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2024年9月の読書メーターまとめ

モルワイデ鮒
読んだ本
15
読んだページ
6040ページ
感想・レビュー
15
ナイス
501ナイス

2024年9月に読んだ本
15

2024年9月のお気に入り登録
2

  • ほたる
  • ミカママ

2024年9月のお気に入られ登録
1

  • ミカママ

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

モルワイデ鮒
ネタバレ物語とトリックが美しく融合している傑作。時計館を疾駆する黒衣と仮面の犯人が時計をいくつも振り下ろしてぶち壊す様を想像してゾクゾクする。体力的にめちゃめちゃ厳しそう。抜け道は賛否ありそうだがシリーズ最初からだし館の雰囲気や犯人に合っている。綾辻さんといえば子どものキャラクターが印象的。個人的には江南君の懐中時計がはじめから館の時計同様に狂っていてこっそり館に持ち込んでいたとしたら、最初の島田とのやり取りも効いて良かった気がする。偶然が過ぎるが。
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2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

モルワイデ鮒

皆さんいつもナイスをありがとうございます。励みになります。生きる気力が湧いてきます。愛じゃないけど地球を救いたいです。2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:9冊 読んだページ数:3675ページ ナイス数:258ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1208737/summary/monthly/2024/8

が「ナイス!」と言っています。

2024年9月の感想・レビュー一覧
15

モルワイデ鮒
ネタバレ私立探偵襟音ママエが〈何でも知ることのできる鏡〉を使って事件をズバッと解決。とはならない。色々とめんどくさい。鏡を利用した仕掛けや論理が複雑に入り組んでいて終盤のロジックは一度読んだだけではよくわからない。鏡を爆弾として使うというのは自分の中ではちょっと許容範囲を越えている感じがする。繰り返される呪文やら七人の小人やらで緊張感はない。
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モルワイデ鮒
18世紀ロンドン。詩人志望の少年と解剖学教室の屍体が増殖する暖炉。バートンズの個性的な面々や盲目の判事と助手のキャラクターが魅力的。少年の危うい未熟さが心配で案の定それ以上。解剖のくだりなかなか面白い。一部えっ!?って思う箇所もあるがさほどグロいわけでもない。散りばめられた伏線が何度となく翻って最初から最後まで心を揺さぶられ続ける。今年のベストかも。
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モルワイデ鮒
ネタバレ完全犯罪と完全恋愛。画家 柳楽糺こと本庄究の恋と事件と波乱の生涯。年代ごとの事件とキャラクターの魅力でどんどん読みたくなる。究少年の純真と里山の美しい描写が気持ちいい。だがしかし。朋音と火菜の運命にため息。あの夜の真実。親と子。いろんな事がありすぎて複雑な不思議な清々しさの読後感。探偵小説好きなら気付いてほしいアレにもきっちり驚きましたけど。
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モルワイデ鮒
ネタバレ何年ぶりかで何回目かの再読。忘れていた細かい部分が胸を重く突いて痛い。終盤の二転三転にいちいち仰け反る。子どもが辛い目にあうのは読んでてしんどい。よくある事だしストーリーを円滑に進める為には仕方ないが子どもがかしこすぎ。携帯電話の細工なんて眠たいおじさんには絶対に思いつかない。洋一郎心の病のふりをするって尋常じゃない。
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モルワイデ鮒
5短編モンスターと1中編モンスター。jazzyなフレーズの展開にあたふたしてリズムが刻めない『jazzy』。小ネタにニヤニヤしながら箱の中が深すぎて見えない『箱の中の中』。まさかアレじゃないよなそんなわけないよなって、あのマンガがずっとちらついてしまった『モンスターズ』。
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モルワイデ鮒
ネタバレ生まれ変わって殺し合う二人。北山さん真骨頂の大トリック。特殊設定的な要素に納得できる部分とできない部分が。例外と重複はちょっといただけない。いろんな時代を行ったり来たりして最後はもう誰が誰やらぐっちゃぐちゃ。地図のアレもいまいちピンとこない。地の文章の『○○だった』『○○した』『○○だ』の単調な繰り返しが気になって物語にしっかり入り込めない。世界観の演出としてあえてなのかもしれない。
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モルワイデ鮒
ミイラ男と鏡の密室。ミステリで包帯男…ってなったらこんな感じかな?という安易な想像を軽く越えた、隅々まで怪しい疑わしい空気が充満して酔いそうな雰囲気。もういいよっていうぐらい最後まで木乃伊男に翻弄されながら、しかし包帯を巻く練習のくだりとか、さすがに強引さが所々目につくやり過ぎ感。でもまあそれも良し。里中満智子さんの絵は電子書籍版にはないので、買うなら紙のほうが。
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モルワイデ鮒
ネタバレ神麻嗣子シリーズ第一長編。序盤のキャラ説明的な四人のパートで話が進まないのと、保科の愚痴とかダラダラした一人喋りで前半はやや退屈。神麻保科能解の関係性がどうなってんのか何なのかカテゴライズするのはもうやめた。あからさまなイヤな奴の気持ちのいい因果応報。事件自体は地味だが特殊設定のルールとタイムテーブルがなかなか絶妙で終盤のその捌きが面白い。犯人特定のロジックと意外性は十分だが、だったら今までのアレは何だったんだ感が出てくる。
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モルワイデ鮒
ネタバレサイキックの密室六つの連作短編。密室の謎は超能力がアレなんで単純なハウダニットではないホワイダニットがメイン。パズルが次々はまっていく感じの謎解きが面白い。神麻保科能解の三角関係か三すくみまたは三つ巴どれも少し違うおかしなチーム。空気がガラリと変わる『乳児の告発』が印象的。時系列では一つ目と二つ目の短編の間に長編『幻惑密室』が入ったりその他のエピソードが入り込んだりやや気が散る。ラストはよくわからん。
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モルワイデ鮒
クイーン親子の国名シリーズ。あべこべ殺人。ちょいちょいわからない所はあるが概ね読みやすい。おぽんぽんて何。175ページ目にして気付くマクワゴンじゃなくてマクゴワン。ネジ式ザゼツキーのタンジール蜜柑だ!ってこのタイミングで興奮してる奴は少ないんじゃないか。テンプル嬢の中国漫談は笑っていいんですよね。このホワイダニットはぼんやりと外枠だけは想像できても肝心な所はどんだけ考えても知識がないと思いつかない。物理トリックは図がほしい。
中原れい
2024/09/12 11:27

ずっと後に出た越前訳の他社版では解説にトリック図がついてましたので、図書館などでどうぞ。そんなでも創元版好きですけどね。

モルワイデ鮒
2024/09/12 12:17

ありがとうございます。なんとなくの想像でこれで合ってるのか?って自信ないんです😅

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モルワイデ鮒
ネタバレ物語とトリックが美しく融合している傑作。時計館を疾駆する黒衣と仮面の犯人が時計をいくつも振り下ろしてぶち壊す様を想像してゾクゾクする。体力的にめちゃめちゃ厳しそう。抜け道は賛否ありそうだがシリーズ最初からだし館の雰囲気や犯人に合っている。綾辻さんといえば子どものキャラクターが印象的。個人的には江南君の懐中時計がはじめから館の時計同様に狂っていてこっそり館に持ち込んでいたとしたら、最初の島田とのやり取りも効いて良かった気がする。偶然が過ぎるが。
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モルワイデ鮒
新装改訂版で二十数年ぶりの時計館。針のない時計塔、交霊会、遺言に謎の詩と死の占い、等々それらしいアイテム満載。遅れてきた二人など十角館との共通点があり、このスタイルを突き詰めた進化版のような感じがする。再読なので伏線が際立って見えて、うまく物語に馴染んでいるのかよくわからない。人形館の時とは違って、記憶を消してもう一度読みたい気持ちが強かった。
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モルワイデ鮒
新装改訂版で二十数年ぶりの人形館。初読時はあの結末に、本をぶん投げるまではしなかったが結構な怒りが。迷路館までその傾向がなかったわけではないが免疫のない初級者にはおいたが過ぎる。改めて読んでみるとニヤニヤが抑えられない。二周目がめっぽう面白い。世界が打ち砕かれる音を聞いて、本を今まさにぶん投げようとしている人は一旦落ち着いてもう一度読んでみてほしい。
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モルワイデ鮒
ネタバレ宙を歩く人形がケケケと笑う。手まり歌に短歌で雰囲気十分横溝風。登場人物がみんな絶妙にオカシイ。華都子が結構普通なのが設定がちょっと腑に落ちない。心の準備ができてなかった第二部。あの名前と作品名があんな感じで出てくるとは。そして思いきったトリックと怒涛の人形責め。終盤水のアレとかわちゃわちゃし過ぎてよくわかってない。色の使い方もったいないでもまあ好みの問題。思ったより人形笑ってくれなかった。
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モルワイデ鮒
ネタバレ若きウェルテルは自殺か他殺か。どの時代の大学生のこともよく知らないが、昭和初期の大学生の赤だ左だストームやらTHDやら大変そうだ。間に注釈が入って説明してくれて助かります。手がかりはまだ出てないな~なんてのほほんと読んでいたら次の事件。伏線はしっかりと張られている。登場人物は怪しい人ばかりで全員一通り疑ってみる。各章題が佐藤春夫などの詩から引用されていて素敵。最初の"睡りぐすりを飲みしきみ"でグッと掴まれた。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/01/14(1415日経過)
記録初日
2021/01/03(1426日経過)
読んだ本
892冊(1日平均0.63冊)
読んだページ
371941ページ(1日平均260ページ)
感想・レビュー
360件(投稿率40.4%)
本棚
53棚
性別
自己紹介

本格ミステリの重力に魂を引かれた男
島田荘司・綾辻行人・有栖川有栖・二階堂黎人・山口雅也・麻耶雄嵩・京極夏彦・森博嗣・石持浅海・櫻田智也

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