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2024年6月の読書メーターまとめ

rockwave1873
読んだ本
8
読んだページ
2139ページ
感想・レビュー
4
ナイス
35ナイス

2024年6月に読んだ本
8

2024年6月にナイスが最も多かった感想・レビュー

rockwave1873
嘘をつくことで様々な窮地を乗り越えてきた強かな女性文芸編集者水嶋亜希と、自分は組織に守られていると過信し女で身を滅ぼすエリート警察官僚待田隆介の話。待田は気弱でやることなすこと自分の身を危うくするステレオタイプのキャリア官僚として描く一方、いくつもの窮地を嘘で好機に変えてしまう水嶋の姿を描くことでスピーディーな最後まで飽きさせない展開となっていた。木内一裕の気楽に読めて面白い!!
が「ナイス!」と言っています。

2024年6月の感想・レビュー一覧
4

rockwave1873
ヒューマンエラーは意図的に行った行為ではない。本人がおかれた業務の体制、環境要因、システム、モノナド様々な要因が揃った時に生じている。ヒューマンエラーを外から気づかせる「外的手がかり」を「文書、表示、対象、電子アシスタント、人」の5つに分類。エラーの動因は、「主観的確信、リスク認知度の程度(『もし間違ってしまったら』をどれだけ感じるか)、ストレス因(時間的切迫感や疲労)」。防止策の枠組み「制止、防護、修正」、「業務体制の改善、エラーの種類に応じた対策、人間にさせない、意識改革・文化の醸成、教訓に活かす」
rockwave1873
日本最大のヤクザ組織である三代目菱口組三次団体の長として数々の修羅場をくぐり抜け、その間に悪徳警察官、情報屋、掃除屋を手駒に揃えた探偵補佐矢野政男が主人公。対する池上数馬は、世襲国会議員である鶴丸清彦から、堂島哲士、そして池上数馬自身へと繋がる義理の連鎖により殺人を犯す。殺人の端緒をODA絡みとすることで、国会議員を黒幕とする道理を作り、矢野政男に対しては栞、池上数馬に対しては北川理恵を登場させることで二人の内面も描く。木内一裕の作品は展開が早く、この一冊も一気読みだった。
が「ナイス!」と言っています。
rockwave1873
嘘をつくことで様々な窮地を乗り越えてきた強かな女性文芸編集者水嶋亜希と、自分は組織に守られていると過信し女で身を滅ぼすエリート警察官僚待田隆介の話。待田は気弱でやることなすこと自分の身を危うくするステレオタイプのキャリア官僚として描く一方、いくつもの窮地を嘘で好機に変えてしまう水嶋の姿を描くことでスピーディーな最後まで飽きさせない展開となっていた。木内一裕の気楽に読めて面白い!!
が「ナイス!」と言っています。
rockwave1873
○硬いニュースと日常の出来事が入り交じって同じスクリーンに並ぶ曖昧さがソーシャルメディアで揉め事が発生し易い要因。○メディアの多様化によって自分達とは異なる意見との、不快な形での接触が増加することで対立が深刻化していくことは自然なこと。○迷惑な人をわざわざ探し糾弾することが、「他人に迷惑をかけていない私」という自己イメージを守るためには効果的。○抽象論では永遠に決着のつかない争点について論戦が繰り返されることで、敵対する集団への憎悪が蓄積され、分断を更に深めていく。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/09/18(1018日経過)
記録初日
2021/09/20(1016日経過)
読んだ本
328冊(1日平均0.32冊)
読んだページ
99786ページ(1日平均98ページ)
感想・レビュー
283件(投稿率86.3%)
本棚
6棚
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