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2024年5月の読書メーターまとめ

take
読んだ本
4
読んだページ
1205ページ
感想・レビュー
4
ナイス
30ナイス

2024年5月に読んだ本
4

2024年5月のお気に入り登録
1

  • 中玉ケビン砂糖

2024年5月のお気に入られ登録
1

  • 中玉ケビン砂糖

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

take
前半は自分史なのかという感じで引き気味だったし、返還時の密約構成も沖縄と同じような構図だったが、2回目以降 の遺骨帰還事業への参加や関係者へのインタビューなどが描かれた後半は一変して濃密で面白かった。なぜ頭部が無い遺骨ばかりなのか、なぜ2万体の半分がまだ見つけられないのか、米軍に慮って進まない状況、など課題が分かりやすかった。遺骨帰還事業に参加される方々の背景なども知れた。筆者もだが参加者も強い思いが感じられる。新聞記者の著書という感じの文章だった。まだまだ遺骨帰還や調査の継続が必要だと感じた。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
4

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ネタバレ連合赤軍で処刑された大槻節子さんの日記集。優等生で母親に感謝する優しい面もあるが、活動家の過激な思考も垣間見える。強い左派的主張や恋愛感情が同じ日記の中に記されているのは不思議な感じもする。組織や周囲の活動家の行動や言動に常に同意しているわけではなさそうで、その時々での苦悩もかなり綴られている。最後の4月3日の日記は苦悩そのもの。だが、優しさをくださいと書きながら、この後処刑にも関与していくはず。最後の雪野さんの解説が分りやすいが、崩壊の兆しを感じながら流れに抗えず後戻り出来ない波の中に居たということか。
が「ナイス!」と言っています。
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連赤の山岳ベースで身籠っている実質的な妻を死なせてしまった吉野雅邦を軸に据えた本。吉野と金子の友人だけあって、手紙や出来事など数多くのエピソードが語られる。現在から見ると日常生活や感性の点はごく普通、思想面は大きく異なる。時代的に左派になびくのは分かる気がするが、なぜここまで過激で悲惨なことを許容出来るのか、論理矛盾を感じてやはり分からない…。愛より革命と割り切ったというよりも、肝心な所で理性よりも弱さが露呈し、高学歴で論理的な思考力は流されて抵抗しない自己の弁護に活かされてしまう、という感じに見えた。
が「ナイス!」と言っています。
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連合赤軍についての対談が3本で、残り半分以上は当時の本人の手紙が掲載されている。手紙は服役中の様子が分かり、その点興味深い点もあるが、分量が多すぎるうえに事件当時の話ではないので、証言というタイトルから考えると物足りない。対談部分では客観視点が多くて重大事件の当事者としての心情としては見えづらく、少し軽薄に見えなくも無い感じがする。坂口には距離感があり、森や永田のことは良くも悪くも理解しようとする感じ。著者の博識ぶりも窺えるが、この感覚がありながらあのリンチ事件の当事者という点がやはり不思議で怖ろしい。
が「ナイス!」と言っています。
take
前半は自分史なのかという感じで引き気味だったし、返還時の密約構成も沖縄と同じような構図だったが、2回目以降 の遺骨帰還事業への参加や関係者へのインタビューなどが描かれた後半は一変して濃密で面白かった。なぜ頭部が無い遺骨ばかりなのか、なぜ2万体の半分がまだ見つけられないのか、米軍に慮って進まない状況、など課題が分かりやすかった。遺骨帰還事業に参加される方々の背景なども知れた。筆者もだが参加者も強い思いが感じられる。新聞記者の著書という感じの文章だった。まだまだ遺骨帰還や調査の継続が必要だと感じた。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/11/06(964日経過)
記録初日
2021/11/06(964日経過)
読んだ本
180冊(1日平均0.19冊)
読んだページ
53245ページ(1日平均55ページ)
感想・レビュー
151件(投稿率83.9%)
本棚
0棚
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