読書メーター KADOKAWA Group

2025年1月の読書メーターまとめ

めん
読んだ本
6
読んだページ
1522ページ
感想・レビュー
6
ナイス
114ナイス

2025年1月に読んだ本
6

2025年1月のお気に入られ登録
1

  • 巨峰

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

めん
沁みた。5編の連作短編。登場の誰もが愛おしくて涙が滲んだ。強張っていた心が解けた。/「その夢はぜんぜん叶えられてない」との自嘲へ、「叶えなかったらダメなのかな。夢を持ってるっていうことそのものが、人を輝かせるんじゃないかな」と。大きな夢ではなく小さな目標だったり、それさえ達成できなかったり。それでいいと許され、そこに向かっている価値を認めてもらえたと感じた。「自分の功労をアピールすることもなく、もくもくと…」「本当に讃えられるべき人たちが世界中の隅々にいる…」。それを思うと胸がいっぱいだ。月を見上げる。図
が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
6

めん
早朝、家族が起き出す前、物理的な音はない。毎朝、その静けさをラジオの音で終わらせる。私は「世界で何が起きているか知るために多くの時間を」かけている。「ある意味、静けさはそういったことの対極にある。~大事なのは、考えすぎるより経験すること。~ほかのヒトやモノを通して生きないこと」。外の世界と距離を置き、何をも通さない精神的な静寂を感じとれるのは、とびきりの贅沢な時間なのだろう。挿入写真の影響か、真っ白な雪、青い空、そこに自分がいる証のような足跡・・・それらで心が満たされ、静けさを味わえた。豊かな本だ。図書館
が「ナイス!」と言っています。
めん
沁みた。5編の連作短編。登場の誰もが愛おしくて涙が滲んだ。強張っていた心が解けた。/「その夢はぜんぜん叶えられてない」との自嘲へ、「叶えなかったらダメなのかな。夢を持ってるっていうことそのものが、人を輝かせるんじゃないかな」と。大きな夢ではなく小さな目標だったり、それさえ達成できなかったり。それでいいと許され、そこに向かっている価値を認めてもらえたと感じた。「自分の功労をアピールすることもなく、もくもくと…」「本当に讃えられるべき人たちが世界中の隅々にいる…」。それを思うと胸がいっぱいだ。月を見上げる。図
が「ナイス!」と言っています。
めん
今巻も夢中になった。翠寛・路近・長束の物語。長束の臣下である路近は、ずっと得体が知れなかった。その路近の狂人的な在り方や、それにより、谷間で育った翠寛があの立ち位置へと至った物語のどれもに惹かれ、ひとつずつに納得した。6章、清賢から翠寛への手紙の内容には苦笑い。やはり長束はそう捉えられていたのか。/「報いがあるというのは、目に見えぬ何かが公平であると信じ〜。偶然に審判を委ね〜。ただ正しくあれば守られると信じているとは、随分と行儀がよいものだ」。それでも、山内の安寧のため働く者達が守られる物語を期待する。図
が「ナイス!」と言っています。
めん
衣服に労力をかけたくない。ただ、人からどう見えるかは人並みに気になる。/「ファッション」を読み解く入門書。最初の理論編では「『私の身体』の他者性」が興味深い。身体の自己管理という言説がもたらす抑圧へのオルタナティブな可能性…一文だけでも納得。次の事例編では「アイデンティティと承認」が印象的。アイデンティティにはすべて他者が必然…との言説から、能力評価の点に繋がり、好き嫌いと良し悪し へ。首肯。最後の文献編は、哲学・美学、社会学等、本書が入門書であることを思い知らされる。身近な事項に学べぶべき点は多いな。図
が「ナイス!」と言っています。
めん
仕事は割と好き。でも、当然休暇は嬉しいし、できれば早く帰りたい。そんな思いの中、本書タイトルに「やっぱり?」と引き寄せられた。/国際比較からの、日本の管理職はチームの「こぼれ仕事の拾い役」、には苦笑したが、真っ当な論説が続き、図表は明解で理解しやすい。特に【修正編】では、思考を整理できた。修正の4つのアプローチ①フォロワーシップ②ワークシェアリング③ネットワーク④キャリア。①…管理職研修受講後、報告書、資料やメモの全てを課員に共有したが、間違ってなかったな。【攻略編】タテヨコのものさしを柔らかく、意識。図
が「ナイス!」と言っています。
めん
フロイトの確立した「悲哀の仕事」などを提示した本。わかりやすく十分納得できた。「悲哀の仕事」とは…。対象喪失後、1年程を経て、その悲しみから立ち直る。その間、さまざまな感情体験をくり返し、断念と受容の心境に。外的社会的世界への適応の努力が、悲哀の苦痛からの逃避になる場合や、悲哀の抑圧となることも。逃避が重なるほど、自分の本心は見失われる。悲哀の仕事をつづけるためには、内的な世界に心を奪われるだけのゆとりが必要。/仕事に救われながら、穏やかに感情体験をくり返し、悲哀からの逃避なく、受容していく。私は大丈夫。
めん
2025/01/03 06:02

新年1冊目。長年積んでいた本。忌中の悼む時間には相応しいかも。

きょ
2025/01/22 00:13

これ、絶対読みます

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/09/11(4908日経過)
記録初日
2011/09/11(4908日経過)
読んだ本
859冊(1日平均0.18冊)
読んだページ
220524ページ(1日平均44ページ)
感想・レビュー
858件(投稿率99.9%)
本棚
30棚
性別
血液型
A型
職業
専門職
現住所
神奈川県
自己紹介

ナイスやコメントをくださるみなさん、ホント嬉しいです。ありがとうございます!

物語の誰かに惚れることが多いです。今、新刊を追っている中では「サクリファイス」シリーズの白石誓や「弥勒」シリーズの信次郎が好き。
小説はとにかくその世界に入り込み楽しみたいので、その技巧を評価することは避けたいと思っています。

マンガも好きですが、登録はしていません。紙面で全巻保存しているコミックは
PLUTO
ハイキュー‼︎
ACCA13区監察課 です。
他はデジタルと紙面が混在していたり。
好きなエピソードの巻のみ残していたり。

仕事は、今年から管理側となりましたが、私の仕事の土台である保健・福祉・医療の本は読み続けます。

どうぞよろしくお願いします。

2024.8月更新

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう