昨年の本屋大賞受賞作である「汝、星の如く」の続編であり、今年もノミネートされていたが、所詮続編なんでしょう。。。と、読む前は思っていた。しかしやはり、読み進めるにつれて、あの櫂と暁海と北原先生の世界観が蘇ってきた。ずっとこの人たちと同じ空間にいたいと思った。素敵で、思いやり深くて、温かい。血は繋がっていなくても、縁を大事にして丁寧に築き上げた家族たち。瀬戸内の自然を背景に、是非美しい映画を制作していただきたい。

昨年の本屋大賞受賞作である「汝、星の如く」の続編であり、今年もノミネートされていたが、所詮続編なんでしょう。。。と、読む前は思っていた。しかしやはり、読み進めるにつれて、あの櫂と暁海と北原先生の世界観が蘇ってきた。ずっとこの人たちと同じ空間にいたいと思った。素敵で、思いやり深くて、温かい。血は繋がっていなくても、縁を大事にして丁寧に築き上げた家族たち。瀬戸内の自然を背景に、是非美しい映画を制作していただきたい。

ミステリー系の重い作品が続いたので、気分転換に、前から読んでみたかったので。先祖代々営むという代書屋の後継になり、1人っきりで鎌倉のお店を守るアラサー女子の通称ポッポちゃん。彼女の元には、様々な手紙の代書の依頼が舞い込んで来る。中でも印象的だったのは、謝絶状と、亡くなった主人からの手紙だ。無理難題な依頼にも関わらず、ポッポちゃんは真摯に、依頼者たちの背景や思いを汲み取る努力をして、本人たちに成り代わって見事に書き上げる。字体も、紙も、筆記道具も、全て内容によって変わるのだ。改めて、手紙っていいなあ。