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将軍さんの感想・レビュー

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将軍
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部族をまとめる動物の霊をかたどったものであるところの「トーテム」というのは家紋とか苗字とかそういったものに相当するのかもしれない、とか考えた。
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将軍
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「国家」とか「法」とか「宗教」とかをまとめ上げるための何か「幻想」についての話をしていることはわかるのだが、「個人幻想」と「対幻想」と「共同幻想」と言ったような細かい区別はよくわからないし、「逆立」という造語も正直いうと意味をとらえづらい(両立できない、みたいなニュアンスだろうか?)。兄弟姉妹間が「擬似的な性関係」として捉えられているらしいところは少し特殊だと思った。いずれにせよ一読しただけではわからない。
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将軍
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「チェシャ猫」ってすごく不気味だよなというのは小さい頃から思っていたことなのだが、元ネタがなんかの英語のイディオムから由来しているらしいことを知る。
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たしかに文章の勢いがすごいとは思う。勢いというか「パトスを演技して見せる」とでも言えばいいんだろうか? いや、「演技」というよりほとんど作者の素としか思えないのだが、こうなるとフィクションとかノンフィクションとかほとんど関係なくなってきて、現実と虚構の境界が曖昧になっていくようなところがある。なにが書かれているのかというよりは「なぜ」書かれたのか、といった点に注目すべきなのかもしれない。とか考えたりする。
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将軍
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「ローラシア型神話」と「ゴンドワナ型神話」や「原初の巨人」「世界卵」などの神話類型について諸々学習できたのは良かった。特に「ローラシア神話」は印欧語族の神話よりもさらに拡張して、その他の地域の神話や日本神話なんかも包含しており、ジョルジュ・デュメジルの名前も出てきた。
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将軍
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「ダイアスパー」のどこか浮世離れしたというか、現実から隔絶された世界観が非常に水際立っており、数億年単位の広大な宇宙のスケールで展開される背景も相まって非常に強度があるように思える。俺が読んできたものの中では「箱庭」っぽさをここまで徹底したものはほかにちょっと思いつかない。「閉じ込められていた世界から外に出たら人間がいた」という展開はもしかすると「進撃の巨人」みたいである。
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後半に差し掛かってから、特にユングと陰謀論の関係、大戦後のアメリカと陰謀論との関係の章が非常におもしろかった。ただ、最も重要な点を挙げるとするならば、最初のほうにあった陰謀論と「小説」のルーツについての話。「大説」(国が掲げる「説」)に対しての「小説」(個人がそれぞれ独自に展開する「説」)という位置付けをし、双方ともに19世紀に入ってからの「アンチ・体制」としての想像力の発露として解釈する視点には大変共感した。
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「ハイブリッド戦争」(サイバー空間にまで「戦線」が拡大した戦争の形式)「非線形戦争」(常に潜在的な対立状態が続いており、明確な「戦線」の定義が難しい戦争の形式)などの、21世紀における「対立」の表れ方について言い表した概念をいくつか仕入れることができた。ナレンドラ・モディもそうだったが、そこにはオンライン上でも「戦争」は起こっている、という世界観が根底に横たわっているように思える。
将軍

ほかには、カール・フォン・クラウゼヴィッツが提唱した「絶対戦争」という概念について。各国間の闘争がエスカレーションしていった結果、やがて起こることが予測される戦争のことなのだが、これがマルクス=レーニン主義の「階級闘争」や「革命」と重ねられている点が非常に面白い。双方ともにヘーゲルの弁証法の影響下にあり、「OSを同じくしている」という表現が大変言い得て妙だった。

12/06 07:47
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将軍
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アダム・スミスから戦後の経済学までの経済学史を概観した本。ケインズが出てきたあたりからにわかに面白くなり、「ケインズ革命」が及ぼした影響というのは極めて大きいようで1970年代は「反ケインズ経済学」が流行したほどである。「供給ではなく、需要がGDPに影響を及ぼす」ことを発見したことがどう凄いのか俺には全然分からないのだが、ここは押さえておくべきかもしれない。
将軍

とりあえずケインズについて気になった点を列挙してみると、大学で教鞭を取る「貴族」の元に生まれたこと(なにせ「男爵」である)、ケインズ経済学が「エリート主義的な側面が大きい」こと、経済学者のロイ・ハロッドが「(最終的には)資本主義を擁護している」と指摘していることや、そして「新古典派経済学」の楽天的な世界観を批判していること、など。

12/05 06:11
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将軍
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序文にもある通り「そもそも経済学の何を知りたいのかすらわからない」状態だったため読み始めた。ミクロ経済学は18世紀の時点で発展を見せていたのに比して、マクロ経済学はSNA(国民経済計算)が発明され、GDPというマクロな経済主体を「可視化」することができるようになった20世紀に入ってから、確立されたらしい。そんな歴史的経緯も踏まえると、やはり個人的な経済主体(家計、企業など)に軸足を置くミクロ経済学から把握して、そこから国規模に発展させるというコースをたどった方が良さそうだと考えるなどした。
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読書データ

プロフィール

登録日
2022/07/01(1003日経過)
記録初日
2022/07/05(999日経過)
読んだ本
182冊(1日平均0.18冊)
読んだページ
41496ページ(1日平均41ページ)
感想・レビュー
54件(投稿率29.7%)
本棚
0棚
URL/ブログ
https://note.com/blazeblast
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