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2025年1月の読書メーターまとめ

sataka
読んだ本
7
読んだページ
2324ページ
感想・レビュー
7
ナイス
68ナイス

2025年1月に読んだ本
7

2025年1月のお気に入られ登録
1

  • 19番ホール

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

sataka
古典の勉強という意識で読んだが予想以上に楽しかった。さすがに完成度が高く、これと常に比べられるミステリ作家の苦労が窺い知れる。あの作品や、あの作品の元ネタも多数知れて満足な読書体験。
が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
7

sataka
医学の進歩によりタイタンと呼ばれる人間が登場した近未来の話。SF設定とハードボイルドの相性の良さは思いもつかなかった。富と権力の象徴たるタイタン達の陰謀を、機知とタフさで切り抜けていく主人公は痛快で、暗喩的でもある。綺麗に閉まったと思ったけど続編もあるのか。
が「ナイス!」と言っています。
sataka
筋書きがシンプルなだけに、文豪の筆力、構成力が存分に発揮されていた。魚との壮絶な戦いの筆致といい、人間VS自然から老人の内面を問うていくような展開の変化といい、老人を迎え入れる少年のヒューマニズムといい非常に濃厚で、本編100ページに満たないとは思えない読後感。何とも骨太な文学作品。
が「ナイス!」と言っています。
sataka
再読。数年前読んだときも美しい本だと思ったが、読書経験を積んで後だと改めて凄みを感じる。過ぎ去ったものに目を向ける視線と、静謐ながら情緒的な表現。そして日本語への素晴らしい訳。どれをとってもなかなか比べるものがない。冬が来るたび読みたくなる本。
が「ナイス!」と言っています。
sataka
主にAI等の最新技術が、憲法的問題にどう抵触するかについて論じる著作集。AIによる思考のハックや、VR空間における人権など、問題はもはやSFの領域に踏み込んできていて興味深い。政府だけではなく、GoogleやApple等のプラットホーム提供企業に対しても立憲的統制が必要という主張はあまりにも過激だと思うが、AIの発達を、立憲主義成立以来500年ぶりの精神の革命とする著者の立場を省みると納得はできる。
が「ナイス!」と言っています。
sataka
仏教史と機械史、更にはプログラミング知識をミキシングした壮大なジョークであり、ド級の風刺。大筋がまずパロディな上に、無数の小ネタ的パロディが至るところに仕込まれていて、元ネタが分かると「これは笑っていいやつなのか」と思いつつ笑ってしまう。円城作品特有の、何を読まされてるのか感も健在だったが、ラストの展開は裏をかいてきた雰囲気があり、意外だった。
が「ナイス!」と言っています。
sataka
折坂悠太から。日本語訳でも不条理な展開、説明の欠如、文法を用いた言葉遊びと、前衛小説と呼ばれる云われは十分に味わうことができた。それと、自由な子供が大人たちをきりきり舞いさせる、典型的なスラップステイックな筋書きは相性が悪そうだが、読んでみると筆力故か不思議と物語としてある程度調和しているように思えた。積んでる『文体練習』も読まねば。
が「ナイス!」と言っています。
sataka
古典の勉強という意識で読んだが予想以上に楽しかった。さすがに完成度が高く、これと常に比べられるミステリ作家の苦労が窺い知れる。あの作品や、あの作品の元ネタも多数知れて満足な読書体験。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/07/26(938日経過)
記録初日
2022/01/21(1124日経過)
読んだ本
194冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
63360ページ(1日平均56ページ)
感想・レビュー
93件(投稿率47.9%)
本棚
2棚
性別
URL/ブログ
https://sizu.me/sataka
自己紹介

乱読・遅読 感想は時間が経ってからから書くことが多いです。

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