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KANEOさんの感想・レビュー

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KANEO
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安孫子武丸氏のデビュー作。僕のとって安孫子武丸氏はビデオゲーム『かまいたちの夜』のシナリオを務めた作家。『かまいたち~』同様活き活きとした登場人物やコミカルな描写が印象的で読み易くミステリー入門としては最適ではないとか。かくいう僕もミステリーはほとんど読まないので、無い知恵を絞りながらトリックを解き明かそうと思案しながら読んでいましたが、皆目見当がつかず。トリック自体は特に突飛なものでもないので初心者でもわかる人にはわかるかも? 舞台となる8の字屋敷も建築物として面白い。
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KANEO
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4篇の短・中篇+αからなる本著は角川ホラー文庫レーベルではあるけど実際はホラーというよりもSF作品集といったほうが適切ではないかしら。(1篇はホラーっぽいけど)全編共通してユーモラスな作風で気安く楽しめるのは個人的にはとても好み。日常がちょっとした異物の混入からとんでもない事態になっていく作品はジャンルを問わず心躍ってしまう。SF(?)ラブコメ『その愛は石より重いか』が一番読んでいて楽しかったかな。可笑しくて楽しくてちょっとだけ怖い?…かも知れない一冊。
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KANEO
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99年に公開されたウルトラマン映画の20年後を描いた続編的小説。御幣を恐れずに言うならば当時作品を楽しんでいたファンたちへの《お子様ランチ》だ。20年という月日は人を成長させるのには十分過ぎる。大人になった今、お子様ランチを食べるのはさすがに小っ恥ずかしい。若干メタ的な展開もそれに拍車をかけている。だがあの頃の味覚が甦り、サービス満点で味わわせてくれるのが有り難い。結局、シリーズから卒業したとしても好きなウルトラマンからは卒業できない。そんな嬉しい事実を再確認させてくれた。
かんけー

KANEO さん、お久し振りです♪ティガ・ダイナ・ガイア懐かしいですね~♪自分も夢中に視ていたのがつい昨日の様な気がしますね~(^_^;)ウルトラシリーズは不滅です( ^ω^ )♪

12/21 12:56
KANEO

御無沙汰しております。日常生活にかまけてレビューを怠っていました。昨今のウルトラマンにはさほど興味を感じなくなってきましたが、やっぱり子供の頃、多感な時期に触れたウルトラマンはいつまでも好きなままです。大人になるってこういうことかしら…。

12/21 14:03
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KANEO
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この物語は秘密の性癖(性的趣向に非ず)を持つ高校性の主人公がスキー部の他校との3泊4日の合同合宿において企てたある計画の詳細を日記形式で記した小説。中盤まで彼の趣味にドン引きし、彼の語る変態論に「小賢しいわ!」とツッコミ、苦笑いしながら読んでいたが、後半は同じ男として目を覆いたくなる展開に今度は「それ以上自分を傷つけないでくれ!」と叫びたくなっていた。男ならば誰しもが共感するであろう失恋男のどうしようもない有様が大変良く描かれていた。ちょっと(?)歪んだ青春を楽しみたい人には良いかも…知れない。
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かつての彼らが戻ってくるわけではないとわかっていても、死んでしまった愛するものたちが帰ってきてくれるのならばと禁忌を犯してしまう残された生者のエゴ。それを誰が責められるだろうか。主人公と同じ不幸が我が身に降りかかり、悲しみの渦中にいるとき自分は同じことをしないと果たして言えるといえるだろうか。本作は単純なモダンホラーだけに留まらない。誰しもいつかは訪れる愛するものとの死別。それを真正面から突き付けられ、考えさせられる奥の深い作品である。 「愛しているのならば安らかな死を」口でいうのは簡単だ。
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映画(個人的には映像化されたキング作品で一番好き)も有名なキングの原作小説。田舎に越してきた若い医者夫婦とその幼い子供たち。向いには親切な老夫婦も暮らしていて静かで幸せな生活が期待できそうだが、大型トラックの交通量が多くペットの事故が絶えない土地でもあった。ある日、娘の猫が轢かれてしまう。そのとき隣人が教えてくれた土地は埋葬したものが甦る先住民の土地だった。ただ蘇ったものは腐った土の匂いがする邪悪なものとなって戻ってくるのだが…。(後編に続きます)
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八歳年上の大学生の従兄に憧れる雪子。将来従弟と結婚すると真剣に考えるが…。中盤まで狂気と紙一重な雪子の幼い自己中心的な思い込みの強さが丁寧に描かれている。恋敵の出現により加速する思い込みと行き過ぎた行動が自らを含んだ親しい人たちに不幸をもたらすわけだが…。後半以降は成人したその後が描かれ、成長した狂気と封印した記憶が甦り更なる恐怖が静かに息を潜めて待っている。 某有名スリラー映画を彷彿とさせるラストももちろん怖いが、前半で描かれる幼い狂気が何より怖い。これまでの著者の作品で一番怖かったかも…。
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KANEO
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今回のテーマは子供。未熟故の異質感。誰もが経てくるものであるからこそホラーの題材としては身近であり盲点的なものなのかも知れない。今回一番印象に残ったのは『マリオのいる教室』異形コレクションには珍しい心温まるラストのはずなのに、収録作の中では一番不気味で怖かった。『母の再婚』『愛児のために』なんかもホラーとしては好みだけど、ラストの『十月の映画館』が映画愛が感じられて好きだな。できればハロウィン時期に読みたい1冊。
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KANEO
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ネタバレ万引きに悩むとある商店街の民芸店店主・門花氏が万引き最有力容疑者である品の良い常連のアラサー女性を注意しているうちに謎に包まれた彼女に惹かれてってしまうちょっと変わった恋(?)の話。結局女性の存在も謎のまま。それ以外の部分も全ては蜃気楼のようにぼんやりした謎のまま終わってしまうけど、商店街が見た白昼夢という雰囲気自体は悪い気がしない。「疑わしきは罰せず」とはいうがお店側には洒落にならない万引き問題を描いた作品でもあり、読んでいるこちらも悔しいような悲しいような。同時収録の「黄色い旗」も良作。
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KANEO
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実在の歴史上の人物ウィリアム・ブレイクとその妻ケイトを大胆な解釈をもって描いた壮大な時空冒険SF。…なのですが、無学でお恥ずかしい限りですが、ボクはウィリアム・ブレイクが実在した人物だと、あとがきを読むまで存じ上げませんでした。ブレイクの知識がないとよく理解できなくてこれは辛い。なによりもウィリアムのろくでなしぷりに呆れ果ててしまうばかり。ボクは楽しめなかったけど、知識がある人が読むともしかしたら楽しめる内容なのかも知れません。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/09/23(4870日経過)
記録初日
2011/09/21(4872日経過)
読んだ本
526冊(1日平均0.11冊)
読んだページ
163694ページ(1日平均33ページ)
感想・レビュー
312件(投稿率59.3%)
本棚
3棚
性別
年齢
41歳
血液型
A型
職業
サービス業
現住所
北海道
外部サイト
自己紹介

SF者。レトロSF至上主義。

あまり他人が読んでなさそうな昔のSFを発掘して読むことに喜びを感じます。
たまにホラーも。

文庫本こそが最強だと信じて疑わない。

あくまでSF者なだけであって読書家に非ず。

レビューは読了してからなるべく時間を空けずに勢いで書いてます。

マンガは記入していません。よく合間合間に読みますがそれまで記入してると収拾つかなくなりそうなので。
MOOK本は判断に迷うところ。

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