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2023年7月の読書メーターまとめ

青乃108号
読んだ本
13
読んだページ
4270ページ
感想・レビュー
13
ナイス
5945ナイス

2023年7月に読んだ本
13

2023年7月のお気に入り登録
10

  • セシルの夕陽
  • たくはる
  • 逢沢伊月
  • レンジャー
  • かのこ
  • おのち
  • ねこっち
  • Kazuki
  • うさレモン
  • 笹木

2023年7月のお気に入られ登録
15

  • セシルの夕陽
  • たくはる
  • 逢沢伊月
  • レンジャー
  • ララ♂
  • かのこ
  • おのち
  • ねこっち
  • めがねざんまい
  • Kazuki
  • #26 Kの字
  • すいへい
  • りる
  • うさレモン
  • 笹木

2023年7月にナイスが最も多かった感想・レビュー

青乃108号
コロナ禍における、ちょっと変わった少女、成瀬を主役においた連作短編集。全体の構成と、それぞれの話の視点の取り方とコロナの状況の変化が面白い。①成瀬中2。友達A 視点。ソーシャルディスタンスのコロナ禍中。②中2。友達A視点。M-1出場、無観客。③突然他人の大人視点。アクリルパーティション。①の成瀬、遠景に登場。④成瀬高1、友達B視点。オープンキャンパス。⑤成瀬高2、他校の男子視点。かるた選手権出場。⑥成瀬高3、成瀬本人視点。夏祭り。コロナ禍中から独自の青春を謳歌した成瀬。コロナ禍が去り成瀬はこれから。
青乃108号
2023/07/08 09:05

本読むおっさんさん 的確な考察だと思います!コメントありがとうございます🤗

青乃108号
2023/07/08 09:10

①、③が先に発表され、その後各話を加えて出版された作品。書籍化にあたりこの素晴らしい全体の構成を練った、著者と編集者の手腕に脱帽です。

が「ナイス!」と言っています。

2023年7月にナイスが最も多かったつぶやき

青乃108号

6月は休みの日も眼科に内科に泌尿器科と通院が多く大変でした。おかげで体調万全、7月も頑張ります!どうぞよろしくお願いいたします!2023年6月の読書メーター 読んだ本の数:12冊 読んだページ数:4323ページ ナイス数:5085ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1235074/summary/monthly/2023/6

Vanc
2023/07/03 00:11

青乃108号さん、いつもありがとうございます。共読は、今村、伊岡、中山各氏の3作品でした。嗜好がよく一致することが多いですね。私も先月は検査検査の待ち時間で読書の量が増えました。今月も宜しくお願いします。

青乃108号
2023/07/03 16:21

Vancさん こちらこそいつもありがとうございます!段々と暑さが厳しくなってきました、お互い健康に気をつけて行きましょう🤗どうぞよろしくお願いいたします!

が「ナイス!」と言っています。

2023年7月の感想・レビュー一覧
13

青乃108号
小学校の時に教科書で読んだ「山椒魚」。懐かしい。その他11編収録の短編集。どの短編も面白いが中でも「朽助のいる谷間」「へんろう宿」「言葉について」「女人来訪」が良い。それぞれに女性がなんとも魅力的に描かれており好ましい。漫画家つげ義春の諸作品との類似点が多く、いかに大きく影響を与えたのかが分かって興味深い。たまにはこのような古い作品にのんびり浸ってみるのも良いものだ。なんとも言えず癒される。そのうち作品世界から離れ難くなり、また日常に戻らなくてはならないのが悲しくなるほどに心地良くいつまでも浸っていたい。
ルチル
2023/07/29 15:38

すてきです!<いつまでも浸っていたい

青乃108号
2023/07/29 23:14

ルチルさん いや本当にそうできればどんなにいいでしょう。そういう訳にはいかないのが現実ですね。コメントありがとうございます🤗

が「ナイス!」と言っています。
青乃108号
金田一耕助シリーズ2作目。「本陣殺人事件」から9年後、大戦に召集された後復員した金田一。戦死した戦友の言葉に導かれ訪れた島で起きる連続殺人。これぞ探偵小説、その物語の展開にワクワクしながら読み進める。そして明かされた事件の真相と、ラストもう一段のひねり。どこまでも悲劇としかいいようのない話なのにサラリと読めるその軽妙な語り口が見事な傑作。何故もっと早く読まなかったか。沢山出ているこのシリーズ、全部読むのは無理そうだけどあと3作程は読んでみたい。
が「ナイス!」と言っています。
青乃108号
共通する登場人物が1人居るのと、著者が同じだという理由だけで、全く別作品なのに無理矢理「三体」のタイトルを付けられた不幸な作品。それなりに地球規模の壮大な話に持って来てはいるが、さすがにあの「三体」の大宇宙&四次元の話の前には壮大さの差に於いて霞んでしまう。装丁の女性の立ち絵はどうにも綾波レイっぽいし、タイトルと装丁を変えて独立した作品として読めば面白いところも多いし見せ場はチャンとあるしラストはちょっと物悲しい気持ちにもさせてくれるし、それなりにいい作品だと思うんですけど。売り方がね。これはいけんね。
が「ナイス!」と言っています。
青乃108号
我が心の作家、町田康の短編集。7話収録。中でも「どぶさらえ」がベスト。俺も経験した事があるのだが町内会の役員会議。あの不毛な会議のくだらなさを真にくだらなく書いてくれていて大変爽快である。嫌々ながらどぶさらえを押し付けられた彼が孤軍奮闘の末、汚物にまみれてドブ川に沈んで行くラストは壮絶である。その他「ギャオスの話」は町田には珍しく俯瞰で怪獣騒動を描いており、なんか新鮮な感覚を覚えたり。ラストの2話は町田の作品にしては冗長に感じ、どこまで話引っ張る気なん、と気が遠くなりかけたがギリギリなんとか持ちこたえた。
n1
2023/08/30 17:41

町内会費滞納菩薩で大爆笑した記憶があります。ビバカッパ。

青乃108号
2023/08/30 18:39

n1さん それそれ、ビバカッパ! 可笑しかったですね🤣コメントありがとうございます!

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青乃108号
ちょっと読んで寝よう、と軽い気持ちで読み始めた。とんでもない本だった。75歳の老女の1人語りとどこかクールな地の文の織り成す何とも味わいのある物語。一気に読んだ。人間とは。老いるとは。生きる事の意味は。死ぬという事は。老女の思弁はそれらの真実を探し求めて果てしなく続き、めぐりにめぐってついに答えにたどり着く。そしてそれはおそらく真理ともいうべき普遍的な答え。見つけた。何だかいろんな事が怖くなくなった。泣けた。良かった。嬉しかった。
レモングラス
2023/09/09 10:51

すばらしいレビューをありがとうございました😊私にとって今年読んだ本のベスト3に間違いなく入ると思います。出会えてよかった。読んでよかった。

青乃108号
2023/09/09 11:04

レモングラスさん 何よりも嬉しいです!こちらこそ、ありがとうございます!

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青乃108号
総理大臣訪問中の高校に立て籠る武装勢力に立ち向かう女子高生1人。卓越した戦闘能力と知識でもって圧倒的勢力と勇敢に闘う。物語は読み手の期待を裏切らず見せ場満載で最後まで突っ走る。映画ダイ・ハードを思わせる展開ながら、その映画自体を茶化す余裕まで見せられニヤニヤしてしまう。ダイ・ハードにはなかったドローンの執拗な攻撃に悩ませられながらも、1人また1人と敵を倒す彼女。事件の首謀者と対峙した時彼女の取った選択は。これは面白かった。続編もびっくりする程沢山出ているようで、もう一冊くらいは読んでも良いかなと思う。
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青乃108号
間違いなく今まで読んできた中で一番マイナーな本。河出文庫版が読みたかったのだが図書館所蔵なく、リクエストしたところで叶いそうもないのでこちらを。7編収録の短編集。表題作は表題作のくせにどんな話だったか、さっぱり印象になくパラパラ読み返しても記憶が一切甦ってこないという特殊な作品。しかしながらその他6篇は皆ひと癖あって面白い。なかなか人には薦めにくいが、薦めたところでおそらく誰も読まないだろうしこういうある意味マニアックな本は1人ひそかに楽しむのが良い。河出文庫版はかなり収録作が違うのでいつか読んでみたい。
hutaro
2023/07/19 12:26

こんな本が出ていたんですね。短編集のタイトルを調べたんですが、「女死刑囚」がインパクトあって面白そうです。

青乃108号
2023/07/19 12:37

hutaroさん 河出文庫版の方ですね。私もそれを読みたいのですがこちらには収録されておらず残念です( ω-、)コメントありがとうございます!

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青乃108号
これは、上巻の方が怖かった。下巻に入って邪悪なる者の正体が割れ、対決ムードが徐々に高まって行くのは良いが、その前段、すでに邪悪なる者の手に墜ちてしまった主人公の許嫁に彼自ら杭を打ち込む場面、他にも神父やら医者やら仲間がいたのに、なぜ彼は拒否しなかったのか他の仲間に頼めば良かったじゃないか、その理由もはっきりしないまま、それでもやるならそれなりに逡巡やら躊躇やら葛藤やら総動員でページを割いて盛り上げて欲しかったのに、カーン、と割りとあっさり。上巻の葬式場面のあのしつこさをこの場面にこそ欲しかったのに。
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青乃108号
片田舎の町、セーラムズ・ロットで次々起こる怪奇な出来事。小さいとは言え呪われているのは「町」なので、序盤で町の住人の面々と彼等の生活風景とが、共に異常な程の丁寧さで描写されるのだが、膨大な人数で挫折しそうになる。しかしこの大量の人物紹介が必ず後で効いてくるはず。中盤あたりから不穏な空気が漂い初め、町の住民が1人2人と不審死を遂げる。一文が長く読みにくい事も、俺の心を折りかけたものの、少年の葬儀場面や埋葬の場面では、その長く読みにくい一文で執拗なまでに繰り返す静かな描写が、上巻にしてすでに非常に怖い。
が「ナイス!」と言っています。
青乃108号
伊坂幸太郎の短編集。小学生の子供たちに持ち上がるあれこれとそれに関わる大人達のあれこれ。「アンスポーツマンライク」がベスト。「逆ワシントン」が次点。小学生の頃って、こんな感じだったかな、どうだったかな、殆んど思い出せないけど。でも何だか懐かしい、5つの物語はどれも外れがなくとても楽しく読む事が出来て、読後も何だか嬉しいような。「一秒は永遠」っていい言葉だよな。俺に残された時間もまだまだ長いって事だよな。そうかそうか。読めて良かった。
青乃108号
2023/08/21 23:08

とみかずさん こちらこそ、ありがとうございます🤗あの頃は毎日楽しかったですね❗️

とみかず
2023/08/22 12:28

思い出せない(笑)

が「ナイス!」と言っています。
青乃108号
コロナ禍における、ちょっと変わった少女、成瀬を主役においた連作短編集。全体の構成と、それぞれの話の視点の取り方とコロナの状況の変化が面白い。①成瀬中2。友達A 視点。ソーシャルディスタンスのコロナ禍中。②中2。友達A視点。M-1出場、無観客。③突然他人の大人視点。アクリルパーティション。①の成瀬、遠景に登場。④成瀬高1、友達B視点。オープンキャンパス。⑤成瀬高2、他校の男子視点。かるた選手権出場。⑥成瀬高3、成瀬本人視点。夏祭り。コロナ禍中から独自の青春を謳歌した成瀬。コロナ禍が去り成瀬はこれから。
青乃108号
2023/07/08 09:05

本読むおっさんさん 的確な考察だと思います!コメントありがとうございます🤗

青乃108号
2023/07/08 09:10

①、③が先に発表され、その後各話を加えて出版された作品。書籍化にあたりこの素晴らしい全体の構成を練った、著者と編集者の手腕に脱帽です。

が「ナイス!」と言っています。
青乃108号
柚月裕子らしからぬ、大した事ない短編集。まるで習作の様で、読んでいて恥ずかしくなる程の不出来な作品が混じっている為に、全体の印象を悪くしている。全11話、駄目だったのは「お薬増やしておきますね」「愛しのルナ」「黙れおそ松」の3話。信じられない程つまらないし、これは世の中に出してはいけないレベルだと思いますが。
ナナ
2023/10/22 19:17

青乃さん、ナイスありがとうございます。この作品、詳細はすでに記憶にないのですが、とにかく駄作揃いで、柚月さんのデビュー前後の作品をトリビュート的に世に出したのかと勝手に邪推したのを思い出しました。プロの作家さんらしからぬ出来だと思いましたね。

青乃108号
2023/10/22 21:03

ナナさん 激しく同意です👍️コメントありがとうございます!

が「ナイス!」と言っています。
青乃108号
「蠱毒」の首謀者が割れ、その目的も垣間見えてきた第2巻。全編を貫く疾走感は相も変わらず、見せ場に継ぐ見せ場の連続と死闘を克明に描写する筆力で一気に読ませる。殊にクライマックスの浜松の攻防は、読みながら恍惚感を覚える程の凄まじさ。これは凄い。面白い。完結編が待たれる。読まずに死ぬわけにはいかない。
Vanc
2023/07/04 22:45

青乃108号さん、ナイスレビューですね。『読まずに死ぬわけにはいかない』ですか。今日、図書館から借りてきましたので、とても楽しみです。堪能したく。

青乃108号
2023/07/04 23:07

Vancさん ありがとうございます!大変面白かったです🤗完結編、あと1年か1年半か、楽しみに待ちます!

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/03/19(1320日経過)
記録初日
2021/03/08(1331日経過)
読んだ本
533冊(1日平均0.40冊)
読んだページ
186627ページ(1日平均140ページ)
感想・レビュー
533件(投稿率100.0%)
本棚
38棚
性別
血液型
AB型
職業
サービス業
自己紹介

日々些末な事などに終われあまり時間がない上、読む速さも極めて遅い。しかるに総合的に残された時間と言うものにも限りが見えて来た俺。果たして俺は後、何冊の本が読めるのか?

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