自分が美術館の中にいるんじゃないかと錯覚するくらい物語の中に惹き込まれた。 新しい絵が出てくる度に調べて、その絵を見ながら物語を読んで、とても楽しかった。 織絵とティム、そして2人を取り巻く様々な人間関係が複雑で、ミステリーとしても息もつかせぬ面白さだった。 ルソーの作品はあまり見たことがなかったけれど、次に近くでルソー展があったら絶対見に行こうと思った。 原田マハさんのお話は本当に面白くて、美術館に今すぐ行きたくなるなぁ。