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2024年9月の読書メーターまとめ

KDS
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2024年9月に読んだ本
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2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

KDS
このガリレオシリーズはこれまでは全て文庫本で読んでいたのだが、前作「沈黙のパレード」を読了した直後に本作の単行本が発売されたため、待ちきれずに単行本で読んでしまう。このシリーズは文庫化まで三年もかかるのだ。ところが今回文庫が発売されてみたらなんと単行本には未収録の短編「重命(かさな)る」が追加収録されているじゃないか!なんかズルい…仕方なく本編を読了済みにもかかわらず購入してしまった。しかし改めて読んでみると内容は結構忘れてたので楽しめたというのが救いか。もちろん追加の短編も面白かったのは言うまでもない。
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2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

KDS

25冊中、小説16冊、漫画6冊、絵本1冊、その他2冊。8月はいつもよりやや多めの冊数となりました。皆様今月もよろしくお願いいたします。2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:25冊 読んだページ数:6682ページ ナイス数:277ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1173656/summary/monthly/2024/8

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2024年9月の感想・レビュー一覧
23

KDS
時系列は前作「やさしさを忘れぬうちに」の一年後。一作目から二作目、二作目から三作目の間にはそれぞれ七年の隔たりがあるため四作目以降はそのミッシングリンクを埋めるスタイルに。従って本書はシリーズ全体で見ると四番目に位置することになる。今回も良き話ばかりで、特に第二話「彼女からの返事を待つ男の話」がキュンとくる話で良かった。また第一話では新たなルールが一つ定義される。喫茶店を訪れたことのない人には過去に戻っても会うことは出来ないがその場から電話をかければ話をすることは可能だということ。確かにこれは盲点だった。
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KDS
アニメが最終回を迎える際、新シリーズに移行するのにあたりゲッターチームの一人を死なせて新キャラを入れようということになったらしい。当初最終回で死ぬのは主役である流竜馬の予定で新キャラのデザインもあがっていたが、最終的には巴武蔵が死ぬことになったのだという。この巻で恐竜帝国との最終決戦前に竜馬が大爆発に巻き込まれ記憶喪失になるのは、これに端を発するストーリー展開だったのかも。だがその事が結果的にあの壮絶なムサシの最期に繋がる形になり、本作をロボット漫画の金字塔と呼ぶに相応しい作品に昇華させたのかもしれない。
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KDS
新装版「ゲッターロボ」シリーズの第一巻。石川賢(敬称略)作品としては唯一の現行商品。やはり原作者として永井豪の名前が連ねてある分商品化がしやすいのだろうか。原作とはいっても漫画自体は絵もストーリーも石川賢独自のもの。でも今回の表紙絵は全て永井豪の書き下ろしというのが泣かせるじゃないか🥲。本作がTVアニメと大きく違うのは登場人物のキャラ。アニメに近いのはムサシくらいのもので、リョウはさわやかな優等生などではなく空手の大会に乗り込んで暴れる無頼漢で、ハヤトなんて大臣暗殺計画を企てる過激派のリーダーなんだから。
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KDS
人は誰もが「死」を宣告されている。だがそれがいつなのかをみんな知らないだけだ。もしもそれを知ってしまったとしたら?嘆き悲しみ絶望にくれるだろうか?或いはただ死を待つだけの余生となるだろうか?それとも残りの人生を悔いのないよう精一杯生きようとするだろうか?本作の主人公の心情の変化にその答えがあるような気がする。終盤はフィクションとは思えないリアルな描写がすごいなと感じたが、著者も主人公と同じく難病により早逝されているとのこと。正に著者の魂で綴られた、生きた証となった作品。多くの人に読んで欲しいと思えた一冊。
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KDS
著者の実話怪談ではないオリジナル作品を読むのは久しぶり。本書には十本の短編が収録されているのだが、理解不能な難解作から怖気を駆り立てられる傑作ホラーまでさまざま。まず表題作の「八月のくず」は、山中で女を殺した男が地獄としか言いようのない異常な現象に堕ちていく。そのグチャグチャな殺害方法は正に「くず」の所業…その後男に訪れる因果応報の極地のような無限地獄に戦慄!娘を事故で失った母親が狂気に駆られて行く「祈り」のラストも凄い。グロさの極め付けは「箸魔」で、映画「ハンニバル」のあのシーンを思い出させられた😱!
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KDS
このガリレオシリーズはこれまでは全て文庫本で読んでいたのだが、前作「沈黙のパレード」を読了した直後に本作の単行本が発売されたため、待ちきれずに単行本で読んでしまう。このシリーズは文庫化まで三年もかかるのだ。ところが今回文庫が発売されてみたらなんと単行本には未収録の短編「重命(かさな)る」が追加収録されているじゃないか!なんかズルい…仕方なく本編を読了済みにもかかわらず購入してしまった。しかし改めて読んでみると内容は結構忘れてたので楽しめたというのが救いか。もちろん追加の短編も面白かったのは言うまでもない。
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女子高の卒業式の直前に突然始まるデスゲーム。27人で二人一組になり、余った一人は「失格」に。一度組んだ相手とは二度とペアになれない。偶数になれば一人「待機者」を投票で決めまたペアを作り…を繰り返し最後の二人及び一人になるまで続く。「いじめをなくそうキャンペーン」の対象に選ばれたこのクラスでは、あからさまな虐めはなかったもののスクールカーストが存在し目に見えない無自覚の悪意が横行していた。しかしこれで命まで取られるのは酷くないか?と感じたが「いじめをした者は死刑に値する」の言葉通りだとも思えるし。難しいな。
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KDS
初読み作家。本作はコロナ禍真っ只中の時期が舞台。ステイホームのストレスからマッチングアプリで出会った胡散臭い男との恋愛にのめり込む独身OLの美世子、不良になった元同級生との刺激ある交遊にハマる進学校の高校生・礼央、コロナ禍の中ラブホテルの経営不振に苦しむ中年男の茂一の三人が、些細な事からまるで坂道を転がる石のように転落して行く。あの頃出口の見えない閉塞感に押し潰されそうだったのは誰もが共感できることだろう。特に茂一の叫びには激しく同意できるものがあった。でも今の方がなんだか世の中滅茶苦茶になってないか🤔?
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KDS
主人公・堂本悠子の大学時代の同級生・安藤亜衣里が被害者となる殺人事件が発生。最近結婚した亜衣里は「松本」から「安藤」へと苗字が変わり「AA」かな読みでも「ああ」になるWイニシャルとなっていた。その後、同じように結婚してWイニシャルになった女性達が次々に殺され事件は連続殺人へ発展していく。学生時代に合コンで知り合った男性に結婚を迫られ困っていた亜衣里に「Wイニシャルは不吉」を理由に断ることをアドバイスしたのは他でもない悠子だったのだ。もしやその時の男性が…?短編ばかり読んでいた著者の作品だが長編も面白い😄!
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KDS
世界の童話×ミステリシリーズの第ニ弾。今回モチーフにされているのは「ピノキオ」「白雪姫」「ハーメルンの笛吹き男」「三匹の子豚」の四つ。キャラクターとして「親指姫」や「ブレーメンの音楽隊」なども登場する。童話のエピソードがその章だけに留まらず上手くミックスされていて、最終的には全体で一つの物語になっている。日本の童話×ミステリの方はそれぞれが独立した短編のシリーズだが、こちらは赤ずきんを探偵役として主人公に据えた連作…というより長編になっていて、似通ったものにならないよう工夫されている。今回も面白かった😆!
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KDS
星新一作品30冊目。本作には冒頭の「タブー」をはじめ比較的短いショートショート作品を40編収録。社会風刺の効いたものや人の願望を具現化したような作品が多いのが特徴。面白かったものとしては、表題作「ご依頼の件」や「組み合わせ」「ひと仕事」「西風」「依頼はOK」など。新潮社の文庫は背表紙の通し番号順(長編やエッセイを除く短編集のみ)に読んでいってるのだが、本作以降は他者の解説はなしになるのだという。解説などなくても「読んで、話がわかり、面白いと感じていただけたら満足」なのだとか。もちろん「イエス」ですとも😀。
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KDS
筒井ワールド全開の短編集。冒頭の「九月の渇き」からもうフルスロットル。猛暑による渇水のため水の争奪戦が巻き起こる世界では、飲み水が無いのも困るが一番困るのが実はトイレ。便を流すことができないため町中がウンコ💩で山盛りになってしまうという恐ろしい世の中に。実に汚い話なのだがこれがとにかく大爆笑🤣。続く「天の一角」は死刑廃止論争が行き着いた結果、死刑の執行を被害者遺族が行う世界。その様子を作者や読者の目線で「天」から俯瞰して見るというスタイルがシュール。脈絡のない場面転換が夢みたいな「家族場面」も面白い😆。
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KDS
ネタバレシリーズ第三弾。今回は思想犯を追うストーリー。右翼系雑誌を扱う出版社の放火事件の直後「急進革マル派」を名乗る左翼団体と思われる組織が犯行声明を出す。公安部の淡海は、現場で出会った作家兼業の刑事毒島とその組織のテロに備えて共に捜査することに…。犯人に対してネチネチと毒舌でもって追い込む毒島の奔放ぶりは相変わらずで小気味良い。また、現代の世相を鋭く表現していると思しき事件の数々は、フィクションとはいえリアリティは満点で真に迫るものがある。もちろん「急進革マル派」の意外な正体などどんでん返しも忘れちゃいない😀。
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KDS
文庫版最終第四巻は「妖女カサンドラ編」。最初の単行本全三巻ではこの「妖女カサンドラ編」が最終話だったが、本書には真の最終回となる50ページのエピソード「ボニー」が収録されている。これは今回が初読み。この文庫版を購入する気になったきっかけでもある。旧単行本では一冊にするほどのページ数がないため未収録のままになったのだろう。その後新作も執筆されることがなかったために体裁を改めた再版まで日の目を見ることが無かったと推測される。最終回といってもそんな大仰な話ではないのでまた新作も期待できたのに、著者逝去とは…😭。
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KDS
文庫版第三巻の前半は第ニ巻「闇の天女編」の続き。後半は「天空魔樓編」。台湾出身のコールガール李麗珍のさらわれた妹をシンジケート「黒竜」から救い出す依頼を受けたゴクウは、組織の本拠地である東京湾に浮かぶ人工都市「天空魔樓」へ乗り込む。組織はさらった女をヘロインで廃人にしたあげく体内に核爆弾を仕込み「アトミック・レディー」としてアメリカやロシアに送り込んで爆発させ、両国に戦争を引き起こさせることを企んでいた…!悪魔のごとき所業の黒竜のトップ「四賢人」らにゴクウの怒りの如意棒が炸裂する!久々に読んだが面白い🤣!
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KDS
文庫版第ニ巻「闇の天女編」。元刑事で探偵業を営む左に神の目を持つ風林寺悟空。彼の前に現れた超自然現象研究者の女性博士ゆう子。噂の天翔ける少女の写真撮影に成功した彼女はその直後から謎の武装忍者に追われる身となる。成り行きからゆう子を助けたゴクウは、武装忍者が使っていた武器から彼女を襲った黒幕が九鬼電子工業の社長・九鬼洋助であることをつきとめた!ゆう子からの依頼を受けたゴクウは九鬼電子工業へ乗り込み潜入調査を開始する。天翔ける少女の姿は、14歳で九鬼洋助を産み死亡した母親にそっくりだった…?以下次巻へ続く🤔。
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KDS
中古本で発見。故・寺沢武一の名作「ゴクウ」の最初のB5大判サイズの単行本全三巻を四冊に分冊した文庫版の第一巻「神の瞳編」。左目に超高性能小型コンピュータ端末機がしこまれた主人公の風林寺悟空が大活躍する、名作「コブラ」にも匹敵する面白さの近未来SFアクション漫画。本作はスマホどころか携帯電話すらない時代に描かれたものである。ゴクウの左目の端末は自分の意志ひとつで操る事ができ、現代のスマホよりも遥かに万能。生体データも読むことができるし、どんなセキュリティも突破して人工衛星にだってアクセスできるスグレモノ😳。
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KDS
ネタバレもしもあの時ああしていたら…誰でもそんなことを考えたことが一度くらいはあるのではないだろうか?本作は計画殺人を実行した主人公が、その帰り道で交通事故を起こして一人の男を轢き殺したパターン…Aパートと、交通事故を起こしそうになるも回避するが、その相手が殺人の目撃者として付き纏うようになるパターン…Bパートが交互に展開して行く。一瞬の判断ミスでこうも違う未来が待っているのかと唸りながら読んでいると、終盤で「あれっ?」となる。パラレルワールドがどう収束するのかに気を取られてまた叙述トリックに引っかかっちゃった!
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KDS
ネタバレ著者の本は久しぶりに読んだのでトリッキーな作家というのをすっかり忘れててまんまと騙された!事件に巻き込まれ死亡した作家の母親の手紙がプロローグ。そして作中作として「デルタの悲劇」という物語が始まる。特に何も意識せずに読んでいたのだが、終盤になってから物凄い違和感を感じ始める。そして頁を何度も戻るうちに衝撃の真実に辿り着き、作中作ということを利用した「解説」でのトリックの説明でやっと理解。更にエピローグの母親の手紙でまた驚愕!物語そのものより何重にも仕掛けられた叙述トリックに驚かされること必至!凄かった😆!
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KDS
ずっと探していた作品。なかなか見つからないので電子書籍での購入を検討していたが、つい先日ブックオフで発見して即買い。著名人同士の対談形式の連作集だが、建前の対談の合間に各々の本音…心の声が挿入される。表と裏の私情がまるで逆だったりするのはあるあるだよな…なんて思っていたら、裏表どころか最初の二人はどちらも殺人者!しかも互いに相手の恋人や息子を殺していて…?結局宙ぶらりんのまま別の対談へと移るが、登場人物らの人間関係は全て繋がっており怒涛の疾走をみせる!ラストはどんでん返しの連続で楽しめた。めっちゃ面白い!
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KDS
ネタバレ全国の少年院から選抜された生徒8名と、教師3名が孤島の「学校」で東大合格を目指して一年間を過ごす。教師のひとり式神雄馬は過去に教え子の女生徒を殺人者にしてしまった罪悪感を払拭し教師として復職するため参加していた。だが赴任まもなく女性教師の他殺体が発見される!外部の人間の犯行はあり得ない絶海の孤島。犯人はこの中にいる…?章ごとに視点を与えられた人物が死んでゆく。犯人は誰?ということに気を取られるが校舎のトリックがわかると氷解。そして登場人物全員の闇が明らかになったとき…イヤミスだがなんだか哀しく切ない物語。
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KDS
遂に「AKIRA」が「OTOMO THE COMPLETE WORKS」のラインナップとして刊行。現在も販売されている全六巻の単行本との相違点としては、雑誌掲載時の原稿の復刻ということで、カラーページの再現や各回の扉絵やカットされたページの復活などが挙げられる。また、オリジナルの単行本の第一巻よりもページ数が少なくなっている。もしかするとこの全集での巻数は全六巻ではなく全七巻になるのか?第ニ期の刊行は三巻までなのでまだわからない。そういえば、読んではいないが本作はフルカラー版もあったんじゃなかったっけ?🤔
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KDS
久々の新刊。本書は10本の短編を収録。既読作品が5作、未読作品が5作とちょうど半々。未読だったものは「大友克洋の栄養満点!」「RUN」「G....」「危ない!生徒会長」「DON QUIJOTE」。中でも異色なのが「危ない!生徒会長」で、なんと少女マンガ。絵柄が他の誰かに描かせたんじゃないかと思えるくらいらしくない。とはいえ所々に大友タッチが見え隠れしている部分もあったりするのだが。これ意外に面白かったりする。もっと読みたい!と思ったのが2頁のおとぎ話パロディが堪らなくシュールな「大友克洋の栄養満点!」😆。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/09/24(1608日経過)
記録初日
2008/01/04(6255日経過)
読んだ本
6617冊(1日平均1.06冊)
読んだページ
1672865ページ(1日平均267ページ)
感想・レビュー
957件(投稿率14.5%)
本棚
249棚
性別
血液型
O型
現住所
広島県
外部サイト
URL/ブログ
http://kdssquirrels.blog.fc2.com
自己紹介

小説、漫画など新旧いろいろ読んでます。

小説はホラーやミステリーなどが多めですが、ジャンルや作家には特にこだわりはなく、面白ければ何でも読みます。

登録日以前の読了日は、2008年1月以降全ての本の購入日が記録してあったためほぼ(?)正確。それ以前のものは読了日不明として登録しています。

基本的に感想を書くのはリアルタイム(読メ登録日以降のもの)のみ。再読した時には過去の本にも感想を入れるようにしています。再読の定義は最初から最後まで完読した場合。斜め読みや一部のみというのは含みません。

本棚の中にある「B-」「C-」「T-」「L-」などのアルファベットで始まる項目は、小箱の中に収めた現物の本をリストアップしたものです。他のソフトでリストを作るよりも効率がいいので利用しています。「B-1」「C-1」などの番号を箱📦に記入し、各々の本棚とリンクさせて中身がわかるようにしています。

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