最後に望月の旦那が出てきて声を上げそうになったけどやっぱりあの人、なんか絡みがあるのか…そうか…。菊っちゃん出番少ないなぁ残念だなぁ次作はもっと出番少なそうだなぁ残念だなぁという気持ちです。わたし、長野まゆみの描く純粋で危うげな少年の代表みたいな菊っちゃんがだいすきなので…
とても良かった、高瀬さんの本ってこう、くさくさした特に言及する必要のないこころのなかのどろどろを丁寧に、ひとつひとつすくい上げていきますね。ちょうど私ばっかり、割に合わないって言い続けてる人が目の前にいる状況だから、ふって笑いながら読めた。とてもよかった。末永い幸せも結婚出産がおめでたいものには変わりはなくても実際そう思えてても、おめでとうーきれいーおしあわせにーって版を押したことばたちに嫌煙するきもちが丁寧に描写されてた。とてもよかった。すきです。
なにかの本を読んだ時、最後がこういう流れだったらもっとすきだったなぁでもそれって小川洋子の世界になるなぁと思った通りのラストになっていて、それがとても心地よく、こういう小川洋子の余白をわたしはとてもあいしているのです。
ハァーーーーッッ!!!!ありがとうございます!!個人的には秋菊の菊っちゃんがだいすきなので、菊っちゃんのいい男っぷりに豹変していく様が見てみたい…!蔵兄って可愛く呼んで後ろにひっつきのらりくらりしながらゆで卵食べてるのにかっこよくなるんでしょ?最高かな…!連作ということで次作にも望月の旦那が出てくるかなぁどうかなぁ出てこないだろうなぁ。でも蔵兄はもっと状況に怒っていいとおもう。
逃亡者、カード師あたりからひとつのターニングポイントを迎えて、なんか雰囲気が変わっていっている気がしますがこの変化は好きです。言語化できずでごめんなさい。ちなみに読んでいるときに吉村萬壱の虚ろまんてぃっくに出てくる行列ばっかり思い出してくれて汚エログロとは違うんだけどなぁやだなぁとそればっかり考えていました。むぅ。
本を読んだときのきもちを数行の散文詩にこめてます。
名前回避のため、名称変更しております。どの名前でもおすきにどうぞ。
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このオムニバスの作品の中ではきまじめな卵焼きがあまりにも好きすぎました。これだけ読んだことがこの本を読んだ意義だっていえるくらいに。