な寺院などが在り良いですね!🌟 何れ訪ねるのを楽しみにして居ます。 何時も、有り難うございます!🙋 此れから更に猛暑ですので、お互いに体調に留意したいと思います!✨ 宵待草
宵待草様、コメント有難うございます。関西の社寺仏閣は多数訪れましたが、それで宗教的に満たされるということは稀で、彼らの宗派・哲学を伝えたいとか、利他の姿勢が見えるということありませんので、古寺巡礼シリーズの住職のエッセイの多くのレベルが低いのは頷けるところです。海外の他宗教のリーダーの高い思想・姿勢に較べると、門前に「面会謝絶」「立ち入り禁止」のような看板を掲げている日本の社寺は残念であります。芸術鑑賞の視点では、関西の社寺は、特別公開の時以外は、寺宝を見せてくれないことが多いので、事前調査がおススメ。
Amazonのレビューは2009年くらいから投稿しております。本の長めの感想は、アマゾンの「荒野の狼」の上記URLをご参照ください。本職は医学部で微生物学・免疫学・神経難病などの教育・研究をしております。現在は大阪在住ですが、アメリカで21年間医学教育・研究をしておりました。職場のURLは以下です。
https://www.med.kindai.ac.jp/microbio/
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これは、「失った」のではなく、元々なかった、元から「見えていなかった」のか、あるいは、失明という事件でパニックに陥り、本質を見る目を「失ったのか」は、長期間の観察のみが回答を与えるところかもしれないが、本質を見る目が、しっかりと備わっている人物は、どんな逆境でも、それを保持し続けることができるということも言える。
小説としては、最初の患者が失明してから、病気が拡がっていく辺りは、未知の感染症の謎と不気味さがあり、展開も早い。患者が隔離されてからの隔離された旧精神病院での無秩序・無政府状態の中の暴力・凌辱はバイオレンス映画を見ているような迫力で、性的描写・残虐性があるので中学生以上の読者層に適当。終盤は、スピード感は欠如し、食料の調達の話を含む似たような挿話が多く、やや冗漫となる。