タイトルや冒頭ページを読んでも内容をすぐ思い出せず、読んだ本かどうかも思い出せないことがあります。時に読んだ本を買ってしまうことも。
本選びの際に、記憶だけを頼りにするのは心もとないので、感想欄には、内容を思い出せるように書き残すつもりで感想を書くことが多いです。ネタバレ多めです。
星の数は、作品に対する私個人の【本の評価】というより、「再読したい」「手元に置きたい」「この本の話をしたい」「登場人物が好き!」というような、ごく個人的な、【その本への愛着度】を表している感じのものです。
主人公や主人公にまつわる周りの人々との関わりをもとに、主人公が歩いてきた出来るだけ長〜い歴史や時間、(例えば子ども時代〜大人、可能なら老年になるくらいまで)の、【日常】を垣間見られる本が好き。
ストーリーの中に特別に変わった出来事がなくても、(もちろん、特別な出来事があっても、全く構わないし、私の生活とはかけ離れたジャンルの世界で生きてる人の話であっても、全くいいのだけれけど)、本を読んで、その人やその小説の中の出来事のことを「こういう人、居たら、会いたかったな」「こういう生き方、あるんだ」とかと、本を読んで【本当に、この世に生きてきた(生きている)人のような話を読めたな】と思える本が、とくに好き。
宮本輝『流転の海』シリーズが特に好き。人間くさい体温を感じられ、登場人物たちが生きている時代の世相の裏表を描きながら、登場人物との関わりが細やかに書き現されててとても好き。
宮尾登美子『蔵』も、主人公の長い生き様や人との関わりが見られて良かった。
好きな作家は、田辺聖子、向田邦子、重松清、宮本輝、三浦綾子、山崎豊子、寺地はるな、湊かなえ、宮尾登美子、瀬尾まいこ、宮部みゆき、伊坂幸太郎、渡辺淳一、林真理子
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