【★★★★★】全てが繋がったこの爽快感がたまらない。前半部分は主人公が客観的に語る語り部パートと各重要キャラクターが主観的に語るこの2つの構成は、前者でざっくりとした印象を与えて、後者は前者の内容に肉漬けをして物語が進む。前者は助走、後者は本番。そんな構成だから世界観にのめり込めやすい。しかし物語が進むにつれ見えてくる語り部パートと肉漬けパート(？)の矛盾。死霊魔術によって主人公は苦難を強いられ、各々は別々に前へと進んでいく、枝分かれした線、だが終盤へ突入した瞬間、全てその線はひとつに纏まる。なにこの満足

【★★★★★】これが共依存…なかなか良い…！K-ウイルスと呼ばれる強制衝動、その中で主人公は無痛覚と殺害衝動を持つ狼男、ヒロインは超速再生能力と吸血鬼衝動を持つ吸血鬼。ウイルスによって現れる欲望に抗う事は困難、その為に二人は食べられ殺す。衝動が起こった時の地の文はお気に入り。根が優しい主人公だから殺した時の罪悪感はあり、特に後輩ちゃんに向ける優しさは如実、だが少し胸が痛くなるね。お互いを貪る場面はまるで恋人同士の営みの様でした。特色を感じましたね。真っ赤でしたが。衝突、すれ違いからの共依存は胸にしみる。

【★★★★☆】もうあなたお口チャァックｯ!!!推理エンタメきた！なんか助手が6人もいる！？推理パートきた！ワクワク！へ？ハルピュ……え？正直最初の印象は最悪でした。推理が始まりいざ真犯人の解明！しかしヒロインの語る推理内容は荒唐無稽で非現実的、犯人は人ではなく仮想の存在？一体何を言っているんだ？そんな落胆した思いを抱きながら読み進めていたら……なるほど全てはこのためだったのか!!それを理解した瞬間グッと惹き込まれました。推理だけではなく異能ＶＳ仮想生物のバトルものもありごちゃごちゃ感があって癖が強い。

【★★★★★】全てが繋がったこの爽快感がたまらない。前半部分は主人公が客観的に語る語り部パートと各重要キャラクターが主観的に語るこの2つの構成は、前者でざっくりとした印象を与えて、後者は前者の内容に肉漬けをして物語が進む。前者は助走、後者は本番。そんな構成だから世界観にのめり込めやすい。しかし物語が進むにつれ見えてくる語り部パートと肉漬けパート(？)の矛盾。死霊魔術によって主人公は苦難を強いられ、各々は別々に前へと進んでいく、枝分かれした線、だが終盤へ突入した瞬間、全てその線はひとつに纏まる。なにこの満足

【★★★★☆】つよいしょうじょすきー。戦場では無類の力を発揮し、しかし日常では人見知りで人前ではアワアワとする少女が可愛い。元魔女狩りの主人公が学園で出会った魔女の少女、相容れぬ存在を超えた友情劇。ほのぼのとした友情劇とは裏腹にある魔女との戦争、軍、魔女狩りとしての主人公に戦闘。その相反する要素が両立して、イラストも同様にとても良かった。魔女狩り、少女を兵器として戦場へ送り魔女を狩る。その背景は酷く悲惨。バックボーンが暗く、世界観にのめり込める。戦闘描写もとても良く胸アツな展開が目立ちました。良い物語。

【★★★★★】ちょー好き。処刑されタイムリープした悪徳領主は改心……しない！学習はすれど望みは変わらず、自堕落に、唯一家族と呼べる従者と平穏な生活を送りたい！その揺るがない一心で前世で起こった苦難を回避しようとするが…何をしても望んでいた生活から遠のいていく…。主人公がとにかく好きです。アホだけど優しさに溢れていて、正直者で裏表のない真摯な言動。だからこそすれ違いが成り立っている。素晴らしい。戦闘描写も良くて主人公の切り札がかっこいい。従者との過剰すぎる親愛はもう尊いのなんの、毒舌従者…ビジュが好きすぎる