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びじゅぼん(ブクログ試行中)さんの感想・レビュー

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びじゅぼん(ブクログ試行中)
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特異な状況を設定してSFと思わせておいて、最終盤で急に思い出したように丹念に本格(変格?)ミステリを始めるディキンスンだが、今作はミステリ要素は少なめ。でも、SF+異文化ギャップ+人種差別+秘密警察+コンピュータがサスペンス仕立てでバランスよく入っていてメチャクチャおもしろい。 一定の確率で生まれる緑色の肌の人間が差別されている現代イギリスで、緑色人の発生確率を計算するためにやってきたコンピュータ技師がレジスタンスと秘密警察の暗闘に巻き込まれる筋もおもしろいが、コンピュータ技師がインド人とゆうのがよい
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元ネタはよくわからんが童話ぽい筋書きや仕掛けをよく使うケリー・リンクが、元童話を明示してアレンジした短篇集。元ネタ知らん作品はなんとなく元ネタのテイストを感じるが、『ブレーメンの音楽隊』をアレンジした『白い道』と、『ヘンゼルとグレーテル』をアレンジした『粉砕と回復のゲーム』は元ネタゆわれてもわかんないくらいアレンジされまくりすてぃ。元ネタがあってアレンジとゆうより、書いているうちに「今書いてるこの作品はこの童話の要素があるな」て後から気づいて行ってる気もする。
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シャーリイ・ジャクスントリビュートでも読んだけど『スキンダーのヴェール』が抜群。あと、行きずりの他人事だった世間話の内容が急に当事者になる『恐怖を知らなかった少女』がおもしろかった。

12/03 15:41
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飛鳥部勝則、あんまり上手じゃないと思うし読みにくいけどつい読んじゃうんだよなー。ゴツゴツな荒削りプロットやトリックを素材そのままに、まろやかにせず「おいしいから食べてよ! いいから! な!?」てガンガン殴ってくるような作風を好ましく感じているのかもしれん。中途半端に熟れていたら、このプロットもトリックも叙述も絶対受け入れられない。作者にだけ見えている絵を、なんとかそのまま読書に伝えようとしている姿勢が好きなんだろうな。
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西部劇や『レッドデッドリデンプション2』で鼻持ちならない敵として描かれるピンカートン探偵社について調べた労作。正義の探偵を標榜しつつ資本家の手足になっていた実態は「営利企業として公警察と喧嘩しないようにしつつ民衆に嫌われないようイメージ戦略を駆使していた」とゆう身も蓋もない結論。アメリカの草創期の混乱に跋扈した無法者が20世紀に入ると消えてゆくように、無法者を追っていたピンカートン探偵社もその役割が変質してゆく。スト破りや労組スパイをやっていたとゆうのも、うまく処理したら創作で立派に悪役張れるよな。
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力作だけど、メチャクチャ読みにくいんよね。同じことを別の章でくどくど説明して時系列や関係性が見えにくいし、表記揺れや「」の多様が気になるし、必要と思われる説明が足りないし。モリー・マグワイヤズのことを常識みたいに説明してないのおかしくない?

10/27 15:39
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口絵の宮崎駿が若い!(1983年刊行) 民話を元にしてるぽいが、後の『風の谷のナウシカ』や『もののけ姫』を思わせる意匠や物語展開。後の作品に使い回しているとゆうより、こうゆうお話が好きなんやろな。あと、遊牧民が民族衣装着て騎馬で長銃撃つのカッコEー! マンガとイメージボードの中間みたいに、絵に吹き出しのないナレーションを被せているけど、絵だけでも成立するにゃー。
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方々にある仄めかしが気になって答え探しで読み進められないが、答えは前じゃなくて後のページにしかないことに気づいてからはガンガン読めたし、解説にあるように勢い余って一周半した。なるほど! ものすごくなるほど! 主人公ガブリエルが崩壊する一族の地所から旅に出たはずが、ぐるっと回って元の場所に戻ってきてしまうとゆう物語の進行と、各所に仕掛けられた伏線が本書の冒頭に戻ると谺として響き合うのがおもしろい。背景にアイルランドの歴史的事実が横たわっているが、註釈なくても要素は散りばめられていて物語が成立するのもすごい。
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お婆ちゃん👵が人体自然発火?(落雷⚡️?)で亡くなるとか、お母さんとおばさんの最後とか強烈なのにカラッとしてますよね。主人公の性格が佐藤亜紀のキャラクターまんまでおもしろかったです。

10/25 19:11
行加

人体自然発火は本当に強烈でしたねw

10/29 12:37
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つまんなくはない! 魂を抜き人形に閉じ込め、その人形を使嗾し殺人を繰り返す魔女vsマフィアとゆうパルプフィクションな構図に、「だがしかし魔女の行動はすべて催眠術で説明できるのでは?」と言い張る催眠術おじさんが乱入してギャワー! 魔女を殺せば終わるのに催眠術おじさんが長々と引っ張って死屍累々に… 魔女の所業が催眠術で説明できる範囲を超えているので、催眠術おじさんに分がないしウダウダ長引かせた印象だが、魔女の所業がもうちょい曖昧ならどちらにも転ぶカー『火刑法廷』的なドンデン返しもできたかも。惜しい。
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つまんなくはない! が、佐藤大輔の一冊完結B級ホラーオマージュとしては『凶鳥』とゆう大傑作(ナチス+宇宙人👽)があるので数段落ちる。 設定はゾンビパンデミックの導入として魅力的だし、登場人物たちが生き延びる理由も作劇都合の派手なエンタメ性を無理なく説明していてすごいと思うが、設定の説明で終わってしまっている。そんなにゾンビパンデミックとか主人公が人殺しても平気な理由要る? ゾンビがらみの醜い人間ドラマやサバイバルのトンチ見たくない? この反省を活かしたのが『ハイスクール・オブザ・デッド』なんやろか。
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岩手の江戸〜昭和初期の題材を採った歴史小説3篇。 表題作は民俗学的な神話の領域に踏み込んでいてピンと来ず、当時の生活を思わせる他2篇のがおもしろい。 『三陸津波』は、明治昭和の津波を生き延びた女性の聞き取りの体裁。家族を失った生き残り同士を結婚させる乱暴な解決が、案外機能してるのがおもしろい。地震からの津波の描写は東日本大震災を思わせる。結局田老町の万里の長城と謳われた防潮堤があっても平成の津波は防げなかった。 『南部牛方節』、頑固な牛方の描写の裏に、贋金作りがチラついているところにリアリティがある。
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日常の不安や強迫観点が題材になっているとゆうことで、否が応でもシャーリイ・ジャクスンを想起してしまうショボい読者だからモテない。 シャーリイ・ジャクスンがしばしば見せる抜き身の刃物のような鋭さ(他人だけではなく、自分自身すらなんだかよくわからないとゆうスタンス)でもなく、アンナ・カヴァンのような身も蓋もない被害妄想でもない、丁度いい塩梅の不安や強迫観念で読みやすいと感じるのは、そうゆう作品ばかり採ってるからじゃろか。
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ユーザーデータ

びじゅぼん(ブクログ試行中)
びじゅぼん(ブクログ試行中)
72お気に入られ12月の読書メーターまとめ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/01/30(5837日経過)
記録初日
2009/01/05(5862日経過)
読んだ本
677冊(1日平均0.12冊)
読んだページ
216852ページ(1日平均36ページ)
感想・レビュー
498件(投稿率73.6%)
本棚
0棚
性別
外部サイト
自己紹介

ブクログに引っ越すかもしれません。https://booklog.jp/users/invain29

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