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2024年4月の読書メーターまとめ

そのじつ
読んだ本
15
読んだページ
3156ページ
感想・レビュー
7
ナイス
221ナイス

2024年4月に読んだ本
15

2024年4月のお気に入り登録
1

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2024年4月のお気に入られ登録
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2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

そのじつ
重度障害者である主人公と性(セックス)は、よきにつけ悪しきにつけ隔たった存在だった。性は消費される物だと目にしてきた。性は金で贖えるものだった。その認識の空疎さを自覚していた彼女は隔たりを越えようとする…。あるいは厨二病的妄想じみた文言が過敏なひとを辟易させるかもしれないが、それが切実な認識として存在することをこけおどしじみずにぽんと差し出す筆致に惹かれた。彼女のはなしをもっと聴きたくさせられた。
そのじつ
2024/04/19 21:10

寄り添うことで他者を理解しましょう…みたいな文脈は本作にはそぐわないし、対等ではないと思うし、「他者」も望んでないだろう。自作自演の物乞ではないのだから。

そのじつ
2024/04/19 21:19

乙武さんの自虐ネタを不謹慎で笑えない、という議論もあったが、各自の心情は強制できないのでしょうがない。けどもワタシは障害者の自虐ネタを一緒に笑いたいなと思っている。ヒロシの自虐ネタと同じ温度で。

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
7

そのじつ
まえに小柴垣草子や餓鬼草子について橋本治が書いた文書を読み、平安時代の人々の身体感覚を考察する面白さに気付かされた。本書では旧約聖書と古事記に記載された姦通についての認識の対比をして「日本にはタブーはないがモラルはあった」と導き出す第二章の面白さにヤラレた。ついで万葉集を紐解き古代セックスを指す言葉「あう」を俎上にのせ源氏物語へとつなげ、平安時代の通い婚の生々しい有様をつまびらかにする。NHK大河の主役が紫式部となった今年読んだのはタイムリーだったが、橋本御大は本書発行の4年後2019年にこの世を去られた
そのじつ
2024/04/24 17:42

コロナ後の世界、橋本治ならなんと表現したろうかと思わずにいられない。

そのじつ
2024/04/24 17:50

本書と「窯変源氏物語」で平安時代を理解しようとしているワタシ。橋本治が介在すると古典が生々しく迫ってくる。

が「ナイス!」と言っています。
そのじつ
重度障害者である主人公と性(セックス)は、よきにつけ悪しきにつけ隔たった存在だった。性は消費される物だと目にしてきた。性は金で贖えるものだった。その認識の空疎さを自覚していた彼女は隔たりを越えようとする…。あるいは厨二病的妄想じみた文言が過敏なひとを辟易させるかもしれないが、それが切実な認識として存在することをこけおどしじみずにぽんと差し出す筆致に惹かれた。彼女のはなしをもっと聴きたくさせられた。
そのじつ
2024/04/19 21:10

寄り添うことで他者を理解しましょう…みたいな文脈は本作にはそぐわないし、対等ではないと思うし、「他者」も望んでないだろう。自作自演の物乞ではないのだから。

そのじつ
2024/04/19 21:19

乙武さんの自虐ネタを不謹慎で笑えない、という議論もあったが、各自の心情は強制できないのでしょうがない。けどもワタシは障害者の自虐ネタを一緒に笑いたいなと思っている。ヒロシの自虐ネタと同じ温度で。

が「ナイス!」と言っています。
そのじつ
ネタバレ「白い顎」…これは泣きました。律といっしょに。おとうさん、あのおじいちゃんにも好かれていた人でしたものね。やさしく熱いものが胸にせまるお話です。こういう気持ちにしてくれるのはこのシリーズ中、お母さんとおばあちゃん、そしてお父さんのお話だったな。「夜泣きの桜」司ちゃんの彼氏ホッシー初登場。カンが鋭いひとはこういう大らかな人柄に癒されるのか。律はイラつくみたいだけど笑
が「ナイス!」と言っています。
そのじつ
ネタバレ「鬼の嫁取り」おばあちゃんとおじいちゃんの馴れ初め…と分かるのは半分ほど読んでから。おばあちゃんの鈍感力=人間力て感じに描かれているのが好き。善良で純粋でしっかり者のすてきな娘さんでした。
が「ナイス!」と言っています。
そのじつ
この表紙すてき。
が「ナイス!」と言っています。
そのじつ
「人形供養」は怖すぎた。「鬼の居処」若き伶のおはなし。切ない…
が「ナイス!」と言っています。
そのじつ
Amazonのキャンペーンで1〜5巻と22〜30巻まで先に読んだわたし。今月発作的に間の巻を読みたくなり6〜9巻まで一気読み。22巻の「鬼の帰還」が開さん出戻りの話かと思っていたら、9巻の「隣人を見るなかれ」がソレだった。そして9巻で初登場(だったかな)の洸おじさん、22巻ですっかり面変わりしていて(^^)ナニがあったの。しかし凄いわ今市子クオリティ…変わらずおもしろい。「返礼」は8巻の「魔の咲く樹」の前日譚だけど、岩崎のキャラ惜しい…一部のちの開さんに受け継がれてる気がする。岩崎が指摘する司と律の関係は
そのじつ
2024/04/07 23:07

このシリーズの柱につながるもの。愛読者には特に美味しいエピソードだ👍

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/06/06(4714日経過)
記録初日
2011/05/12(4739日経過)
読んだ本
1691冊(1日平均0.36冊)
読んだページ
274195ページ(1日平均57ページ)
感想・レビュー
1350件(投稿率79.8%)
本棚
61棚
性別
年齢
54歳
職業
ガテン系
外部サイト
URL/ブログ
https://filmarks.com/pc/sonojittaihakuu
自己紹介

小説・マンガの登録が多いです。趣味に走った感想多め。

**好きなエッセイ**
岸本佐知子「ニグのこと」(ねにもつタイプ)
北大路公子「ぱなし人からの挑戦状」(苦手図鑑)
星野博美「銭湯の女神」表題作
水木しげる「ほんまにオレはアホやろか」
夏目漱石「自転車日記」(青空文庫)
正宗白鳥「花より団子」(青空文庫)
塩野七生「安眠剤」「悪女」(人びとのかたち)
栃折久美子「炎の金魚」(美しい書物)

**これまでにハマったひと**
夢枕獏・柴田昌弘・手塚治虫・寺沢武一・
小池一夫・J アーヴィング・美輪明宏・
寺山修司・澁澤龍彦・坂田靖子・水木しげる・
サラ イネス・隆慶一郎・宮部みゆき・
ル グイン・高橋葉介・岩本ナオ・中野京子・
ヤマシタトモコ・南Q太・よしながふみ・
木皿泉・大島弓子・丸尾末広・志村貴子・
山岸涼子・橋本治・町山智浩・大原まりこ・
島田荘司・ふくやまけいこ・士郎正宗・
岡田史子・福山庸治・S キング・白川静・
酒見賢一・五十嵐大介・佐々木倫子・
諸星大二郎・鶴見俊輔・佐藤優・
伊藤潤二・松本次郎・名香智子・佐々木淳子・
渡辺温・ドストエフスキー・
アゴタ クリストフ・いがらしみきお・
山田参助・熊田プウ助・日影丈吉・ひよどり祥子・
呪みちる・九州男児・桐野夏生・佐藤史生・
・いしいひさいち・夢野久作・青池保子・今市子・
ドイル・ヴェルヌ・桜壱バーゲン・楳図かずお・
内田美奈子・大場つぐみ&小畑健・泉鏡花・
平田弘史・永井豪・伊藤悠・魔夜峰央・
みなもと太郎・ウラジーミル ソローキン・
コリン デクスター・たなと・アガサ クリスティ

**一冊だけ持って逃げられるとしたら選ぶ本**
書肆山田発行
「短編物語」訳:堀口大学 挿画:横田実

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