大学病院の先端医療と町病院の終末医療。マチ先生のようなお医者さんがいたらどちらで出会っても安心出来そう。「人間はとても無力な生き物で、大きな世界の流れの中では何も変えられない。だから努力するのだ」に妙に納得。「何でも出来るって万能感を抱えながら、無限に走らされる方が過酷」確かにそうかも。「暗闇に凍える隣人に外套をかけてあげる」そんな人間になりたい。あと「矢来餅と阿闍梨餅と長五郎餅」を食べたい！

一気読み！面白かった！前半は「ゾワゾワ感」が止まらなかったけど、後半は「生きてれば何とかなる」と思える作品だった。パンデミックという異常で究極な状況の中で追い詰められた人たちの心境や壊れていく様子が生々しかった。そして物の見方、考え方を少し変えるだけで、世界が良くも悪くも一変する様子が描かれていた。さすがの筆力！ぐんぐん引き込まれた。コロナ禍、都内から田舎に帰省するだけで、まるで病原菌扱いされるような風潮があったことを思い出した。

大学病院の先端医療と町病院の終末医療。マチ先生のようなお医者さんがいたらどちらで出会っても安心出来そう。「人間はとても無力な生き物で、大きな世界の流れの中では何も変えられない。だから努力するのだ」に妙に納得。「何でも出来るって万能感を抱えながら、無限に走らされる方が過酷」確かにそうかも。「暗闇に凍える隣人に外套をかけてあげる」そんな人間になりたい。あと「矢来餅と阿闍梨餅と長五郎餅」を食べたい！

さすがの宮本輝！どんどん引き込まれて読了。７人家族+出戻り妹の家族5人+留学生+犬。この状況を受け入れられる女性(妻であり母であり嫁)の度量の深さに感服！舅と次男の恭太も良い味を出している。 家族は色んな感情をもろに出していいんだと思えた。ぶつかって、ケンカして、でも思いやって。。どうせみんな「へんてこりん」なのだから！失敗も理不尽も喜びも、受け入れて暮らしていると、知らぬうちに視野も広がり、一人一人が成長して、犬も居候も大事な家族の一員になれるのだ。

読メで知った本📕深睡眠のための３つのストレッチ。これなら出来そうだ！私も夜中に目がさめると、そこから1～2時間眠れなくなっていた。「そういう時は本読めばいいや。」と思ってたけど、しっかり眠れる方が良いに決まってる。早速３分ストレッチをやってみます😄

還暦を迎えた３人の女性が一緒に暮らしたり、新たな趣味に邁進するお話。還暦を華寿というのに感動。やっと社会や家族のしがらみから離れて自由になれる年齢なのかもしれない。「別れの数だけしがらみが減り、もの悲しい自由だけが身近にある。」「人生は学 びの連続」「平均余命がまだ30年近くある のなら予想外の道に迷い込むのもありなの だ」心に沁みる。再会の時期が違えば、こう いう形にならなかった３人。人との出会いは やっぱりタイミングだと思った。あと、家族の愚痴も、聞く側の人にとって辛い状況もあることも忘れずにおこう。