「国会議員の仕事は国家への奉仕であるべきですわ、まったく無報酬の」旧時代を代表する貴族の発言。「誰かを幸せにすることが結婚の目的じゃないのですからね」語りてが、DV被害にあっている気の優しい人妻ミリーにたいして。ミリーは最後のほうで、また手の早そうな男と再婚するというトホホな決断(?)をするのだった。語り手の嫂のテレサが冷めていて面白い発言を連発していた。アガサ・クリスティの考えに近いのかな?と思ったことでした。
→私はかなり興味がそそられる。グノーシス神学には選民思想がある。対抗勢力(初代キリスト教の教父たちに反駁された。)とは徹底的な論戦が行われたのだろう。(序文にグノーシスは戦闘的な運動だったとある。中央アジアにまで勢力が伸びていた。)また生殖は良くないことと考えるので、禁欲思想になり、よって信者の数は増えにくい。導かれるのは禁欲と放埓だった。
EBM(エビデンスに基づく医療)というのは実は難しいものなのだな、とわかった。エビデンスをどう評価するのかが時によってかわってくる。コクランという信頼性が高い(高かったというのが正確なようだ)データの専門家集団の記述が興味ぶかい。レントゲン検査を健康な人にするのは意味がない。乳がん検診についても記述があるので興味のある人は一読を。最後の「まごわやさしい」(体に良い豆、ゴマ、海藻などを食べようという合言葉)・は呪文?というのは、抵抗感を感じた。
訂正:USPSTFという専門家集団が肺がん検診はヘビースモーカーに限定して勧めた。ただしその際はCT検査であり胸のレントゲンは信頼性が低いとして勧められていない。P103
コメントありがとうございます。豊田医師はたくさん本を書かれているようですが、この本は最近の出版で、良書だと思いました。豊富な臨床経験でわかること自信をもって言えることははっきり書かれており、一方原因不明なことはそうだと書いていて、一般向けの本として信頼できる内容に思えました。
blue xxさん、コメントありがとうございます。チョコラBB、いいですね。父もよく飲んでいます。娘は皮膚科ではビタミンBを処方されたことがありますが、当時こどもで、ちゃんと飲んでたか怪しかったです。今は20歳になりました(一人暮らしです)が、何をやるにしても本人が長期間続けないと効果が出ないので、油のことなど体に良い食事の情報を伝えていこうと思っています。
新田新一さん、皮膚科医のアトピーの本を読んでいたら、「角質層は乾燥するとバリア機能が失われて細菌が繁殖しやすくなり」とありました。マヌカハニーはずっと自然食品店で見かけています。確かに高いですが、効果があれば安いものです。ヒントをありがとうございます。
→どうなのか?と思うところもあった。この作品は自意識の中の自分と他者から見られた自分とのずれのようなものがうまく描かれていた。主人公の師匠がイシグロの考え方に近いのかなと思った。「年をとってから振り返り、自分の生涯はそういう世界のユニークな美しさを把握する使命のために捧げられたと自覚できたなら、わしは大きな満足を感じるに違いない」
2021年12月に登録しました。50代です。
○2023年は堀田善衛「インドで考えたこと」を1月に読み、また「九つの人生」を7月に読んだりとインド関連に興味が出てきた年でした。
◯感想を書く時に、面白くないと思った小説からも発見があるんだ、と気が付きました。読書メーター、いいね!(バルザック「田舎のミューズ」の感想を書いていて。)2024.1
○語学学習アプリDuolingoでフランス語と中国語を学んでいます。二兎を追う者は…と申しますが、面白いので二言語とも続けたいと思います(2024.5)
○台湾出身の著述家焦さんによる「現代の世界的ピアニストたちとの対話」シリーズが好きです。
○海外作家ではバルザックが一番好きで読み進めています。今まで読んだ中では「オノリーヌ」「金色の眼の娘」「骨董室」が特に印象にのこっています。
○精神科医の中井久夫を須賀敦子全集(河出文庫)の解説者として知り、エッセイを読んでファンになりました。2022年8月に逝去されたと読書メーターのおかげで知りました。
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