読書メーター KADOKAWA Group

2024年11月の読書メーターまとめ

フミ
読んだ本
5
読んだページ
2077ページ
感想・レビュー
5
ナイス
108ナイス

2024年11月に読んだ本
5

2024年11月のお気に入り登録
1

  • elgato444

2024年11月のお気に入られ登録
1

  • elgato444

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

フミ
有名な忍者「霧隠才蔵」を主人公に、大坂の陣を描く活劇小説です。司馬さんの、後の評論調の作風とは全然違う、バトルに次ぐバトルという感じの、軽快な作品。前半150頁程は、豊臣、徳川、両方の諜報組織を見せない形で、主人公も「どちらに付くか、フフフ…」という感じで、気になる女性の尻を追いかけたりしていて、猫のような振る舞いに苦笑いします(しかし忍術は凄い!)ただ、忍術描写に力が入り過ぎて「物語の土台」を忘れてしまいそうでしたので、前半は多少の読み返しが要りました。ヒロインが多すぎて混乱します。このスケベ超人めw
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
5

フミ
経済方面での情報密度が濃ゆく、なかなか噛み応えのある、堺屋太一先生版「忠臣蔵」。いよいよ3巻で、ここまで積み上げて来た浅野、吉良両名のトラブルや勘違いの積み重ねで「松の廊下の事件」が起きてしまいます。まるで、田畑を耕してパニックの芽が出るのを楽しむかのようなコツコツぶり(苦笑)下地がしっかりしているだけに、登場人物たちの心理の描き方が見事で、浅野、吉良、赤穗の藩士たちも、薄っぺらな人物がまったく出て来ません。事件発生後の赤穗藩の人達の混乱ぶりを「ああ…こうなるんだなぁ…」と、感慨深く楽しませて貰いました。
が「ナイス!」と言っています。
フミ
有名な忍者「霧隠才蔵」を主人公に、大坂の陣を描く活劇小説です。司馬さんの、後の評論調の作風とは全然違う、バトルに次ぐバトルという感じの、軽快な作品。前半150頁程は、豊臣、徳川、両方の諜報組織を見せない形で、主人公も「どちらに付くか、フフフ…」という感じで、気になる女性の尻を追いかけたりしていて、猫のような振る舞いに苦笑いします(しかし忍術は凄い!)ただ、忍術描写に力が入り過ぎて「物語の土台」を忘れてしまいそうでしたので、前半は多少の読み返しが要りました。ヒロインが多すぎて混乱します。このスケベ超人めw
が「ナイス!」と言っています。
フミ
能吏派な堺屋太一さんを一休みして、超・武闘派な北方さんを1冊読みました。 原作、水滸伝の前半の山場「梁山泊奪取」の巻を、武松の強烈過ぎる野生、林冲の完璧超人な武人ぶり、伝説の血統(小説出てます!)を背負うがゆえに苦しむ楊志、作者様に「妖術は好かん!」と忍者キャラにされた公孫勝など、多彩なキャラクターで勢い良く楽しませて貰えました。もう、ラストが「俺たちの戦いはこれからだ!」と、気持ち良過ぎて、ここで満足してしまう人も多いのでは…(笑)積み本が溜まり過ぎていて、一生かかっても19冊読める気がしません(^^;
兵士O
2024/11/16 19:32

宋江(だったかな?梁山泊のリーダー)は出てきました???

フミ
2024/11/17 04:17

兵士さん、いつも感謝ですっ♪宋江どころか、後半にならないと出て来ない幹部クラスも、1巻目から顔を合わせて「あの湖に浮かぶ要塞が欲しい」とか言ってました。北方さんは、実際の歴史モノより「元が創作」という作品の方が、好き勝手に書けて、生き生きしてるみたいですね~(笑)

が「ナイス!」と言っています。
フミ
堺屋太一さんの江戸・経済モノを読んでいて「同じ経済作家の城山さんの小説って、どんな感じだろう?」と、比較したくなり、読んでみました。 秀吉が足軽だった頃、毛利の運命を握るほど「瀬戸内海の覇権」を握っていた海賊大将・村上武吉が、信長→秀吉と、巨大な経済地盤を元に拡大する、新勢力に付いて行けず、意地を張り続けた結果…という「戦国浮き沈み」系のお話です。中盤の「第二次木津川海戦」以降は、ひたすら翻弄され、それでも意地を張り続け…という感じですが、ラストの50頁程から「男の意地」を見せる展開は熱かったです。
フミ
2024/11/13 04:04

頑固で権力に抗う主人公の気質は、堺屋太一さんというより、北方謙三さんに似てるなぁ~と感じました。 3章辺りで、ひたすら毛利元就の話をしてくれたり、小早川隆景が、一徹者の主人公の良き理解者として、魅力的に描かれていたり、安国寺恵瓊の才走った落ち着きの無さなど、なかなか読む機会の無かった「毛利側の話」を、たくさん楽しむことが出来たのが嬉しかったです。

が「ナイス!」と言っています。
フミ
江戸・元禄時代の流れを、松の廊下事件の七年前から、幕閣、赤穗藩、大坂商人と、三つの視点から描いていく群像小説の二冊目です。この巻の大きな目玉は「幕府の貨幣改鋳(金銀貨幣に異物を混ぜて数を増やす)」政策でしょうか。他に赤穗藩の塩業改革の成功や能吏派・武闘派の対立、赤穗の塩で儲けた、商家の娘が、京都のご婦人相手に衣装比べをしたり、社会階層ごとの空気の切り替えが見事な巻でした。後半、いよいよ、浅野さんと吉良さんの仲が険悪になる事件が続きますが、話の流れが上手すぎて、学生さんとか「史実だ」と思い込みそうだなぁ…。
フミ
2024/11/09 02:08

ただ、この作品、1ページの情報密度が濃ゆいので、少し疲れますね…(苦笑)気分転換に、1巻だけ読んで、あまりの長さに放棄していた「北方水滸伝」を手に取ってしまいました。 1冊か2冊、北方先生のお世話になったら、また堺屋先生のミチッと情報の詰まった元禄世界にお世話になろうかと思っております。 堺屋先生と北方先生、見事に「能吏派と武闘派」な文章のギャップで面白いです(笑)

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/12/08(1107日経過)
記録初日
2021/12/08(1107日経過)
読んだ本
189冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
72132ページ(1日平均65ページ)
感想・レビュー
188件(投稿率99.5%)
本棚
11棚
自己紹介

摂津の国でコツコツ槍働き(肉体労働)に勤しむオジサンです。
会社の休み時間と、家でくつろぎ用に、並行して歴史小説メインで、少しずつ読んでおります。
時代は中世、日本の戦国期、あと最近は昭和の戦後なども読み始めました。
難しい技術方面や、血統の説明などは苦手で、社会や精神面などを描いた作品、あと力強いオッサンが好みのようです(笑)

アイコンは地元の武将、荒木村重にしました(気が小さく、すぐに逃げます(^^;)
読むペースのノンビリしたヤツですが、どうか宜しくお願いします。

参加コミュニティ1

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう