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2024年4月の読書メーターまとめ

柏葉
読んだ本
12
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3833ページ
感想・レビュー
12
ナイス
75ナイス

2024年4月に読んだ本
12

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

柏葉
非常に示唆に富んだ本だった。やれ節約だ老後資金は2千万必要だなど、世の中はお金を貯めることに関する情報が多く、自身も貯金は善と考えていた。本書は「最大限に人生を楽しむ方法」は「『経験(それも、ポジティブな)』を最大化すること」とし、健康が衰える老年期になる前に時間とお金という限りある資源を使って、そのときどきに相応しい経験をするべきだと主張する。お金は貯めるべきものという思い込みにメスを入れてくれた。45歳から資産を取り崩し始めるとすると、もうあと10年もない。→
柏葉
2024/04/03 12:43

60代に比べれば30代の今の方が体力も気力もあるだろうし、子供が大きくなるまで待っていたら手を離れた頃には貯金はできたけど自身がやりたいことは我慢ばかりだったということになりかねない。我慢して先延ばしにするのではなく、お金を使って時間を捻出したり時間の使い方を見直ししたりして、少しでもやりたいことをやっていくようにしたい。→

柏葉
2024/04/03 12:43

以下、特に気になったところの引用 「ただ生きるだけではなく、十分に生きる。経済的に豊かになるだけではなく、人生を豊かにするための方法を考える。」「大切なのは、自分が何をすれば幸せになるかを知り、その経験に惜しまず金を使うことだ。」

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2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

柏葉

2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:6冊 読んだページ数:1672ページ ナイス数:55ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/11660/summary/monthly/2024/2

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2024年4月の感想・レビュー一覧
12

柏葉
完結しているシリーズもののライトノベルを探したところ、このラノで本シリーズを知った。この作者なら間違いないだろうと試し読みもせず最終巻までまとめ買い。想像以上に面白くてわくわくしている。思いがけず大当たりを引いた。まだ1巻を読み終えたばかりなのに、本シリーズを読み終えたら過去のシリーズを読みたいとさえ思っている。冒頭の掴み、日常のコミカルな部分と戦闘のシリアスな部分の緩急、回想の引き込み、主人公達のキャラクターの妙、全滅からの圧倒的勝利のカタルシスなど、面白いところしかない。このまま一気に駆け抜けたい。
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柏葉
書簡形式の短編小説集。約20年ぶりの再読。改版である本書は叙述トリックだ、ミステリだといった売り出し方をしているようだが、そういったカテゴライズをしたくない。井上氏らしいやさしい日本語で市井の人々を描いた上で、技巧を凝らした物語。仕掛けは楽しめたが、当時の女性の受ける扱いが気になってなんとも言えない気分になった。愛人、私生児、落籍など、男女平等という思想もない時代の女性の立場の弱さったら。一方で、地に足の着いた感じも受けた。上京したら3畳の部屋で、結婚したら古アパートで暮らし始めればいいのよね。
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柏葉
ネタバレ心臓病を患った少女が一冊の本と出会って手術を決意し、読書を通じた出会いを経て夢のために一生懸命に生き、短い生を終えるまでの話。あらすじを並べただけではよくあるお涙頂戴の物語に見えるが、「美しい筆致と丁寧な人物描写」で描かれるため、すらすらと読みやすく、とても面白かったと感じた。語り手である一冊の本と同じように、主人公の女の子に良いことがあれば喜び、辛いことがあれば無力感を感じた。本好きなら心に響いてしまうわ。
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柏葉
教育ジャーナリストが描いた、親子3組の実話をもとにしたノンフィクション物語兼ルポルタージュ。今時の中学受験について知りたくて購入した。たかが12歳の子供を、中学受験という名目で朝6時から夜10時まで机に貼り付ける親の姿に恐怖を感じた。家庭という閉じられた空間で、保護者という絶対的な支配者のもと、逃げ場のない勉強漬けにされる。親からは隠しきれない焦りや絶望が滲み出て、それも子供を傷つける。中学受験はカルトだと感じた。そんなに勝負がしたいなら、子供にやらせるのではなく、親自身がやればいいのに。→
柏葉
2024/04/22 08:38

以下、心に残った文章の引用。 「人生において、いくら努力したって、思い通りの結果が得られる保証なんてどこにもないってことは、多くの大人がわきまえている。同時に、それでも人生は続くことを、みんな知っている。 なのに、中学受験となると、多くの親が、努力に見合った結果を期待する。そしてその勝手な期待が裏切られると、ほとんど絶望に近い気分を味わうことは少なくない。親の絶望は、口には出さなくても子どもに伝わる。それはどんなに鋭利な刃物よりも深く、子どもの心をえぐる。」

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柏葉
一度ページを開いたら読み止めることができなかったほど、夢中になって読んだ。とても面白かった。イメージはモノクロ。カラフルな物語ではない。情熱と言えるほど前向きなだけの物語でもない。陳腐な言葉になってしまうけど、それぞれの事情や挫折を抱えながら、本を作るという一つの目的に対しコツコツと一生懸命な人々が良かった。あまりにも感情的に入れ込みすぎてしんどくなったので、しばらく小説を読むのはやめようかと思うくらい面白くて夢中になった。
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柏葉
むちゃんこ面白かった。一気読みした。感想は、なんと言えばいいのか。立井潤貴が高木健介の過去を探るたびに悲惨な事実が出てきて、小説として面白いと感じることさえ罪悪感を抱く。それでも目が離せなかった。ただ夢中になって読んだ。
柏葉
2024/04/20 09:18

切ないですね

柏葉
2024/04/20 12:59

別の作品も気になるので読んでみたいです!

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柏葉
総合商社でソツなく勤める27歳の営業マンが、死神に余命1年にされたことを撤回するために、一生懸命に生きるお仕事小説。タイトル詐欺、あらすじ詐欺も甚だしい。本書の神髄は美少女死神との絡みではなく、総合商社の営業としてのお仕事描写にある。死神の恋愛指南という名のデートでさえ、主人公の良さ(芯の通った優しさ、営業としての優秀さ)を示す舞台装置でしかない。続刊を買おうと検索するくらいには面白かった(1巻で打ち切られていたが)。編集者は本書のパッケージの仕方を完全に間違っている。中身を正しく伝えられていない。
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柏葉
好意に鈍感なツッコミ系主人公、ツンデレ全開のヒロイン、クーデレな妹、息子ラブなアラフォー美魔女達が織りなす、タイトル通りの出落ちから始まる物語。先輩作家である千里えびでんすときめせく先生の関係性が明らかになったあたりはご都合主義と中弛みを感じたが、4分の3を過ぎて登場人物の性癖が出揃ったところから盛り上がり、ノリと勢いでなんか読めた。ゼロ年代のギャルゲーが好きな人は本書も好きそう。
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柏葉
家庭を運営していくための家事や育児をうまく夫に任せることができなくて、ヒントが欲しくて手に取った。「人を育てる任せ方」について、必要となる考え方やノウハウを具体的に示した本。さくさく読めた。自身が部下の立場だとすると、これだけやってもらえたら本望だろう。親や以前の職場の上司の立ち振る舞いを振り返ると、親は「作業」しか任せないし口出しも多く、以前の上司は定期的なコミュニケーションもとらず「放ったらかし」だった。個々のノウハウは現状、実践するのは難しいが、考え方というかエッセンスは受け取ったように思う。
柏葉
2024/04/16 09:22

一プレイヤーとして、失敗する権利があるという話には勇気づけられた。以下、気になった点の引用。

柏葉
2024/04/16 09:22

部下が失敗する「権利」を奪うな、任せることは「放ったらかし」にすることではない、自分のコピーをつくろうとするな(任せる、ということは、自分と違うやり方に異を唱えないこと。)、過去をリセットする(過去を変えることはできないが未来は変えられる)、気づいても気にしない(トータルでプラスかマイナスか、たぶんコレがリーダーの「寛容」と「放任」を線引きする基準)、心のガソリンを補給せよ(アクノリッジメント=存在承認=「心のガソリン」)、仕組みをつくって支援する。

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柏葉
ネタバレなかなか読書の時間がとれなくて、長編シリーズを読む勇気もなく、読むものに迷っていた頃に本屋で見つけて購入。8巻までの店舗特典用ショートストーリー+新規書き下ろし中編が収録された「盤」外編。とても面白かった。テンポのよい会話に笑い、銀子ちゃんと八一のやりとりにニヤニヤし、「ライトノベルってこんなに自由で楽しいものだったなぁ」という気持ちを思い出させてくれた。「「「だいすきだよ!やいちおにーちゃん♡」」」の唱和が酷すぎる(褒め言葉)。まだシリーズものを追う余裕はないけれど、いつか1巻から通しで読み返したい。
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柏葉
ネタバレ『今日』が平均5回ほど繰り返され、うち一日が採用される。採用される一日は選ぶことができない。採用されなかった日は世界にとってなかったことになる。そんな世界ですべてを覚えているという能力をもち孤独や諦念などを抱えて生きてきた綾香が、高校で知り合ったクラスメイト・未散と交友を深めていき――という百合物語&タイムリープもの。中盤からの急展開にはシュタインズ・ゲートを思い出した。本書の魅力は綾香から出る気怠い雰囲気と、人付き合いを諦めていた綾香が未散という親友に感じることになった甘い希望の味だと思う。
が「ナイス!」と言っています。
柏葉
非常に示唆に富んだ本だった。やれ節約だ老後資金は2千万必要だなど、世の中はお金を貯めることに関する情報が多く、自身も貯金は善と考えていた。本書は「最大限に人生を楽しむ方法」は「『経験(それも、ポジティブな)』を最大化すること」とし、健康が衰える老年期になる前に時間とお金という限りある資源を使って、そのときどきに相応しい経験をするべきだと主張する。お金は貯めるべきものという思い込みにメスを入れてくれた。45歳から資産を取り崩し始めるとすると、もうあと10年もない。→
柏葉
2024/04/03 12:43

60代に比べれば30代の今の方が体力も気力もあるだろうし、子供が大きくなるまで待っていたら手を離れた頃には貯金はできたけど自身がやりたいことは我慢ばかりだったということになりかねない。我慢して先延ばしにするのではなく、お金を使って時間を捻出したり時間の使い方を見直ししたりして、少しでもやりたいことをやっていくようにしたい。→

柏葉
2024/04/03 12:43

以下、特に気になったところの引用 「ただ生きるだけではなく、十分に生きる。経済的に豊かになるだけではなく、人生を豊かにするための方法を考える。」「大切なのは、自分が何をすれば幸せになるかを知り、その経験に惜しまず金を使うことだ。」

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/01/12(5646日経過)
記録初日
2011/04/02(4836日経過)
読んだ本
1891冊(1日平均0.39冊)
読んだページ
578012ページ(1日平均119ページ)
感想・レビュー
1475件(投稿率78.0%)
本棚
11棚
性別
職業
事務系
現住所
神奈川県
URL/ブログ
http://booklog.jp/users/keina215
自己紹介

ぽつぽつとまた小説を読み始めています。
隙間時間に読むので軽いものが多めです。
やっぱりライトノベルが好き。

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