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最近の感想・レビュー

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半木 糺
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表現の自由が失われた未来を描くディストピア作品、なのだが、作者の問題意識は完全に的を外していると言わざるを得ない。作品内では「出版管理局」なるものが表現規制を行っているが、今後の表現規制を行うのは国家や行政ではない。既に18禁コンテンツの購入が出来ない決済プラットフォームが出てきている(これは事実上の焚書である)。アカウントをBANする乃至はアナリティクスを操作する権限を持つグローバルSNS運営企業の方が国家や行政よりも遥かに力を持っているのが現代なのである。
半木 糺

作者は末尾の文章でインターネットのポイント付与システムの危険性にも言及している。それにも関わらず、なぜ作品内で、陳腐な「帝国」の「出版管理局」という形でしか表現規制の主体を描くことが出来ていないのか。なお、本作は『重版未来』という別の作品のスピンオフであるらしいので、そちらでは別の描写が為されているのかもしれない。

07/06 21:38
0255文字
半木 糺
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1994年に出版された、うるし原智志が手掛けたアニメやゲームのキャラクターイラストをまとめたビジュアルファンブック。乳首に対する深いこだわりはこのころから十分に伺えるが、陰毛はほとんど描かれていない。「たわし」と言われる濃密な陰毛描写は高年になってからなのであろう。
0255文字
半木 糺
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平成十六年から二十三年まで週刊新潮で連載された「闘う書評」をまとめたもの。この時期に発表された小説や書籍を批評という形で通覧することが出来る(もちろんすべてではないが)。注目すべきは平成十七年の見沢知簾の自死を受けて書かれた「作家の死ー見沢知簾・悼」である。道半ばで斃れた作家に対する哀悼の文章は、戦死した同志に対する惜別の文章とも読め、読者の旨に迫ってくる。
0255文字
半木 糺
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「諸君!」に連載された文章をまとめたもの。分量は少なく、本書に乃木希典と言う人物の本質を指し示すような批評的言説を求めるのは無理である。むしろ本書の特徴は著者が乃木を「人工美の信奉者」と規定し、その像に著者自身が感銘を受けていることである。本書は福田が依拠する「日本」が「人工物」であるということを物語っている。
0255文字
半木 糺
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90年代に連載された福田の時評文をまとめたもの。福田はある意味で初期の批評を除けば意図的に「書き散らし」をする人物なので、本書の文章も一種の型どおりのものになっているのはある意味で当然である。しかし、「「ひとを殺してなぜいけない」に理由などない」のみは福田の本気の文章である。殺人を否定する「理由」を求める風潮に対して、そもそも生に「理由」などない、人の生はどこまでも「理由」なきものであり、だからこそ尊いのだということを福田は繰り返し述べている。「文学者」福田和也の魂の叫びがこの章には込められている。
0255文字
半木 糺
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現在ではほとんど忘れられた右翼・民族派の思想家である津久井龍雄の昭和維新に関する証言。自身も関わった昭和維新の運動潮流に対して、貴重な証言を残している。また、戦後の天皇制に関しては象徴天皇制によって日本の国体は根本的な変革は為されていないという立場を表明している。
0255文字
半木 糺
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「SDガンダム外伝メモリアルブック」では各キャラクターごとに詳細なデータが付されていた反面、白黒でビジュアル面で大いに不満があった。本書はオールカラーであり、大伴であることもあり、各キャラクターが活き活きと読者の目に映じてくる。おそらく他のSDガンダムシリーズもこの企画で出版される予定であろうから、大いに期待したい。
0255文字
半木 糺
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書店で偶然見かけ、惹きつけられるものがあり、購入した作品。人生のふとした瞬間の何気ない、しかし一生記憶しているような瞬間。そのような瞬間を鋭く、しかし柔らかに切り取るその描写力は、物語というよりもむしろ詩に近いものを感じさせる。実際に各話の末尾に短歌が添えられており、本作の手触りは小さなまとまりのよい歌集といった印象である。
半木 糺

最も印象に残った場面は夏祭りに雪女を連れていくp58~p59。美しい夏の場面に「夏だよ」「夏だねえ」と言葉を交わす二人。綺麗だが、どこか切なく、儚い。読んでいて胸が締め付けられた。雪女が消えなかったことが、嬉しい。私もこれからこの場面を何度も思い出すだろう。

06/20 04:27
0255文字

読んだ本
2406

読んでる本
180

積読本
109

読みたい本
4554

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読書データ

プロフィール

登録日
2011/08/30(4992日経過)
記録初日
1994/05/31(11292日経過)
読んだ本
2406冊(1日平均0.21冊)
読んだページ
516710ページ(1日平均45ページ)
感想・レビュー
1144件(投稿率47.5%)
本棚
67棚
性別
年齢
38歳
血液型
A型
現住所
京都府
外部サイト
URL/ブログ
http://16995650.at.webry.info/
自己紹介

日本思想史を専門に研究しています。
アニメ・漫画・美少女ゲーム等のオタクカルチャーも愛好しています。
好きな小説のジャンルは歴史小説ですが、雑食なので、どんなジャンルの本でも読みます。
最近は右翼関係の書物を読み進めています。
読みたい本の登録、買った本の登録、というように備忘録代わりにも使っています。
ゆくゆくは今まで読んだ漫画・小説・ファンブック・学術書、その他全ての本を登録し、書評を載せたいと考えています。
本でも映像でも何でもそうであると思いますが、消費するだけではなく、作品を消化し、その上で自分なりの思想や批評をきちんと形に残す。これによって、我々は単なるユーザーから、最後の「創造者」へと脱皮できるのではないかと考えています。書評を書くのはそのためです。

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