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2024年7月の読書メーターまとめ

みにみに
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18
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6357ページ
感想・レビュー
18
ナイス
796ナイス

2024年7月に読んだ本
18

2024年7月のお気に入り登録
2

  • ヨタロー
  • らいき

2024年7月のお気に入られ登録
5

  • ヨタロー
  • ぶぶ ひこ
  • おばやん
  • らいき
  • モルク

2024年7月にナイスが最も多かった感想・レビュー

みにみに
これはヤバい。戦国時代の盾(石垣)と矛(鉄砲)のぶつかり合い。壮大すぎて面白すぎた。命懸けの職人技が神。あの時代に鉄壁の水城を創り上げた技術と最後の懸から目が離せない。戦のさなかに攻撃を受けながら石垣を自在に組み替える穴太衆。山方、荷方、積方の連携は凄まじく、塞王の差配は神業。対する国友衆も技術の向上を欠かさない。それぞれのやり方は違えど泰平のため。城を守る攻防戦が互いに軍師並みの読みで、決着のつかない緊張感とその覚悟に震える。歴史小説ってこんなに面白いの?あえて時間をかけて読むべき作品だと感じた。
hon
2024/07/25 09:55

今村さんの歴史小説は漫画チックで読みやすいよね。既読ではこれが一番好きだな。ホコタテ好きだったし。

みにみに
2024/07/25 22:48

ちょっとこれから今村さんの歴史小説は要チェックですね。最高のお仕事小説でもあったと思いました。

が「ナイス!」と言っています。

2024年7月にナイスが最も多かったつぶやき

みにみに

図書館で読みたいリストの本が着々と発見できた先月でした。でも積読が消化されなくなっているのでバランスに悩んでます。2024年6月の読書メーター 読んだ本の数:25冊 読んだページ数:7869ページ ナイス数:991ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1333538/summary/monthly/2024/6

hon
2024/07/01 23:27

積読は非常食みたいなもんです。あると心の余裕に繋がるってぐらいの認識でいいんでないの?

みにみに
2024/07/02 07:23

あーーー………!心の余裕に繋がる非常食。ホントにそうだ!もの凄く腑に落ちました。ないと死にますもんね(笑)。

が「ナイス!」と言っています。

2024年7月の感想・レビュー一覧
18

みにみに
イクサガミシリーズ2作目。こんなところで終わるなんて気になりすぎる!死闘「蠱毒」の最中に人間離れした技を持つ兄弟事情も絡んでめちゃくちゃ。これはと思う参加者たちの境遇が垣間見えたり、黒幕も動き出したり。剣と銃の入り混じった戦いも面白く、時代だなぁと思う。東京に到着したらいったいどうなるの?!誰が生き残るの?!何か裏がありそうで正体を知りたい人もまだまだ多すぎる。この時代って簡単に改名したり偽名使うからホント厄介。とにかく続きが気になって仕方ないけどまだ刊行されてないっぽいのかなぁ。
が「ナイス!」と言っています。
みにみに
時は明治時代。廃刀令により武士たちの活躍の場が激減していても刀を捨てられない者たちがいる。そんな腕に覚えのある者たちが何者かの陰謀で大金を目当てに集まり、競って京都から東京を目指す。説明を聞いてしまったら降りることも許されないゲームのようなそれは「蠱毒」。完全にバトルロワイヤル歴史小説版。例によってこの手の話は読み始めたら止まらないやつだよ。陰謀の目的が早々と分かってしまったのはまだ裏があるのか。歴史混じりの割にもの凄く読みやすいのは嬉しいけど、さも前半戦って感じで途中で終わるのが憎たらしい。
が「ナイス!」と言っています。
みにみに
東京駅でのすれ違い、もつれ合い、パニック。人数多っ!訳わからーん!と最初思ったけど、個性の書き分けが秀逸で途中から驚くほど勝手に頭に入っていく。同じお店の紙袋でスピード感満載の大混乱。普通なら明らかに出来過ぎとか思うところ、あの迷路のように複雑で有名店の多い東京駅だからこそ現実的にあり得そうなんだよね。あんなところでこんな事件起きたら数十万人への影響は確実だけど。面白かったー。ただこの作者さんっぽくはなかったとも思う。こんなコメディタッチもいけるんだ。新境地なのかなぁ。
hon
2024/07/28 20:05

恩田さんっぽくはないと思いつつ、恩田さんって色んなの書くからちょっと捉えどころないと思ったり。これ好き。スピード感と何よりえり子様。またいつか読みたいな。

みにみに
2024/07/29 07:35

えり子様良かったですね!上海編があるようなのでこちらも読みたいです。

が「ナイス!」と言っています。
みにみに
もも吉庵シリーズ9作目。何かがうまくいかない人はもも吉庵を訪れる。「心の強い人は心の弱い人の気持ちが分からない」ってよく言うけど「心の弱い人は心の強い人の気持ちが分からない」とは言わないよねと思う。心が強く見える、我慢して頑張ってるとは思ってもらえない。逃げることを自分に許してあげられない人もいるんじゃないかと思うけれど。それだけ消化不良。後半は今までいろんな人を的確に導いてきたもも吉お母さんの過去と美都子の出生の秘密がついに明らかに。まさに人生とは山あり谷あり。誰も悪くないって何だか一番キツいなぁ。
が「ナイス!」と言っています。
みにみに
これはヤバい。戦国時代の盾(石垣)と矛(鉄砲)のぶつかり合い。壮大すぎて面白すぎた。命懸けの職人技が神。あの時代に鉄壁の水城を創り上げた技術と最後の懸から目が離せない。戦のさなかに攻撃を受けながら石垣を自在に組み替える穴太衆。山方、荷方、積方の連携は凄まじく、塞王の差配は神業。対する国友衆も技術の向上を欠かさない。それぞれのやり方は違えど泰平のため。城を守る攻防戦が互いに軍師並みの読みで、決着のつかない緊張感とその覚悟に震える。歴史小説ってこんなに面白いの?あえて時間をかけて読むべき作品だと感じた。
hon
2024/07/25 09:55

今村さんの歴史小説は漫画チックで読みやすいよね。既読ではこれが一番好きだな。ホコタテ好きだったし。

みにみに
2024/07/25 22:48

ちょっとこれから今村さんの歴史小説は要チェックですね。最高のお仕事小説でもあったと思いました。

が「ナイス!」と言っています。
みにみに
普段あまり読まないジャンル。卓球、競歩、ブラインドサッカー。競歩とブラインドサッカーは知らない世界で新鮮ではあったけれど、卓球の奥深さが予想以上すぎてビックリした。総じてラケット競技は特に心理戦なんだろうなぁとは思っていたけど、ここまでとは。軽すぎる球を自在に操るのが難しいのは想像できても、相手の考えを読みに行かないとそもそも追いつかないスピードだったとは知らなかった。闇雲に技術だけを磨けばいいだけではオリンピックを目指せるレベルにはならない。やっぱりスポーツって本気であればあるほど予想の上をいくなぁ。
が「ナイス!」と言っています。
みにみに
戦いの腕はなく新選組の賄方として雇われた鉢四郎。その内側の視点から見る新選組の弱体化への様子。守りに入った組織は瓦解していくというが、幕末に名を馳せた新選組も例外ではない。世情がそうさせたのも勿論ある。幕府から朝廷へ。激動の時代に生きた人々の思いや覚悟、愛国心。歴史小説を読んでいると、本当に実在していてそのときそこにいたんだよなぁと不思議な気持ちになる。歴史小説初心者でも読みやすかったので軽めと言えるのかな。こういう知っている名前が出てくるものから少しずつ足を踏み入れていきたい。
が「ナイス!」と言っています。
みにみに
何とか読み切った。朝陽と有日。事実と創作。途中から訳が分からなくなってくる。芥川賞受賞がそれだけスゴいというのは分かるけどさ。でもこれが小説家なのだとしたら私ならだいぶキツいなぁ。自分に対して周りが変わってくるのも嫌だし、微妙な距離感の知り合いが近づいてくるのも気味が悪い、自分自身がフィクションのように嘘をつくようになるのも嫌。虚実がバラバラと混ざり合って自分で何が何だか分からなくなる。面白いかどうかよりも考えてしまうよ。戻れなくなるって。視界がぐにゃ〜ってなっていくような印象の読後感だった。
hon
2024/07/13 00:55

キツいよねー。自分を切り売りしてるようなもんだもんね。これは俺もちょっと分かりづらかったよ。

みにみに
2024/07/13 07:10

なんか前に読んだ「水たまりで〜」じゃないですけど、息苦しかったです。読書してると、その能力あるかは別にしても書いてみるの面白そうとか思うことあるけど、こんなんだとしたらとんでもないと思いましたね。

が「ナイス!」と言っています。
みにみに
学生会の自治権が強い大学のキャンパスライフ。ドタバタ青春コメディでただただ頭を空っぽにして読める。端から見ればそれぞれの目的やら選挙やらといってもバカバカしいし児戯にも等しいのだけど、当事者たちは割と本気なのが学生っぽい。半分大人に足を突っ込んで仕事してるような雰囲気出すサークル活動とか、あの頃の青春って感じで大学生時代の空気感だけ楽しむにはスゴく良い。が、オチがあまりにも………。ソレだったの?!と思ってしまったのは私だけなんだろうか。いや、本人としては重大なことだったんだよね、そうだよね。。。
が「ナイス!」と言っています。
みにみに
学校で行き場のなくなった子たちは図書室で本と司書によって癒される。と言えば聞こえはいいけど、えげつないいじめに胸が悪くなるシーンも。何で生徒間でいじめの温床みたいな奴って決まって優等生で先生受けがいいんだろう。何様のつもりなのか知らないけれど、その人気や人望は偽物じゃない?って言ってやりたくなる。いじめられる方が教室から逃げないといけないなんて理不尽。でもそれが学校の現実だというのも分かってしまうからもどかしい。無理に嫌な人と関わらず本や漫画に夢中になったって恥じることは何もないよ。
が「ナイス!」と言っています。
みにみに
いい意味で思ってたのと違った。生きるために不可欠な食。それを通じて自分を取り戻すのは確かに道理。カレーのように何を入れても何とかなるでいい、自分にとっての完璧なパフェを作るのに全力をかければいい、食べたいなら肉を焼いて塩をかけるだけでもいいし、豆にこだわったっていい。美味しく食べるなら何でもいいんだ。最後のパーティーで言葉を交わさないことが何故だが妙にしっくりきて、余計なものがないことにスッとした。言葉って素敵なものであるはずだけど、いらないときも確かにあるなと。いつか自分なりのパフェは作ってみたい。
hon
2024/07/09 23:19

読む前はオシャレでうまいもん食って、あー幸せみたいな優しいだけの話かとちょっと心配しちゃうもんね。ちゃんと面白くて良かったよ。宇野さんどれもなかなか面白い。

みにみに
2024/07/10 07:28

まさにそう思ってましたよ(笑)。この作家さんは他を読んだことない気がするので興味も湧きました。

が「ナイス!」と言っています。
みにみに
磯貝シリーズ1作目。老舗の高級旅館で起きた火災による4人の死。その悲惨な出来事を乗り越え、若いながらも女将として再営業を開始した叔母の文を助ける大学生の光。そんな光に一度は事故と処理された火災に不信感を抱いて単独で調べる刑事・磯貝が接触してくる。気づかずに2作目から読んでしまったので、モヤって終わるんだろうなという点だけは予想できてしまった。浮上してきた裏事情が事実か否か、推測だけで留まってしまい…。バシッと解決してほしかったけど、シリーズが進めば新たな何か出てくるのか。消化不良だけど続きに期待したい。
が「ナイス!」と言っています。
みにみに
籠城する城内で起こる不可思議な事件。牢に捕らえた黒田官兵衛の智慧をヒントに事件の解決や人心掌握に忙しい荒木村重。村重は将として迫りくる織田から城を守り抜くために。官兵衛は自身の目的のために。戦国の世の時代小説とミステリーの融合とも言える良作。これは食わず嫌いだった。歴史書では推し量れない武将たちの矜持や心の有り様、生き方がまざまざと浮かぶ。村重と官兵衛の駆け引きにも似たやり取り。村重を見ていると将の孤独さがちょっと重い。キレ者とはこういうことかとも思う。歴史に詳しかったらもっと面白く読めたのかも。
hon
2024/07/07 23:56

歴史小説としてもミステリとしてもよくできてて、それが融合してるとか、もう神業としか思えないよ。穂信さん一体どういう脳ミソしてるんだろう。

みにみに
2024/07/08 08:17

歴史とミステリって融合できたんだと思いました。こういう歴史小説なら他も読んでみたいけど、そうそうないでしょうね。新しい気がします。でも読んで良かった!

が「ナイス!」と言っています。
みにみに
ケガで柔道部を止めた晴希は一馬と一緒に男子のみのチアチームを結成。まずは学園祭での披露からメンバーを増やして全国選手権へと透き通るような青春の軌跡。読み始めてウォーターボーイズ的な?とか思ってたら作中で同じ言葉が出てきて笑った。それはさておき、真っ当すぎる爽やかな青さ。本当にこの作家さんの作品?と疑うも、メンバーの多様さと個性の際立ち方はやっぱりさすがだった。みんなあんまり大学生っぽくなかったけれど。そして圧巻のラスト。ノートでそれぞれの思いや成長を辿りながらの演技がドラマの構成のよう。これが2作目とは。
hon
2024/07/06 23:48

すごくよくできてるし面白いけど、朝井さんの中では相当異色な話だと思う。それでもしっかり面白いからよけいすごいんだけども。

みにみに
2024/07/07 06:08

毒のない青春ものの王道って感じですよね。男子のみのチアリーディングってのが変わってると言えば変わってますが。朝井さん、変な人(褒め言葉)。

が「ナイス!」と言っています。
みにみに
大御所ミステリー作家の遺稿。元は習作でもあった作家本人の実体験に基づく小説の刊行準備が進む中、削除されたエピソードがある可能性が浮上。エピソードの存在を示唆する原稿内の小さな違和感があるという。言われてみればと思うけれど、その違和感は難しくてなかなかに気付きにくい。ただ小説原稿は1つの話として面白く惹き込まれた。近年耳にするようになったルッキズムからくる精神疾患。極めて現代的な問題がテーマで分かりやすい。SNSの全ては否定しないけど、誰に当たるかも分からない拳を振り回すのは立派に悪だと思う。
が「ナイス!」と言っています。
みにみに
フィンランドでの生活から人生を豊かにするいくつもの気づきをエッセイで。優しい自然の楽しみ方や日々の小さな幸せ探し、人や仕事とのつきあい、くらし。暗い時間が長いからこそ少しの工夫で楽しさを見つけるのは、忙しない生活をしていると忘れがちな心の余裕を思い出させてくれる。そして血の繋がりではないゴッドペアレントというのが日本にはない習慣の中でも目に留まった。親だけでなく周りの大人が子どもを見守る温かさ。人との距離感が難しくなっている昨今、お節介や詮索にならないちょうど良さをもう少し気さくに考えてみたいと思った。
が「ナイス!」と言っています。
みにみに
法学部の自主ゼミ「無料法律相談所」。所属するのはたった一人になってしまった古城のみ。久しぶりに相談にやってきた依頼人の戸賀との凸凹コンビで法律の知識を活用しつつ、探偵さながらに依頼された事件?を解決していくミステリ。着眼点が微妙にズレる探偵としてはポンコツな古城。謎の方は押しかけメンバーのような戸賀の方が解いている。依頼の解決と謎解きのどちらをメインと見るかでどっちが助手かも変わってきそうな関係性。法律の知識が難しすぎずに程よく理解できた。しかし自主ゼミなんてものが流行っているのは初耳。楽しそうだなぁ。
が「ナイス!」と言っています。
みにみに
芸人が芸人を描くとこうなるんだ。「笑い」や「面白さ」に万人向けのものはたぶんあり得ない。支持されやすい方向に舵を切るも道の一つ。けれど自身が面白いと思うものを貪欲に伝えることを続けることをしていきたい。何よりも認めてほしい人からの「面白い」がほしい。この心の葛藤はやっぱり当事者じゃないと出てこないと思う。迷走だとしてもとにかく走る。その先に見えるものが光か地獄か。厳しい世界なのは想像できる。でも最後の神谷さんには個人的にちょっと理解に苦しんでしまったなぁ。薄ら寒さと言葉にならなさで笑えない。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/04/16(1041日経過)
記録初日
2021/05/16(1376日経過)
読んだ本
1859冊(1日平均1.35冊)
読んだページ
580436ページ(1日平均421ページ)
感想・レビュー
1197件(投稿率64.4%)
本棚
22棚
性別
血液型
A型
自己紹介

本屋さんではタイトルと装幀に惹かれて選んでしまいがちですが、みなさんのレビューを見て新たな本の発掘もしています。

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