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2026年5月の読書メーターまとめ

髙
読んだ本
11
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感想・レビュー
11
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2026年5月に読んだ本
11

2026年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

髙
ネタバレ思考パートの後の小説が特に面白かった。小説家が小説を書く小説であり、小説内小説家が小川の思考をなぞり、その執筆過程が小川が小説を書く際の思考のデモにもなっている。さらに、小川がこの小説を書いたこと自体が「思考が小説を作る」という前述の主張の証左になっており、何重にもメタである。これは新しい情報と視点を含む作品であり、思考パートを読み終えた読者を想定してこそ書ける、ある意味究極の内輪向け作品でもある。そして私がこれを面白いと思うこと自体が、思考パートの妥当性を裏付けるという構造にもなっている。すごいなあ。
が「ナイス!」と言っています。

2026年5月の感想・レビュー一覧
11

髙
ネタバレ面白かった。噛ませ犬の死、メガネの裏切り、古強者の活躍。ベタといえばベタな部分もあるが、外連味たっぷりのアクションもあり楽しく読めた。悍ましく危険だがある面ではただの生き物、というミネルヴァの描き方が良い。あとはマイクがいいキャラをしている。お前、年を取ったらそんな喋り方になるんか……。ウヘイ、なんとかしてくれえ!
が「ナイス!」と言っています。
髙
ネタバレ女の子がかわいいのは大前提で、カッコよさや話の余韻もあり、良い!「ミナソコ」辻斬りが入れ替わり、竹刀が入れ替わり、奢りも倦怠もへし折り合う。腕力先生好き。ところでタイトルの意味は何だろう。退屈な水底から浮上する(巻き上げられる)的なこと?主人公二人の名前が水に関わるので何か意図がありそうだけど。ちなみに能「高砂」には青海波という言葉が出てくるようだが繋がりは分からなかった。「百鬼夜行実行委員会」実行委員の苦労と醍醐味、祭りの高揚、妖怪のコミカルさ、大妖怪の迫力、夜の不気味な魅力。素晴らしい空気感、絵の力!
が「ナイス!」と言っています。
髙
ネタバレ思考パートの後の小説が特に面白かった。小説家が小説を書く小説であり、小説内小説家が小川の思考をなぞり、その執筆過程が小川が小説を書く際の思考のデモにもなっている。さらに、小川がこの小説を書いたこと自体が「思考が小説を作る」という前述の主張の証左になっており、何重にもメタである。これは新しい情報と視点を含む作品であり、思考パートを読み終えた読者を想定してこそ書ける、ある意味究極の内輪向け作品でもある。そして私がこれを面白いと思うこと自体が、思考パートの妥当性を裏付けるという構造にもなっている。すごいなあ。
が「ナイス!」と言っています。
髙
エピソード名や登場事物名だけ知っていた話がたくさん。聖書が誇張抜きに西洋文化の基礎であることを実感する。本書はまず文章として面白く、また構成に工夫がある。歴史らしいパート(アブラハム〜ソロモン)から始め、神話に戻り(創世記〜バベルの塔)、そのあと預言者などについて語られる。もし頭から順に語られていたら、聖書をどの程度真実味があるものとして捉えて良いかよく分からないままだっただろう。この本を読んだだけで旧約聖書を理解できはしないと思うが、理解したと勘違いさせない書きぶりなので、ある意味誠実な入門書かも。
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髙
基本的な問題意識は理解し、共感できたように思う。マリアビリティや合理的期待形成仮説に見られる、現実には成り立たない前提に基づいた新古典派経済学や反ケインズ主義的経済理論の主張の不適切さ、また、私的な観点や市場の論理で扱うべきではないもの(社会的共通資本)の存在と、それを適切に管理する制度の必要性には同意できる。一方、例えば農村や大学、医療の理想像、ジェイコブズの都市理論など、具体論では非現実的な観念に過ぎないのではと感じる点も多く腑に落ちきらなかった。当時の時代的文脈を十分に把握できていないからだろうか。
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髙
『「心の不調」の脳科学』を読んだので遡ってこちらも。最近までADHDとASDの違いもちゃんと分かっていなかったくらいなので勉強になることがたくさんあった。DNA・タンパク質、細胞・シナプス、脳構造・ネットワークといったスケールの違いであったり、遺伝要因と環境要因の絡み合いであったり、精神疾患の解明、治療にあたって複雑で難しい要素は多い。が、その進歩、また精神疾患をあくまで物質的なメカニズムのもと引き起こされるものとして扱う姿勢自体に希望を感じる。症状でなく脳状態ベースで精神疾患を層別化する必要性にも納得。
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髙
ネタバレアニメが大好きで読もう読もうと思っていたのだがようやく。素晴らしい。マルシルを筆頭にみんなかわいい。絵柄もキャラの人間臭さも好きだ。ここから冒険要素も大きくなっていくと思うとわくわく。第4話:足を引っ張りたくない、役に立ちたいという焦りからの頑張りが空回る感じ、つらいなー。新参のセンシが大活躍しているからなおさら。現場の知恵だけでなく教科書の知識にも価値があることを示しつつマルシルの手柄をちゃんと作る話の運びが心地よい。第5話:互いの専門への敬意、いいよね。それにしても第3話といいセンシは無茶苦茶。
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髙
ネタバレ放心状態。暗い針葉樹林のなかの古木が倒れて陽が差すあたりに若木が芽吹いているようなイメージが浮かんでいる。とにかく魅力に溢れる小説で、押し潰されそうな展開や熱量たっぷりの議論に夢中になったが、いま一番強く残っているのは登場人物たちへの愛おしさだ。罪なき人々を殺し苦しめたラスコーリニコフにも、ポルフィーリーやスヴィドリガイロフにさえも泣きたいような情愛を感じる(ルージンだけはむかつくが)。ソーニャやドゥーニャ、ラズミーヒンは言うまでもない。彼らの不幸を恐れ続けていたから、再生へと向かう最後に大いに安堵した。
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髙
まだ終わりまで読んでいないわけだが、エンタメとして本当に面白い。『カラマーゾフの兄弟』を読んだときにも思ったが、ドストエフスキーを高尚な文学として敬遠するのは非常にもったいないと思う。普通に読みやすくもあるのは訳のおかげか。 それはそれとして、こうした文学にせよ西洋哲学にせよ、深く理解するにはキリスト教についての理解が必要なのだろうと思うと歯痒くもある。もちろんキリスト教について勉強することは有益だろうが、信仰がないと至れない部分もあるだろうから難しい。とりあえず聖書を読むところからかな。
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髙
興味深いテーマに分かりやすい文章で、新書とはこうあってほしい、といった新書。Ⅰ, Ⅱ, Ⅲ章では記号についての基本的な概念が記号の典型である言語を例として明快に解説される。Ⅳ章では記号の創造的な働き、美的機能について深められ、また言語以外の文化的なものを記号体系として捉える見方が紹介される。「中心」と「周縁」といった概念にまで話が及び、それが自然に思えるのだからすごい。新書の最終章というものは蛇足に感じられることが個人的には多いのだが、最後まで面白い。古い本ではあるので記号論の現在地点が気になってくる。
髙
2026/05/12 13:27

●文学作品を作ろうとした人が往々にして手垢のついた表現を芸術的として使ってしまうことはイディオムの概念で説明できそう●定型詩の定型には、制作の意図を示し解釈の態度を規定するコードとしての役割以前に、メッセージを受け取った主体に解釈を意志させる実用論的な機能がありそう。●奇抜なだけに見える最先端のファッションも、コードを逸脱しつつコードの変容を促す記号の創造的な側面の典型といえそう。●『ヒトの意識の進化をたどる』という本で言語と道具がヒトに与えた影響の大きさが強調されていたが、記号の重要性としてくくれそう。

が「ナイス!」と言っています。
髙
ネタバレ『17-21』の作品がどれも好みだったぶん期待が高まっていたからか、最初は案外微妙かもとも思ったが、後ろほど面白い本だった。「予言のナユタ」ナユタの馬鹿げた不気味さが幼気で健気なかわいさに変わる、ドラマチックながら拍子抜け感もある終盤がよい。「妹の姉」姉が妹に向き合えていなかったと反省するだけでなく、お前もちゃんと見ろとぶつかっていくのが気持ちいい。妹への接し方はともかく絵の公開で嫌な思いをするのはもっともなのだが、そこを自分で自分を描き乗り越えていることで読後感がよい。しかし一番すごいのはあとがきかも。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/07/30(1408日経過)
記録初日
2022/11/30(1285日経過)
読んだ本
274冊(1日平均0.21冊)
読んだページ
67317ページ(1日平均52ページ)
感想・レビュー
31件(投稿率11.3%)
本棚
6棚
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