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2024年10月の読書メーターまとめ

KDS
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感想・レビュー
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ナイス
180ナイス

2024年10月に読んだ本
16

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

KDS
いつもの著者の作品とは少し毛色の異なる印象。イヤミス度はさほどでもないが、本作の登場人物のような老後はイヤだな〜と食い入るように読まされる。これこそホントの生き地獄。施設なんて入りたくもないが健康寿命がつきたらどうしようもない。入居時に大金が必要だったり金が払えなくなるとぞんざいに扱われたり。「地獄の沙汰も金次第」てのはマジ話。長生きはできればしたいけど、本作を読むと長生きなんてするもんじゃねぇなとも思ってしまう。おひとり様であればなおのこと。死ぬ時ってこんなに難しいのか…色々考えさせられた作品だった😓。
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2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

KDS

23冊中、小説15冊、漫画8冊。9月24日で読書メーターに登録して丸四年になりました。四年たってもレビューの腕前は大して上達してないな〜と反省するばかり…奥が深いものですね。皆様10月もよろしくお願いいたします。2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:23冊 読んだページ数:7290ページ ナイス数:236ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1173656/summary/monthly/2024/9

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2024年10月の感想・レビュー一覧
16

KDS
店頭で見かけて気になっていた一冊。先週見た時にはたっぷり在庫があったのに、いざ買おうとするとすでにラスト一冊となっており慌てて購入。誰もが知っている童話をベースに繰り広げられる法廷ミステリー。舞踏会の最中に王子を殺した被告人として裁判にかけられるも、自らを弁護しつつ探偵役としても活躍する主人公のシンデレラのあっけらかんとしたキャラクターがとにかく際立っている。童話では意地悪な継母や二人の姉たちが、本作では愛すべきキャラとして描かれているのも面白かった。全てが解決した後のエピローグで明かされる真実には仰天!
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KDS
作者の画業50周年記念の3か月連続刊行の第2弾。ビッグコミックスは毎回月末が発売日なのだが、今回に限り講談社の「社外取締役 島耕作」第5巻と同時発売という変則的な形での刊行。第73巻は「時空星還」と「逆転する星」の二編を収録。表題作「時空星還」はタイムスリップもの。「島耕作」シリーズと違ってこちらはSF的な要素なんかも取り入れたこのようなエピソードもあったりするので漫画としての面白みがあり安心して読める。「島耕作」は時系列が現実社会とリンクしており、リアル故に危険も孕む。漫画は漫画として楽しみたいものだ。
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KDS
モーニング掲載の最新話が今なにかと話題になっている「社外取締役 島耕作」の第5巻。件の雑誌連載の方は読んでいないので詳細はよく分からないが、その内容はコミックスでは訂正されるとのこと。昔から贔屓にしている漫画家さんなので、あまり偏った見解での表現はして欲しくないな。この巻でも台湾有事が高確率で起こるような表現があり、フィクションとはいえ現政府の軍拡目的の煽りを鵜呑みにしているようにも思えた。まぁその辺は横に置いとくとして、横暴の限りを尽くす剣持社長を失脚させる動きがいよいよ進行し始める。面白くなってきた。
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KDS
ホラー作品10編を収録した短編集。著者の短編は「〜する女」といったようなタイトルのものが多いが、本書は実にその半数の作品がそれに該当している。「無視する女」「尽くす女」「返す女」「結ぶ女」「戻ってくる女」…という具合に。このうち「戻ってくる女」は既読。「結ぶ女」もかな?他にも「左手の記憶」も読んでるし、はっきりしないが「捕えられた声」などもなんとなく記憶がある。既読の作品集と重複しているものが多かった一冊。そんななか、鮮烈な展開が印象深かったのが「頼まれた男」と「緊急連絡網」の二作。
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KDS
読字障害というハンディを抱えながら若きカリスマとして注目を浴びる作家・コメンテイターの三条公彦。彼の人を惹きつける「仮面」の裏にはある秘密があった…?章ごとに語り部が変わり、主人公の宮下刑事の視点で綴られるのが第4章なので物語の焦点が絞れず、序盤はややとっ散らかった印象を受ける。しかしバラバラに思えたストーリーが次第に細い糸を手繰り寄せるように繋がっていくのは圧巻。それにしてもこんな反吐が出そうになるくされ外道な犯人はなかなかいない。逮捕のところで派手なアクションシーンでもあったらなお良かったかな。傑作!
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KDS
キャンプだほい♪キャンプだほい♪キャンプだほいほいほい♪「キャンプ」という言葉を見るだけでこの歌が頭の中を駆け巡る。広島の人間であれば何故なのかはピンとくるのではないだろうか😅。本書を読んでいる最中にもずっとこのフレーズが脳内リフレインされていたおかげでサバイバルホラーなのに全く暗さを感じなかった。キャンプが趣味で他人には興味のない無気力女子・斉藤ナツがソロキャンプ満喫中に幽霊には出会うわ殺人鬼には追いかけまわされるわで、もうてんやわんや。キャラ造形がとにかく素晴らしく、これがデビュー作とはおそれいった。
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KDS
ネタバレ「逆転」シリーズ第三弾。「逆転美人」同様紙の本ならではの超絶トリックが仕掛けられているこの作品。今度はどんな仕掛けなのか?まずはトリックは気にせず普通に物語を楽しもう…と頁を捲る。それでも頭の片隅ではトリックを見破ろうと意識はしながらだったが。ショートショートはなかなかクオリティが高くて楽しめるものばかり。違和感を感じるのは各々のタイトル。これらの妙なタイトルがなんらかのカギになっているのは明らかなのだが、解読方法はまるで検討がつかない…最後に判明するその解答はネタばらしなしでは到底見つけられない複雑さ!
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KDS
以前刊行された短編集の改版復刻版。気味の悪さ満点の表題作「家に棲むもの」「肉」。食べるために生き物を殺すのは罪になるのか?を問いかける「食性」。読むほどに理解が追いつかなくなる「五人目の告白」。童話「赤ずきん」をモチーフしているように見せかけつつ、あまりにも生々しいラストには驚かされる「森の中の少女」。夢の如きあやふやな時系列に惑わされるが、奇妙な物語世界に引き摺りこまされる「魔女の家」。語り部の老女の口述のみで絵が現実なのか現実が絵なのかがわからなくなる「お祖父ちゃんの絵」…など七篇のホラー作品を収録。
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KDS
最近見つけたガシャポンの「手塚治虫キャラクターすわらせ隊」で「ユニコ」のフィギュアが出てきた。そういえば「ユニコ」の原作漫画は読んだことなかったということに気づいて文庫全集で購入。本作はサンリオから発売された海外向けの少女雑誌「リリカ」に連載されたもの。海外向けということで、本書は左開きでセリフは横組み文字、コマも左から右へ進むという体裁になっている。意外に頁数が多いが本書では未完。その後「小学一年生」に連載が移ったらしい(まだ未読)。思いのほか読み応えがあった。「ブラック・ジャック」などと同時期の作品。
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KDS
「夢幻外伝」9話収録の第ニ巻。第一巻の最初のころは暗い画面で書き込みが多く絵柄も重苦しいムードが満点だったが、だんだんいつものスッキリとした絵柄に落ち着いてくる。なんでも当初のタイトルは「夢幻紳士〜恐怖編〜」だったのだとか。なるほど。本作より後に執筆されたものが「幻想篇」「逢魔篇」「迷宮篇」の三部作で、「怪奇篇」のリメイク「回帰篇」、「新・怪奇篇」「夢幻童話篇」へと続く。さらなる新作はいつになるのだろう。また、本書には第一巻同様シリーズとは関係ない短編が8本追加収録。最後の「父の手」以外は全て既読作品。
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KDS
「夢幻紳士」シリーズの未読作品はもうないと思っていたらまだあった。BOOK☆WALKERの電子書籍をレビューキャンペーンで貰ったコインにて購入。全ニ巻だが一冊の値段が割高なので若干実費を足すこととなった。でもコインは無駄にせず全部使い切る。「外伝」となっているのでスピンオフのようなものかな?と思っていたら通常通りの黒衣の心霊探偵・夢幻魔実也が活躍するストーリーで安心した。じゃあなんで「外伝」なの?あとがきにその理由が書いてあるが納得できたようなできてないような…。巻末に岡本綺堂原作の短編「白髪の女」収録。
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KDS
遂に最終巻!連載開始が「別冊少年マガジン」の2014年1月号で終了が2024年9月号。10年と9か月の長期連載だ。読んだ直後にはもう続きが読みたくなるくらいワクワクさせられコミックスの発売を楽しみに待っていた十年間。前巻のラストではトモダチゲームのボスの正体が明かされた。この巻では更に数々の謎が解明されて張られていた伏線も一気に収束!「信頼」がこの作品のテーマだったことが浮き彫りになる。雑誌連載の最終回で終わってたら少しモヤモヤしたかもしれないが、書き下ろし番外編のおかげでスッキリできる結末になっている。
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KDS
ネタバレやっと文庫化された著者のデビュー作。ストーカー被害に遭っていた後輩の萌香を殺した犯人を探し出そうと躍起になる千秋。だがその動機は復讐ではなく理解不能な歪んだ「愛」を犯人に対して抱いていたからだった…?一方、新人OLの杏は勤務する会社のブラックさに辟易しつつも自分に優しく接してくれる「先輩」に密かな恋心を抱く。物語は千秋と杏の二人の視点で進むが人物名がフルネームで表記されないので叙述トリックを予想するものの、その推理は見事にひっくり返される。そして最後の最後に交錯する、二人の関係性の末路…ラスト一頁に戦慄!
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KDS
著者の作品にしては珍しい「怪談」にまつわるミステリー短編集。それぞれ独立した短編なのだが、冒頭の書き下ろし「序章」と巻末の表題作「ぞろりん がったん」を加えることにより、本書全体を「序章」に登場する小説家・世良が執筆した作中作のような体裁にまとめあげている。「怪談」といってもホラーテイストはやや薄め。「座敷わらし」「河童の雨乞い」「チロリン橋」が面白い。また、「序章」と「ぞろりん がったん」は合わせて一つの物語なのだが、ラストのどんでん返しには驚かされる。なかなか読み応えのある一冊だった。
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KDS
ネタバレ「悲しき星の下に」「星春の蹉跌」「星寂の館」の三編を収録。なかでも「星春の蹉跌」が秀逸。会社を定年退職して無職となった主人公が三十年前にタイムスリップする。彼は若い頃、付き合っていた彼女を捨てて専務の娘と逆玉結婚。だがその専務は失脚し主人公も閉職へ追いやられた。逆に元カノは大出世。過去へ戻った彼は若い自分に会い結婚を考え直すよう説得。その後現在に戻ると、妻が専務の娘ではなく元カノに入れ替わっただけで彼の境遇は全く変化がなかったというオチが待つ。人の運命は他人に左右されるものではないという教訓のようなお話。
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KDS
いつもの著者の作品とは少し毛色の異なる印象。イヤミス度はさほどでもないが、本作の登場人物のような老後はイヤだな〜と食い入るように読まされる。これこそホントの生き地獄。施設なんて入りたくもないが健康寿命がつきたらどうしようもない。入居時に大金が必要だったり金が払えなくなるとぞんざいに扱われたり。「地獄の沙汰も金次第」てのはマジ話。長生きはできればしたいけど、本作を読むと長生きなんてするもんじゃねぇなとも思ってしまう。おひとり様であればなおのこと。死ぬ時ってこんなに難しいのか…色々考えさせられた作品だった😓。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/09/24(1521日経過)
記録初日
2008/01/04(6168日経過)
読んだ本
6545冊(1日平均1.06冊)
読んだページ
1651322ページ(1日平均267ページ)
感想・レビュー
903件(投稿率13.8%)
本棚
246棚
性別
血液型
O型
現住所
広島県
外部サイト
URL/ブログ
http://kdssquirrels.blog.fc2.com
自己紹介

小説、漫画など新旧いろいろ読んでます。

小説はホラーやミステリーなどが多めですが、ジャンルや作家には特にこだわりはなく、面白ければ何でも読みます。

漫画は、手塚治虫や永井豪などの系統の漫画作品を特に好んで読んでいます。

登録日以前の読了日は、2008年1月以降全ての本の購入日が記録してあったためほぼ(?)正確。それ以前のものは読了日不明として登録しています。

基本的に感想を書くのはリアルタイム(読メ登録日以降のもの)のみ。再読した時には過去の本にも感想を入れるようにしています。再読の定義は最初から最後まで完読した場合。斜め読みや一部のみというのは含みません。

当初漫画は登録しないようにしようと思っていましたが、重複購入防止用及び所有本リストとしても活用するため入れることにしました。

本棚の中にある「B-」「C-」「T-」「L-」などのアルファベットで始まる項目は、小箱の中に収めた現物の本をリストアップしたものです。他のソフトでリストを作るよりも効率がいいので利用しています。「B-1」「C-1」などの番号を箱📦に記入し、各々の本棚とリンクさせて中身がわかるようにしています。

「読みたい本」に登録しているものはほぼ全て読書メーターの献本に応募したときに登録したものなので、本当の意味での「読みたい本」とはちょっと違ったりします。この中からいずれ読むことになる本が出るかもしれないと思い参考がてら残したままにしています。

登録した本の書影が時間が経つと汚いものに入れ替わる現象が多発するため一度登録したものをオリジナル本などで登録し直すことがよくあります。感想は元のものをコピーして再登録しますが、その際データがリセットされてしまうため、ナイスやコメントをいただいていた方には非常に申し訳なく思っております。この場にてお詫び申し上げます。

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