ネタバレカモシカの角の回想で話が進んでいくのがおもしろい。主人公・祢々の境遇は苦難の連続としかいいようがない。だからこそ、角は語り、伝えたかったのだろう。当たり前のように登場する、絵から出てくるぺりかん、遠野で繁栄する河童、死んだ利直が取り憑いた金の蛇。作者が語った「ありったけのウソとホントをつぎこんだ」に納得。私は一度だけ種差海岸のそばを車で通ったことがあるけれど、美しい場所であることは間違いない。

ネタバレ主人公・綾が求める美は、人の本質的なものかもしれないけれど、裕福でなければ感受することが出来ない種類の美だと思った。上流階級の人たちしか出てこず、ここまで裕福レベルが振り切っていると、すがすがしい・・。綾、夫の伊織、友人の友則、不思議で強い絆を感じる三角関係に人間味を感じてよかった。

ネタバレカモシカの角の回想で話が進んでいくのがおもしろい。主人公・祢々の境遇は苦難の連続としかいいようがない。だからこそ、角は語り、伝えたかったのだろう。当たり前のように登場する、絵から出てくるぺりかん、遠野で繁栄する河童、死んだ利直が取り憑いた金の蛇。作者が語った「ありったけのウソとホントをつぎこんだ」に納得。私は一度だけ種差海岸のそばを車で通ったことがあるけれど、美しい場所であることは間違いない。