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2024年6月の読書メーターまとめ

小説大好き
読んだ本
2
読んだページ
588ページ
感想・レビュー
2
ナイス
25ナイス

2024年6月に読んだ本
2

2024年6月にナイスが最も多かった感想・レビュー

小説大好き
タイトルから全般的な文学論だと勘違いしましたが、実際は近代日本のプロレタリア文学やマルクス主義文学を個々に論じつつ、(特に日本の)文学研究の潮流を鋭く批判するといった内容で、難易度も入門書とは程遠かったです。それにしても著者の研究スタンスは私にとって理想的で、作品理解を深めつつ大枠の理論の刷新も迫るような、何度も読み直すに足る一冊だと感じました。学問傾向を敏感に掴むのはアカデミックな世界に身を置いてないと厳しいですが、文学と社会(政治・経済)活動との繋がりを重視する地に足ついた考え方は参考にしたいです。

2024年6月の感想・レビュー一覧
2

小説大好き
タイトルから全般的な文学論だと勘違いしましたが、実際は近代日本のプロレタリア文学やマルクス主義文学を個々に論じつつ、(特に日本の)文学研究の潮流を鋭く批判するといった内容で、難易度も入門書とは程遠かったです。それにしても著者の研究スタンスは私にとって理想的で、作品理解を深めつつ大枠の理論の刷新も迫るような、何度も読み直すに足る一冊だと感じました。学問傾向を敏感に掴むのはアカデミックな世界に身を置いてないと厳しいですが、文学と社会(政治・経済)活動との繋がりを重視する地に足ついた考え方は参考にしたいです。
小説大好き
さすがに3冊目ともなると「子ども学」の論理体系もかなりまとまってきている印象です。元々著者のテーマに対する洞察力は非常に高かったことは言うまでもありませんが、『論集子ども学1』ではとりとめのなかった各論に繋がりが生まれ、学問としての強度が増していると感じます。着眼点の鋭さは相変わらずで、「偉人伝のリライト問題」や「段階的家出空間の拡大」についてなど、面白い切り口で子ども学の深掘りが成されています。しかし、私がとりわけ衝撃を受けたのはそのどれでもなく、著者本人の戦災孤児としての戦争戦後体験を綴った章でした。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/01/15(1282日経過)
記録初日
2021/01/03(1294日経過)
読んだ本
293冊(1日平均0.23冊)
読んだページ
99808ページ(1日平均77ページ)
感想・レビュー
293件(投稿率100.0%)
本棚
3棚
性別
血液型
A型
自己紹介

小説が大大大好き。
MAで司書で英文学会員です。
隙あらばPh.Dも狙います。
選書や読書で国や時代はほとんど気にしていません。
たまに従姪にアカウントを乗っ取られます。

【マイルール】
・2021年1月1日を開始日とする
・漫画/ラノベ/雑誌は基本的に登録しない

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