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2023年5月の読書メーターまとめ

コトラー
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20
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感想・レビュー
20
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2023年5月に読んだ本
20

2023年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

コトラー
ハラリが描き出すいくつかの未来の展望は陰鬱。サピエンスはどこに向かうのか。何になりたいのか。すべての倫理観は虚構に過ぎない。それをみんなが信じなくなったら、何がよりどころとなるのだろう。読んでおいてよかった。
が「ナイス!」と言っています。

2023年5月にナイスが最も多かったつぶやき

コトラー

2023年4月の読書メーター 読んだ本の数:34冊 読んだページ数:8667ページ ナイス数:310ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1206217/summary/monthly/2023/4

が「ナイス!」と言っています。

2023年5月の感想・レビュー一覧
20

コトラー
共同通信社の遊軍記者の目に止まった死亡記事。3400万の大金を残し亡くなった身元不明の女性。遺品には韓国1000ウォン札、米1ドル硬貨、星形のペンダントなどがあった。写真を見れば美人で、一人暮らしにもかかわらず夫のような男性も写っている。さらにアパートの契約者は男性だった。警察も探偵もたどり着けなかった女性の身元に2人の記者が迫る過程はミステリー小説のよう。どんな人にもその人の生きてきた証がある。
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コトラー
野生動物ほど可視化されていないが、昆虫類は「種」も「個体数」も確実に減っているらしい。虫がいなくなればそれを餌とする生き物が減り、植物の受粉は行われなくなる。原因は多岐にわたり解決は困難に思えるが、「まだ手遅れではない」と筆者は言う。庭に除草剤をまくのをやめたり、できるだけ自然な方法で作られた野菜を購入するようにするなど、一人ひとりができることが提案されている。内容は深刻だが読みやすい。《私の好きな虫》というコラムも楽しい。
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コトラー
室内コンポスト、マイボトル、ラップで覆わないなど、ごみの減量に取り組む人達の日常が紹介される。定番の方法だけど、とてもおしゃれ。南極シェフの渡貫淳子さんの茶葉や干し野菜を使ったレシピの紹介は興味深い。南極はほんとにゴミ捨てられないそうです。分別めんどくさいとか言ってる場合じゃないな。
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コトラー
「積極的休養」は「Active Rest」の日本語訳で「活動的休養」と訳したほうがわかりやすい。積極的にゴロゴロすることではなく、軽く走る、泳ぐなどして、疲労を効率的に解消すること。知らなかった。
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コトラー
突然「この人痴漢です」と言われ、駅事務所に連れていかれる。その後は警察が呼ばれ被害女性の話だけで逮捕勾留される。いくら「やっていない」と言っても「自供」を強いられる。示談金目当ての「ハメる女」「恐喝グループ」もあるという。万が一痴漢扱いされたら、●駅事務所には行かず、その場で絶対に自分ではないと誠意を尽くして女性に説明する。●駅事務所や警察へ行くことになったら、一刻も早く弁護士を呼ぶ。●弁護士がだめなら知人・同僚などを呼ぶ。/そもそも痴漢という卑劣な犯罪がなければ、冤罪も起こらないというのはそのとおり。
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コトラー
「どこだろうと、土俵に上がらないこと」「どこにもしがみつかないこと」吉本芸人闇営業事件など、大﨑さんの視点から語られる芸能界、マスコミの闇を興味深く読んだ。女を売れば売春、侠(オトコ)を売ればヤクザ、芸を売れば芸人。もともと社会に居場所のなかった人間がそういうものになった。反社は排除しなくてはならないが、何でもかんでもきれにする今の風潮に逆らう点には共感。売れなかったダウンタウンを成功させた戦略も楽しく読んだ。
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コトラー
スマホを置いて旅をしたくなります。スマホ・・・ちょっと前までなかったのにね。
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オズワルドも見たことがない、伊藤さんの声自体も聴いたことがない。そのせいだろうか。おもしろいと思わなかった。
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中学生か高校生のときに読んで全然おもしろくなかったという印象だったが、おもしろいじゃないか!お嬢さんが本当に好きだったのは、Kだったのか先生だったのか。それとも、あの時代の女性にとってはそんなことはどうでもいいことだったのか。なぜか『タッチ』を想起してしまった。お嬢さんの母親は全部お見通しだったろう。
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コトラー
栃餅や本物のわらび餅、天然ワカメなどを求めて、日本各地を訪れる筆者。ときに生後1年に満たない赤ん坊を連れて。『万葉集』『源氏物語』からの引用はわかるが、岩手県の西和賀で取れた農作物の作柄をまとめた『沢内年代記』についての記述は興味深かった。改めて日本の豊かな食文化に胃腸が反応する。レシピつきで紹介されていたアイヌの山菜汁「キナオハウ」を作ってみたい。
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コトラー
対談形式で読みやすい。ヨブ記の部分の解説は独特で興味深かった。で、旧約聖書がわかるかというと、そういう類いの本ではない。
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コトラー
「何が起こるかわからない世の中で、どんな事態に直面するかは運しだいであり、人間にできることは適応だけ」自らをダーウィニストだという出口さんの信条は「運命を受入れ前向きに生きる」。2021年1月9日、脳卒中で倒れ、右半身麻痺と失語症で歩くことも話すことも困難になった出口さんだが、リハビリに励み、単身赴任でAPUの学長に復帰。「歩けなくても話せるようになれば。世の中から求められているのはこの人の言葉ですから」奥さんの言葉が沁みる。
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コトラー
ティラノサウルスに関する最新の研究の経過報告というところでしょうか。特に恐竜好きではないのですが、興味深い。卵がまだ発見されていないことなど、知らないことがたくさんありました。
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「日々の出来事から学ばなければ死んだように生きることになる」・その日の出来事を書く。・振り返って、自分にとってどんな意味があったか、気づいたこと、次にやるべきアクションを書く。たったこれだけで、50代になっても成長するという。そのとおりだと思うけど、実行するのは正直面倒くさい(笑)大人の成長にはそれぞれのやり方があると思う。
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コトラー
装画に惹かれて手に取った。東日本大震災で被災した少女の目線からつづられる被災のリアル。フィクションでなければこういう本音は描けないなと思いながら読み進めた。非日常から日常へと進むラストは少し物足りない。と、最後に本作が参考文献を掲載せず、扱い方に配慮がなかったと書かれた文章があった。経緯はネットで調べてわかったが、作者がその後、作品を発表していないのは残念だ。装画は藤井俊治「快楽の薄膜」。
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コトラー
「ここまで言っていいんかい」という内容だが、ここまでできる人はあまりいないだろう。設定やキャラクターの創り方、プロットの立て方、人称の使い分け、情景描写のコツなど、具体的で興味深く読んだ。コラム6の「「無名」だからこそ手抜きをしない」は理由に納得。読者のお金と時間を無駄にしない作品を書くというのは当たり前のことでそうしてもらわないと困る。小説投稿サイト「ノベルアップ+」に寄せられた「書き方」に関する質問に一問一答形式で回答したものだが、Q1は「ネタがひらめきません」いや、もう小説書かなくてよくない?(笑)
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コトラー
「詩神と酒神に愛された男」田村隆一と新聞社の校閲部で働きながらほそぼそと詩を書き続ける北村太郎。2人は詩誌「荒地」に集い、若い頃から親しんできた友だった。田村の妻・明子と北村が恋愛関係になり、北村は家庭を捨て明子と暮らすようになるという実話に基づく小説なのだが、北村が明子と「恋に落ちる」というのがよくわからない。恋愛というのはそういうものなのだろう。明子との関係が終わり、よりを戻そうとする妻・治子に北村が言った言葉は「ママ」「人の心は変わるんだよ」一筋縄ではいかない大人の恋の物語。楽しく読んだ。
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コトラー
保育園の給食のおばちゃんが、在モンゴル日本大使館公邸料理人に。期待して手に取ったが期待以上。日本の約4倍という広さの国土に人口340万人。年間降雨量が50~400㎜という乾燥地帯での主食は肉。モンゴルの旧世代の人たち曰く「なぜ野菜を食べなくちゃならん?肉の中にもう入っているじゃないか」正解は一つじゃない。
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コトラー
アヘンの成分を含む合成麻薬・オキシコンチン。販売の初期の段階から危険視されていたが、製薬会社パーデュー・ファーマーは「効果が12時間持続する」「依存性はない」との虚偽の宣伝を繰り返す。医薬品のマーケティングに熟達した創業者の遺伝子を引き継ぎ、金にモノを言わせたなりふり構わぬロビー活動に戦慄する。怖い。
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コトラー
ハラリが描き出すいくつかの未来の展望は陰鬱。サピエンスはどこに向かうのか。何になりたいのか。すべての倫理観は虚構に過ぎない。それをみんなが信じなくなったら、何がよりどころとなるのだろう。読んでおいてよかった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/01/08(1807日経過)
記録初日
2020/01/01(2180日経過)
読んだ本
1496冊(1日平均0.69冊)
読んだページ
357377ページ(1日平均163ページ)
感想・レビュー
1231件(投稿率82.3%)
本棚
6棚
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