「末摘花、紅葉賀、花宴、葵、賢木、花散里」が載っています。いかに源氏の君が美しく優れているかが随所に描かれていて、私の想像力の限界を感じました。(笑)そんな源氏の君も桐壺帝が崩御されると次第に順風満帆とはいかなくなり、藤壺の方の出家や朧月夜との密会が明らかにされ、次第に暗雲が立ち込めていく。六条の御息所の生霊が葵の上に取り憑く様は、正直恐ろしく感じました。源氏の君のような素敵な方がご誠実であったら尚素敵なのに、といつもながら単純な私の感想です。

薄雲から胡蝶まで。明石の君のご身分が低い為、紫の上が明石の君の可愛い姫を育てることに。現代の感覚では考えてはいけないけれど、明石の君の辛さも、そして源氏の君の浮気心に悩む紫の上も切ない。それにしても親代わりのを買って出た玉鬘にまで言い寄る源氏の君には正直興醒めしてしまった。

「須磨」「明石」から「松風」まで。朧月夜とのスキャンダルに源氏の君の身が危うくなり、須磨、明石へと蟄居するも、そこで明石の君と結ばれて姫も誕生する。そして源氏の君の罪も許され、再び京に戻り源氏の君の栄華となる。紫の上の心情にも思いを寄せるが、この本で私が一番共感したのは明石の入道だった。源氏の君が京へ去ってしまうので娘の明石の君が不憫で行く末が不安の余り動き回りケガをして、その痛さに悲しみを紛らわす。息子が地球の反対側に赴任すると聞き悲しすぎて動き回りケガをした私。千年経っても人の心って余り変わらない。

A保育園で読み聞かせ。こちらで教えて頂き読みました。桜がまだ咲いていてくれてよかった。読み終わった後、「セミも桜の木が大好きなんだよ」と言うと目を輝かせる子が結構いました。😊

A保育園年長さんに読み聞かせ。以前本屋さんで幼稚園児らしい男の子が一緒にいたお祖父さんに、「この絵本おもしろいんだよ」とケタケタ笑いながらお祖父さんに説明していたのを見て、それから私も時々読み聞かせに使うようになりました。　やはり、今回も子どもたちに受けました。この絵本を知っているらしい子も笑いながら楽しんでくれているので、田島征三さんのこの絵本はすごいなあと思いました。

A保育園年長さんに読み聞かせ。大好きな絵本で読み継がれていってほしいと思うのでよみました。子どもたちも自分の弱さを乗り越えていくラチとそれを助けてくれる赤いライオンに心を寄せているようでした。学校司書仲間(10年程前)が作ってくれた赤いライオンのぬいぐるみを1人ずつタッチして、みんなつよくなるエールを送り、喜んでくれました。コロナが収まってきてよかったなあ。😊

A保育園年長さんに「赤ずきん」をストーリー・テリング。 年中さんの時からのお付き合いがあり、楽しげにお話を聴いてくれました。でもおばあさんや赤ずきんがオオカミに飲み込まれるところでは、息を止め肩をすくめる子が何人かいました。そして赤ずきんがオオカミのお腹から出てきて「あー!もうびっくりした!オオカミのお腹の中って真っ暗！」と言うとにっこり笑う子が何人か。お話の中に入ってくれているのを感じて嬉しかった。(2日前)

「末摘花、紅葉賀、花宴、葵、賢木、花散里」が載っています。いかに源氏の君が美しく優れているかが随所に描かれていて、私の想像力の限界を感じました。(笑)そんな源氏の君も桐壺帝が崩御されると次第に順風満帆とはいかなくなり、藤壺の方の出家や朧月夜との密会が明らかにされ、次第に暗雲が立ち込めていく。六条の御息所の生霊が葵の上に取り憑く様は、正直恐ろしく感じました。源氏の君のような素敵な方がご誠実であったら尚素敵なのに、といつもながら単純な私の感想です。