読書メーター KADOKAWA Group

2024年8月の読書メーターまとめ

モルワイデ鮒
読んだ本
9
読んだページ
3675ページ
感想・レビュー
9
ナイス
258ナイス

2024年8月に読んだ本
9

2024年8月のお気に入り登録
3

  • まさのすけ
  • ナオ
  • さくりや

2024年8月のお気に入られ登録
5

  • NORI
  • ナオ
  • まさのすけ
  • 笑い猫
  • さくりや

2024年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

モルワイデ鮒
ネタバレ新装改訂版で久しぶりの迷路館。過剰なまでの仕掛けと遊び心の密度が濃くて純度が高い。新本格批判する気持ちもわからなくもないという気までしてくるが『エラリイ』の演説を思い出す。犯人とか迷路と仮面とかコロコロとかは覚えていたがそれでも次々と技を食らって驚かされた。長男の謎がもしかして双子館で…とか本気で思ってしまった。犯人のデリケートなアレがデリケートで鈍いおじさんはまあそういう事なんですかねって言うしかない。ただあのいたずらはいかん。「奥さん、おめでただそうですね」じゃねーわ!稀譚社ノベルス680円!!
が「ナイス!」と言っています。

2024年8月にナイスが最も多かったつぶやき

モルワイデ鮒

皆さんいつもナイスをありがとうございます。励みになります。日々癒されています。僕らは天使で悪魔でどちらも愛の化身です。2024年7月の読書メーター 読んだ本の数:15冊 読んだページ数:5606ページ ナイス数:348ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1208737/summary/monthly/2024/7

が「ナイス!」と言っています。

2024年8月の感想・レビュー一覧
9

モルワイデ鮒
虫好き魞沢泉が人の心の襞をそっと撫でる六色の短編。どれもしっとりとした余韻と読後感。『赤い追憶』からの『緑の再会』がたまらない。魞沢が虫好きで本当に良かった。『白が揺れた』表紙の違和感。『青の音』の大胆な仕掛け。エピローグ的な『緑の再会』に細かい種が撒かれていて、短い中に内容が濃い。個人的に期待していたあの人は今作はお休みで、少し残念。時系列がどうなっているのかよく分からないが、魞沢はいろんな時代に現れる虫の精霊だったりして、という妄想。
が「ナイス!」と言っています。
モルワイデ鮒
謎の病と館に集められた十人。孤島と密室の内と外。人が人を殺すことは許されているのか。『愛の三範疇』『ならびみ、むきあい、わたしみ』『見る、見られる、見返す』矢吹カケル半分ぐらい何言ってるかわからない。折り目正しい孤島の館ミステリに哲学講義とギリシア神話の装飾てんこ盛りで千ページ弱。両手に持てる情報量は早々に限界。出てくる仮説を次々鵜呑みにして腹一杯。しかしぐったりして開いた終章で突如霧が晴れる。カケルのイメージも激変、は言い過ぎちょい変。ラストも印象的。真相を忘れないうちに再読したいが体力が。
が「ナイス!」と言っています。
モルワイデ鮒
ネタバレ殺意と標的とそれを知る者。あらすじから受けるイメージより更に一捻りあってどういう方向性で読んだらいいか定まらないフラフラな読み心地。芳野お前一人で何やってんの?ってずっと思いながら読んでいた。三原はまあ自分が悪いんだろうけど余りにも救いがないというか扱いが極端で同情してしまった。後味は決して良くはないというか全然良くないモヤモヤして仕方がない。そうだった碓氷優佳ってこういうのだった。
が「ナイス!」と言っています。
モルワイデ鮒
AI同志の対決テロ集団も。主張の強い名前と二つ名キャラのゲームのようなアニメのような目まぐるしい応酬でヘロヘロに。相以と以相で誤植かな?とかいう体たらくで輔の読み方が全然覚えられない。最後までアイとイアと読むモードに頭が安定しない。『そうじ』と『いそう』が幕末からニョキっと出てくる。相以がずっとあの話し方だったらきつかった。おじさんには少々味濃いめケチャップ多め。人工知能の知識や問題点が絡んだ謎解きが面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
モルワイデ鮒
蒐集家(コレクト・マニア)たちと映画狂(シネ・マニア)たちの七つの短編。『孤独の島の島』でマニアックに世界が反転し『人形の館の館』で現実世界につまみ出されて呆然。ホラーやドタバタっぽいのまで様々なテイストの七編だったが、最後にその世界から出て行ってしまいそうなフェードアウトに共通点を感じた。『彼女の呪われたお散歩コース』という言葉が何故かやけにツボにはまってしまってどうしたものか。
が「ナイス!」と言っています。
モルワイデ鮒
ネタバレ扇だけ携えた記憶喪失の男の事件。序盤二人の好ましいキャラクターで感傷的に。シンプルに見えて難事件『鍵のかかった男』的雰囲気。犯人までの長く険しい道のりの中で火村の心の奥が見えたのかどうなのか。解決編が最後なんだかぼやけた印象。やはり『犯人はあなたです』と唯一無二の指摘をする場面が好きなので、そこがやや不満。あと『シリーズ最大級の孤独で美しい真相』の帯には大いに疑問。終わり方が洒落た感じで(洒落てない表現)爽やかな読後感。
が「ナイス!」と言っています。
モルワイデ鮒
無茶苦茶な祖父のビルマ語りと寝言。振り回される息子と孫。じいちゃんのキャラクターが強すぎる。戦争体験談をこんなコミカルでいいんだろうか。殺気を持って近付けば目を覚ますってなんなんだ笑っちゃったじゃないか。じいちゃんの寝言の意味と戦友の話で締まる。ビルマで勝っていたらどうなってたのかわからないが、いずれにしても戦争に行った人の心に沈んだ重いものを感じる。と思ったら雪見だいふく。京子ちゃんの印象が完璧すぎる。
が「ナイス!」と言っています。
モルワイデ鮒
狂気と笑いと不条理の10の短編ディスク2枚組アルバム。わかりやすく画が思い浮かぶ『禍なるかな、いま笑う死者よ』『蒐集の鬼』が面白かった。LINER NOTEでそれぞれの短編の解説や背景が知れるのが良い。各ディスクの最初と最後がミステリーの次の進化のポイントになっているみたいだが、単なる謎解きではない模索的で正直戸惑う。『密室症候群』と『解決ドミノ倒し』はそうでもないかな。そんなことはないと思うが、みんながそっちに行くのはちと困る。
が「ナイス!」と言っています。
モルワイデ鮒
ネタバレ新装改訂版で久しぶりの迷路館。過剰なまでの仕掛けと遊び心の密度が濃くて純度が高い。新本格批判する気持ちもわからなくもないという気までしてくるが『エラリイ』の演説を思い出す。犯人とか迷路と仮面とかコロコロとかは覚えていたがそれでも次々と技を食らって驚かされた。長男の謎がもしかして双子館で…とか本気で思ってしまった。犯人のデリケートなアレがデリケートで鈍いおじさんはまあそういう事なんですかねって言うしかない。ただあのいたずらはいかん。「奥さん、おめでただそうですね」じゃねーわ!稀譚社ノベルス680円!!
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/01/14(1505日経過)
記録初日
2021/01/03(1516日経過)
読んだ本
917冊(1日平均0.60冊)
読んだページ
382229ページ(1日平均252ページ)
感想・レビュー
392件(投稿率42.7%)
本棚
57棚
性別
自己紹介

本格ミステリの重力に魂を引かれた男
島田荘司・綾辻行人・有栖川有栖・二階堂黎人・山口雅也・麻耶雄嵩・京極夏彦・森博嗣・石持浅海・櫻田智也

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう