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2024年12月の読書メーターまとめ

XX
読んだ本
25
読んだページ
6060ページ
感想・レビュー
13
ナイス
26ナイス

2024年12月に読んだ本
25

2024年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

XX
ネタバレ呪われた小説「夜果つるところ」の関係者を豪華客船に集めて取材をし、本に纏めようとする小説家とその夫(彼も関係者)を視点とした物語。いつも風呂敷を広げっぱなしで終わる恩田作品に不安もあったが、最終的にすっきり纏まっていて満足(ただしすべての謎が解明されるわけではないので、細部に曖昧さは残る)。たぶんリアルなドキュメンタリーのような設定にしたために、周辺の深掘りはするけれど本当の真実は本人たちしか分からないという結果に素直に納得できたのだと思われる。登場人物中唯一仮名の人物の正体がとても気になるのだが、さて。
が「ナイス!」と言っています。

2024年12月の感想・レビュー一覧
13

XX
カスハガとは「カスのような絵はがき」のこと。年末で疲れた頭にはみうらじゅんのゆるい世界が沁みる。氏の個人コレクションのみでなく、読者から送られてきたカスハガも多数紹介。日本だけでなく世界展開なのも素晴らしい。猿のシリーズはちょっと可愛いと思ってしまった。
XX
遠野市立博物館で行われた三回の特別展の図録を怪異をテーマに再編集したもの。さすが博物館監修だけあって図版が豊富。以前読んだ「遠野物語」は細い描線の白黒線画の印象だったが、この本のおかげで世界に色彩と立体感を得た。実話怪談を読む身としては、「オシラサマ」は門外不出で見ない・見せないイメージが強かったが、ここでは複数ページにわたって沢山掲載されていて驚いた。
XX
ネタバレ呪われた小説「夜果つるところ」の関係者を豪華客船に集めて取材をし、本に纏めようとする小説家とその夫(彼も関係者)を視点とした物語。いつも風呂敷を広げっぱなしで終わる恩田作品に不安もあったが、最終的にすっきり纏まっていて満足(ただしすべての謎が解明されるわけではないので、細部に曖昧さは残る)。たぶんリアルなドキュメンタリーのような設定にしたために、周辺の深掘りはするけれど本当の真実は本人たちしか分からないという結果に素直に納得できたのだと思われる。登場人物中唯一仮名の人物の正体がとても気になるのだが、さて。
が「ナイス!」と言っています。
XX
切ない話が多かった。最終章の戦争怪談は短いながら読みごたえがある。実際に体験者に取材できるのはいつまでだろう。怪談師の日常は「肝臓を大切にしなされ」と思った。
が「ナイス!」と言っています。
XX
文が何もないので以下に勝手に解釈。昔屋敷内で殺人事件があって犯人は死体をどこかに隠匿、以来廃墟になった屋敷には怪奇現象が起こるようになり、様々な幽霊が闊歩するようになった。あるいは幽霊屋敷の噂を聞いた霊媒師が訪れたときに出会った怪奇現象の数々の記録。
が「ナイス!」と言っています。
XX
「世界」といいつつ取り上げているのは日本、アジア、ヨーロッパのみ。日本やアジアはイベント中心で煌びやか、ヨーロッパはやはりクリスマスがメインでちょっと静謐な雰囲気もある。イタリア・スコッラーノのルミナリエと、フランスのギャラリー・ラファイエットのイルミネーションがまるで繊細なレース編みのようで美しかった。
XX
章毎に怪談師の日常が挟まれているのは、出版当時のイベントに来て欲しいという宣伝の意味もあったのかな。地味めな実話怪談が並んでいるが、「風共」や「懐歌」のような話を読むと、幽霊信じないと言いながら怪談は別物として大切にしているのだなと思う。人形供養の神社の話は面白かった。
XX
ゴーリー版クリスマス・キャロル。晩年に近い作品で、いつもよりも太い描線のせいか雰囲気もあまり暗くなく、内容もなんとなく愉快な気がした。
XX
なかなか訪れることのできない場所、野生動物や珍しい昆虫、自然が一瞬見せる奇跡や人間の眼が捉えられない瞬間など、映像の持つ説得力が感じられて面白い。高所恐怖症の私は、80階のビルの屋上の端に座って撮影者の足込みで撮影された香港の夜景の写真を見ているだけでも足が震えた。
が「ナイス!」と言っています。
XX
ちょっとヘンだけど真面目な上間さんと怪談には有能だけどやや人間失格気味な糸柳さんの日常と実話怪談の組み合わせは癖が強くて、怪談社の語りを知らなければ敬遠していたかもしれない。時折怪談以外の要素が強烈すぎて怪異が頭に入ってこない話がある(ラストの話とか)。
が「ナイス!」と言っています。
XX
因果で説明されると実話怪談でも理路整然としているように感じる。「井戸の守り神」のようにどうすれば正解だったのかという話はあるけれど。モボのご一家の話がやさしくて好き。
が「ナイス!」と言っています。
XX
以前何度かスライドショーに行きました。懐かしいネタ多かったです。コロナ画55は生で見てみたいな。
XX
圧倒的な画力と想像力あってのコミカライズで素晴らしい。島の風景にボッシュの怪物みたいなのが紛れていたのがご愛敬。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/07/12(4930日経過)
記録初日
2008/01/02(6217日経過)
読んだ本
3314冊(1日平均0.53冊)
読んだページ
978984ページ(1日平均157ページ)
感想・レビュー
21件(投稿率0.6%)
本棚
4棚
性別
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