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2024年11月の読書メーターまとめ

烏骨鶏
読んだ本
17
読んだページ
5493ページ
感想・レビュー
17
ナイス
203ナイス

2024年11月に読んだ本
17

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

烏骨鶏
街の片隅にある、ごく普通の定食屋。二人の女性の視点で交互に語られる物語が、自分も指摘されなければ気付かなかったなと思う色々を浮かび上がらせてじんわりする。ちょっともう少し、続きが読みたかったけど、でもこれでいいのだと云う気がする。二度ほどつられて、酒屋さんのやっている昼定食を食べに行った。常連さんがきてるか分からなかったけど、ああ、こういう雰囲気って、確かに時々必要かも、なんてしみじみうまい一人飯。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
17

烏骨鶏
死体を埋めるまでのお手伝い、っていう出だしがエグいんだが、内容は更にだった。まるで偶々みたいなのに実はお祖母ちゃんの実家が、とかどんどん仕組まれたかのような経緯が。お寺でのお祓いは自分的には圧巻。この作品の死生感は自分が読んできたホラーと一風違っていて興味深かった。この後?この後は??いや、ここまでにしといた方がええのかな・・・
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烏骨鶏
機械仏教である。今やAIとか、昔は人工頭脳とか云ったよな~情報の海の中に生まれる意識達、それらも又私達生身のヒト同様生の苦しみを抱え。 オリンピックの年、情報コードの一つが悟りを得る。そこから広がる仏教史は我ら人類の宗教史をなぞるように幾重にも水紋を広げ、泡立ち波打ち。う~ん、お腹いっぱい。2XXX年宇宙の旅みたいなどこかへ攫われて戻ってきた読後感。 これだから、円城さんの本はつい手に取ってしまうのだなぁ。
烏骨鶏
「新装開店」から読んじゃったが、前日譚と思えば全然悔しくないぞ。とはいえ、いちいち、ああこれがあの台詞の。とか、あの振る舞いの。とか思いながら読むのもなかなか滅多にないので、それはそれで。 本と食べ物を組み合わせた章展開が、ここからだったんだね、とそれも美味しく楽しめた。 突然亡くなった滋朗さんの古書店をとりあえず開けてみた珊瑚さんと美希喜ちゃんの、本を愛する心と造詣の深さに私もあれこれ読んでみたくなる。本当に本が好きな人って、美しいなぁ。。
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烏骨鶏
昔ながらの喫茶店を営む私の過去がyouTuberによって告発?され、一夜にしてバズってしまった。。不意に訪ねてきた過去の象徴とも云うべき男・二人の過去を検証する旅は、傷を抉るようだが、最近の作品のしっかりとした安定感が、不安にさいなまれる心をなんとか支えて最後まで読ませてくれる。 初めて読んだのが「私の男」だったので、あれから「紅朽葉家・・」を経て、雰囲気は「紅!」まできたけど、なんだか読み続けてきて嬉しいな、と思った。
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烏骨鶏
秋田久保田藩のお家騒動とも思われる過去に翻弄される人生と、画を愛する事で繋がる三人の若者。若者・と云うには、この時代の人達の生き方や境遇は今の私達のそれとはあまりにも違って厳しく、過酷なものがあるように感じてしまう。唯その心根や感情は時代や背景は違っても等しく共感できるものであると云うことが胸に沁みる。一度だけ訪ねた角館の景色を思いながら、共に写生をしたいものだと願う若者の願いを思う。平賀源内については、このように実物大な描かれ方の作品を読んだことがなかったので大変新鮮だった。
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烏骨鶏
この本を読み始めた翌日、谷川さんの訃報を見つけました。最後の章は、まるでこの時を予見するかのような内容だったので一層感慨深いものとなってしまいました。。 伊藤さんは自分にとって同時代を生きた戦友のような感じなのですが、そういう時代を創ってくださったのは谷川さんの世代であり、新しい空気の中で、いろんなものに新しい視線で見ることを教えてくれたのかなと、この対談を読んで思ったことでした。合掌。
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烏骨鶏
なんて粘着質な・・・死の瞬間、最後の御願いをかなえてくれるシステムがあるなんて、死んだことないから知らなかったよ。その時のために、微に入り細をうがった内容を用意しなくちゃいけないなんて事も。西澤さんいつも凄い発想だな~それぞれの語りが、プロフィールと一寸づつイメージがずれたりして一寸混乱しながら読んだが、う~ん、とっても読み応えありました。是非読んでみてください。
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烏骨鶏
落語の中でも、怪談噺といわれるジャンルをネタにした作品で、落語もさることながら、登場人物達の闇が怖い。この方の落語のシリーズは割と明るいのだが、ミステリー系は何だがエグい味わいで、すごいなぁと思う。エグい方も読んでみようかなぁ・お腹壊すかなぁ・・・
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烏骨鶏
街の片隅にある、ごく普通の定食屋。二人の女性の視点で交互に語られる物語が、自分も指摘されなければ気付かなかったなと思う色々を浮かび上がらせてじんわりする。ちょっともう少し、続きが読みたかったけど、でもこれでいいのだと云う気がする。二度ほどつられて、酒屋さんのやっている昼定食を食べに行った。常連さんがきてるか分からなかったけど、ああ、こういう雰囲気って、確かに時々必要かも、なんてしみじみうまい一人飯。
が「ナイス!」と言っています。
烏骨鶏
開いてみたら、思いの外ゆったりとした行間なのに、中身はなんだかこっくりと濃厚だった。暑い国での幼少期が、むせかえるような空気感を肌に押しつけてくる。 私達の国は、もうそんな空気感を漂白しまくってきたけれど、でも、それでもやはり生き物の質感は、圧倒的に身体のどこかに沈んでいるのではないかと思う。
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烏骨鶏
あ、又やってしまった。続編ですねこれ。~とはいいながら、なんだかすっと入れた世界で気持ちよく読めた。珊瑚さんの気持ちが共感できる。あ、この本をテーマにした章たてが素敵でした。読んでみようかな、って思ってしまう。私戯曲は苦手だったんだけど。。あと、お弁当も食べたいな~、誰かに頼んで買ってもらおうかな~。。
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烏骨鶏
「六人の笛吹き男」から、摩館市にまつわる数年前の出来事とは・というわけで読んでみました。作家早見が旧友の連続殺人にかつて住んでいた摩館市を訪れて、真相を探るのだが、六人・・・の方と同じ土地ながら、又違った視線で興味深かった。こちらから読んでいたらどうだったろうか。彼が六人・・・の方で語る解決していない思いが、自分にもよく分かった。
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烏骨鶏
松井さんの歌舞伎関係の小説をいくつか読んだ事があったので手に取ったが、これはなかなか難物で時間がかかってしまった。無冠の若者が、公家の食客もどきとなり、いつの間にやら筆一本で世を渡っていく。思えば人の人生って、こんな風に目の前の事に懸命になって、あっという間に双六の上がりが来てしまうんだろう。 最後の数ページは、我ながら大変心に沁みるというか、他人事でないこの日を自分は何処でどんな風に、と、妙に平かな気持ちで親や子のことなんかを思ってしまった。
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烏骨鶏
忘れた頃にやっと読める、人気シリーズですが、羅半兄も帰京して、城下での日常が戻ってきた、と思いきや。。 派閥争いなのかそれにしては、、という落ち着かない情勢の中、緑青館も巻き込んで。ん~、この前読んだ王朝ものでもあったが、勝手に周りが上の人の斟酌して迷惑行為をよかれとなす、って怖いけど、それを更に見越して操る誰かがもっと怖い。。
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烏骨鶏
5つの作品それぞれ違った持ち味で楽しめた斜線堂さんのミステリー?ん~、ミステリーなんだろうな、仕分けるとしたら。 虹の奴以外は、割と自分の好みです。
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烏骨鶏
ちょっと宮部みゆきさんの江戸ものを思い出させる長屋の話だが、思い出させるのはお江戸の庶民だというだけ。 生まれてこの方ふわふわ生きてる藤介さんと、おそろしく理屈っぽい何者かわからん棠庵さんの虫物語?京極風のくすぐりが堪能できる新作で満足です。しばらくシリーズででないかなぁ。。
が「ナイス!」と言っています。
烏骨鶏
最新の医療機関でも治らない難病に苦しむ人は、自由診療に藁をも掴む思いですがってしまう。そんな思いを扱ったこの作品は、出てくる人それぞれの思いにダイレクトに同調してしまう。一寸だけマトリの人も顔をだして嬉しかったが、ほんと一寸だった。もうちょい絡んでほしかったかも。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/11/12(1504日経過)
記録初日
2020/10/20(1527日経過)
読んだ本
1400冊(1日平均0.92冊)
読んだページ
419222ページ(1日平均274ページ)
感想・レビュー
1292件(投稿率92.3%)
本棚
0棚
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