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fritzng4
読書まとめ
2025年11月の読書メーターまとめ
読んだ本
6
冊
読んだページ
2611
ページ
感想・レビュー
6
件
ナイス
41
ナイス
2025年11月に読んだ本
6
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2025/11/29
写真が語る満州国 (ちくま新書 1804)
太平洋戦争研究会
288
登録
104
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2025/11/25
豊饒の海 第四巻 天人五衰 (てんにんごすい)
三島 由紀夫
352
登録
3310
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2025/11/18
豊饒の海 第三巻 暁の寺 (あかつきのてら)
三島 由紀夫
448
登録
3637
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2025/11/12
豊饒の海 第二巻 奔馬 (ほんば)
三島 由紀夫
528
登録
4036
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2025/11/07
爆弾【電子限定特典付き】 (講談社文庫)
呉勝浩
499
登録
46
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2025/11/02
春の雪 (新潮文庫)
三島 由紀夫
496
登録
623
2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー
fritzng4
2025/11/25
三島自決の日までに『豊穣の海』を読み終えるという己に課した課題を何とかギリギリクリアすることができた。四作を通じ登場する本多老人は最早生ける屍のようであり、地の底まで堕ちた評判すら気にせず生きていくかのようだがプライドは極めて高い。まだ中年であった三島、何と諦観に満ちた境地だろうか。それでいて、一体何を読まされているのかという若い二人の擬似的な青春もあり、四作の中でも最もカオティックな印象を受ける。果たして作品としてこの幕引きで本当によかったのか、今となってはわからないけれど、記憶に残る読書体験だった。
豊饒の海 第四巻 天人五衰 (てんにんごすい)
三島 由紀夫
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あらすじ・内容
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7人
が「ナイス!」と言っています。
2025年11月の感想・レビュー一覧
6
fritzng4
2025/11/29
タイトルの通りで写真がたくさん掲載されていて、かつて存在した満州国の都市の街並や人々の生活がある程度わかるようになっているが、「国」としては僅か13年とはいえその成立過程も素描されるためあくまで駆け足の満州国歴史概論という感じなので、満州について詳しく知りたい向きには物足りないのではないかと思う。当時の政治、関東軍、文化、生活について知るには個々のテーマに関する書物を繙く必要があるのだろう。以前から溥儀の自伝と満映の歴史に関する本は読みたいと思っている。
写真が語る満州国 (ちくま新書 1804)
太平洋戦争研究会
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あらすじ・内容
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6人
が「ナイス!」と言っています。
fritzng4
2025/11/25
三島自決の日までに『豊穣の海』を読み終えるという己に課した課題を何とかギリギリクリアすることができた。四作を通じ登場する本多老人は最早生ける屍のようであり、地の底まで堕ちた評判すら気にせず生きていくかのようだがプライドは極めて高い。まだ中年であった三島、何と諦観に満ちた境地だろうか。それでいて、一体何を読まされているのかという若い二人の擬似的な青春もあり、四作の中でも最もカオティックな印象を受ける。果たして作品としてこの幕引きで本当によかったのか、今となってはわからないけれど、記憶に残る読書体験だった。
豊饒の海 第四巻 天人五衰 (てんにんごすい)
三島 由紀夫
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あらすじ・内容
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fritzng4
2025/11/18
圧倒的であった前二作と比べると観念的というかブッキッシュというか、肉体を伴わない小説のような印象を受ける。殊に後半、執筆時の三島自身の年齢よりかなり上の58歳という年齢になった本多には、あまり血の通った人間性が感じられない。ジン・ジャンも慶子も槇子も椿原夫人も梨枝も、出てくる女性の描き方は今読むと悉く問題があるように思える。今西は澁澤龍彦をモデルにしているようだが、悪意も透けて見える。とはいえ御殿場に主要人物が集結してのクライマックスの盛り上がり方は見事だし起承転結の転としては大いに読み応えがある。
豊饒の海 第三巻 暁の寺 (あかつきのてら)
三島 由紀夫
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あらすじ・内容
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fritzng4
2025/11/12
誰もが飯沼勲を三島本人と重ね合わせることだろう。しかし実際には作中の佐和と同年代であった作者三島は、裁判の描写でもわかるように様々な立場や人間の狡猾さを確と把握している。若さに嫉妬する小説家は思想を物語として書きつけるに終わらず、若者の持つエネルギーや直情性を私的な生活でも直に取り入れながら破滅的な最後へと向かっていったのであろう。その思考と不退転の覚悟を持つまでの過程が行間から滲み出ているようで、好き嫌いを超越して凄まじさを感じる作品であった。ただ作中の「神風連史話」は読んでいて理解不能で苦しかった。
豊饒の海 第二巻 奔馬 (ほんば)
三島 由紀夫
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あらすじ・内容
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4人
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fritzng4
2025/11/07
映画を見てから読んだ。この原作でもスズキタゴサクの台詞は非常に分量が多いが、感覚的に6〜7割は映画でも使われていたのではないかという印象。それだけではなく、多少の違いはあれど、些か拙速とも思える幕引きに至るまでプロットや細部においても原作を忠実に映像化しており、二時間強の映画でこの情報量を見事に整理したものだと感心した。原作では犯罪者、警察、一般市民それぞれの登場人物の心の機微が地の文で精細に描かれるため映画よりもメッセージ性は鋭く、心の奥底に誰もが持つような醜悪さを容赦なく抉り出していき時に苦しくなる。
爆弾【電子限定特典付き】 (講談社文庫)
呉勝浩
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あらすじ・内容
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3人
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fritzng4
2025/11/02
主人公清顕の自意識過剰な振る舞いが悲恋を呼んだのだとイライラさせられるも、気づけばこの劇的な大恋愛物語の虜になっている。好き合っていても結ばれない男女二人だけでなく、彼らを取り巻く人々のキャラが立ちに立っていて、特に蓼科と祖母の行動言動は記憶に残る。松枝家の描写で華族の生活を提示し、そこに主要人物が集まってくる冒頭、小説の仕掛けとして何と巧みか。あっという間に大正時代に誘われる。四部作の堂々たる開幕、初読なので次の三作が本作とどう交わっていくのか、楽しみである。
春の雪 (新潮文庫)
三島 由紀夫
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あらすじ・内容
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3人
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ユーザーデータ
fritzng4
40
お気に入られ
11月の読書メーターまとめ
読書データ
読んだ本
872
冊
読んでる本
3
冊
積読本
58
冊
読みたい本
171
冊
プロフィール
登録日
2011/07/23(5261日経過)
記録初日
2011/08/09(5244日経過)
読んだ本
872冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
285246ページ(1日平均54ページ)
感想・レビュー
770件(投稿率88.3%)
本棚
0棚
性別
男
現住所
東京都
自己紹介
映画好き。
ミステリ好き。
お気に入り
44人
お気に入られ
40人
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