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2024年4月の読書メーターまとめ

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読んだ本
11
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2241ページ
感想・レビュー
11
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34ナイス

2024年4月に読んだ本
11

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

wang
日記などの他、物語文学など創作も含めて史実にこだわらずに、同時代や少し後の人々が一条朝の出来事をどう描いていたか。様々な出来事を会話文など含めて、人々の動きが生き生きと描かれ、どういう感情だったのかなどが伝わる。一条天皇が定子を愛し、彼女が出家後に不憫に思いつつも道長に憚って行動しなければならない苦悩や、定子の遺児や妹と過ごすことで思いを残す姿は切ない。清少納言が描く内容も実際の出来事の中から取捨選択するものに彼女の性格が伝わる。歴史教科書には載りにくいが平安時代へ興味を持つキッカケには優れている。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
11

wang
大全の名に相応しい網羅的な内容。国内個別株では大型株、成長株、割安株、高配当株など投資対象の嗜好により分類別のおすすめ銘柄。投資信託もタイプ別。株主優待、米国株など投資を始めるにあたり一通り網羅している。ここから興味を持った分野に進むのがいいのだが、これだけで始めるにはちょっと準備不足だと思うので、投資対象を絞り込んだ勉強をもう少ししたほうがいいように思う。
wang
投資の必要性を語りかけるような口調で丁寧に伝える本。積立投資は若い人だけではなく、60歳を過ぎてからでもやった方がいいと伝えている。どのくらいの金額でやればいいか、どういう方法があるかを、色々な具体的金額を交えて、しかもネット上にあるシミュレーション計算サイトを活用して読者一人ひとりにあったやり方で考えられるようにしている。ちゃんと取り崩し方にも一章を当てているのがよい。
wang
高配当株、優待株、米国株など具体的な個別銘柄名を挙げておすすめしているのが特徴。超有名企業から聞いたことがない銘柄まで選定基準が不明確だが、まあ一つのとっかかりとして参考にはなるかもしれない。基本的な株式投資の仕組みや買い方なども書いている入門書。
wang
平安時代の貴族が書いた日記は、当時の出来事や人々が考えていたことが判る重要な史料。が、その書き方、書いた目的などは各々違ったものだった。御堂関白記、権記、小右記の三人の日記の記述をもとに実態に迫る。特に御堂関白記は奇跡的に道長本人が書いた直筆本が残っており、表面に書いたか、裏面に書いたか、書いたものを訂正した仕方や、墨の滲み方から後日かいたかとかまで推測できる。小右記でも裏書なのか、付箋なのかなど写しを作った人が書き残してくれたので分かることが多い。大雑把な道長や生真面目な実資など性格がわかるのも面白い。
が「ナイス!」と言っています。
wang
財務諸表のB/S、P/L、CSを一つの図に組み合わせた図を使って三表がそれぞれどのようにつながっているかまで把握することで会計のことが直感的に理解できる入門書。基本の図のどこに注目しているのか、その場合に単純化した各要素がどういう意味を持つかを図を中心に簡潔な文章で説明しているので、長い文章を読まなくても頭に入ってくる仕組み。難しい会計用語も分解していくことでどういう意味があるか理解しやすい。
が「ナイス!」と言っています。
wang
日記などの他、物語文学など創作も含めて史実にこだわらずに、同時代や少し後の人々が一条朝の出来事をどう描いていたか。様々な出来事を会話文など含めて、人々の動きが生き生きと描かれ、どういう感情だったのかなどが伝わる。一条天皇が定子を愛し、彼女が出家後に不憫に思いつつも道長に憚って行動しなければならない苦悩や、定子の遺児や妹と過ごすことで思いを残す姿は切ない。清少納言が描く内容も実際の出来事の中から取捨選択するものに彼女の性格が伝わる。歴史教科書には載りにくいが平安時代へ興味を持つキッカケには優れている。
が「ナイス!」と言っています。
wang
筒井康隆の作品未満の文章の断片。とはいえ、数ページの長さのものから、1行だけのものまで様々。実際にショートショートに近いものあれば、多少肉付けすれば立派な短編小説になりそうなものもある。アイディアは面白いが作品化が難しいもの、ウィットに富んだ小説の一場面もあれば、単なるダジャレ、落とし話もあり。短文なのに筒井氏作品らしさが感じられる不思議。ほぼ下品で出鱈目で支離滅裂でおチャラかで脱線、七転八倒。高尚な思想の発露があるかどうかは不明。何片かは実話が混じっているのではとも思う。筒井氏の頭の中身が垣間見られる。
wang
前巻を踏まえた上でさらに高度な読み方に進む。冒頭に前巻の復習あり。一枚の財務諸表からだけではなく、複数を比較することでさらに深い知見が得られる。時系列比較。単にトレンドを見つけるだけでなく変化点や異常値を見つけることで、その企業の将来性、安全性、成長戦略、内部で起こっていることが見えてくる。競合比較分析では各企業のビジネスモデルの違いや、成長戦略、経済危機で裏表が出た理由などの分析がある。著名企業ばかりの公開資料なので理解しやすい。
wang
実在の企業の決算書を例題にして考えながら学ぶことができる。貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書。誰もがイメージしやすい企業の決算書を単純化して示しているので、各会計項目の意味が具体的なイメージで理解できる。似た事業をしている企業同士を比較して決算書の形から違いを見出すとビジネスモデルの違いが見えてくる。外から漠然と見ている企業と決算書から見えるビジネスの違いが見つかることもあり面白い。
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wang
当時の貴族たちが幸せだったのかという視点がユニーク。最高の位に思える皇子も天皇になれなければ身の振り方は限られている。皇女に至っては結婚相手が限られ、斎宮に選ばれたら一人寂しく伊勢に降らねばならない。天皇でも毎日行事に追われ上皇になってやっと自由時間を楽しめる。当時の常識を知ることは物語の理解に役立つし、逆に物語にある現実との違いから光源氏が特別扱いされている部分が見える。正六位上より下の位階がほとんど与えられなくなっていたとか知らないことも多かった。背が高くて花形の近衛中将になれなかった資頼かわいそう。
が「ナイス!」と言っています。
wang
初期のショートショート集。素朴なショートショートから始まり、筒井康隆流の荒唐無稽、おちゃらけ、支離滅裂、混沌、ドタバタ、グロ、ナンセンスが入り込む。日常生活の中に奇想天外な発想で飛躍と驚愕がある。初期の文庫化された短編はほぼ読んでいるつもりだったが、ほとんどが記憶にないもので未収録作などを中心に編纂しているようだ。単に自分の記憶力がダメになっているだけかもしれない。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/02/05(5580日経過)
記録初日
2009/01/07(5609日経過)
読んだ本
2045冊(1日平均0.36冊)
読んだページ
518644ページ(1日平均92ページ)
感想・レビュー
2013件(投稿率98.4%)
本棚
10棚
性別
血液型
A型
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