形式:単行本
出版社:NHK出版
形式:Kindle版
いつもは写真提供の情報をスルーするのだが、何となく見てたらミツツボアリの写真は今森光彦さん、ジンメンカメムシは海野和男さんのだった。こういうの見つけると嬉しい。
最終第5章では個人や家庭でも取り組めることに言及しており、その点を高く評価したい。なお、第4章で提示される近未来の最悪のシナリオは、このまま昆虫の減少に手を打たなければホントにそうなるかも?と思わせる怖いものがあった。▼ちなみに、農産物の一大産地が大規模な被害に遭えば、現在では補償制度があるので生産者は救済されるが、作物がないというリスクは残るので、地域や国を越えて融通し合うことが前提にあると思うが、先に読んだ地球レベルでの大干ばつなどの異常気象が頻発すれば(昆虫減少によらず)食糧をめぐって⇒
戦争になるリスクは非常に高まるだろう。水をめぐって上流国と下流国で対立するニュースなどを聞くと、互いの言い分が分かるので何ともやりきれない。だからなおさら大義のないプーチンの戦争を私は許せない。が、この戦争によるエネルギー施設への被害が、現代が如何に化石燃料に頼り切っていたかを明らかとした面があるので、ぜひこれを機会にCOP27等の取組みに各国とも本腰を入れて取り組んでもらいたい。とりあえず、私は庭の草花に殺虫剤を噴霧したり、化学肥料を投入するのを止めます。まずはそこから。
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