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2024年11月の読書メーターまとめ

まっさん
読んだ本
5
読んだページ
1264ページ
感想・レビュー
5
ナイス
65ナイス

2024年11月に読んだ本
5

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

まっさん
ネタバレ素晴らしいな。飲み込まれるように一気読み。死と隣り合わせの危険を感じつつもバリの魅力にとりつかれ、ずっと頭から離れなかった仕事のことも興味が薄れ、家族のことも二の次になって山のことを考えてしまう。趣味の域を越えて中毒、いや依存性、やはりとりつかれたと言うべきか。山に興味がない読者でも(バリではない)登山をしてみようかなと思うほどに山の魅力が伝わってくる表現は見事。そしてバリだけではなく、妻鹿さんそのものにも知らず知らずに強く惹かれている主人公。憧れか好意かわからないが、その姿を追い求めてしまう。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
5

まっさん
サクッと読める。なにか隠された秘密があるな…と匂わされながら読み進めていく。物語全体がグレーな色味を帯びているような雰囲気。無気力とまではいかないが諦念を強く感じさせる。一方で2人ともそれぞれ諦めていないものが隠されている。それが判明しても深追いせずに激しい共感もせずに理解しあえる関係は素敵だなと。タイトルの意味が最後にわかった瞬間は唸らされた。
まっさん
2024/11/27 22:36

ちょっと今村夏子の雰囲気を感じさせるけど、そこまでダークではないね

が「ナイス!」と言っています。
まっさん
ネタバレ「島」の映像が目に浮かぶような巧みな描写。平和だけどなにか謎が隠されている島の背景が気になってしまう。仮に作者の理想がこの極端なしきたりの「島」なのだとしたらかなりの現代社会批判的な作品である。 男性中心の歴史と権力。ナショナリズム。民族主義。己の主義を強制するための暴力の使用。血縁に基づく権力闘争や既得権益争い。地位はあるのに責任を果たさない指導者。そもそも資本主義への批判? 上記に当てはまる価値観を強く持つ人は読むのがツラくなるかもしれないね…
が「ナイス!」と言っています。
まっさん
ネタバレ素晴らしいな。飲み込まれるように一気読み。死と隣り合わせの危険を感じつつもバリの魅力にとりつかれ、ずっと頭から離れなかった仕事のことも興味が薄れ、家族のことも二の次になって山のことを考えてしまう。趣味の域を越えて中毒、いや依存性、やはりとりつかれたと言うべきか。山に興味がない読者でも(バリではない)登山をしてみようかなと思うほどに山の魅力が伝わってくる表現は見事。そしてバリだけではなく、妻鹿さんそのものにも知らず知らずに強く惹かれている主人公。憧れか好意かわからないが、その姿を追い求めてしまう。
が「ナイス!」と言っています。
まっさん
ネタバレ「燕は~」を読んでから作者の他の作品も読みたくなって選んだ一冊。読み始めると気が重くなるのに読む手が止まらなかった。療養所は総務省としては、本来はある程度の「矯正」が終わればリリースされる仕組みなのかもしれない。しかし、なにをもって不健全なのかが曖昧で、どうなれば矯正が終わったかも不明瞭なため、施設の運用者側の恣意的な運営に任されているのだろう。結果として法制度から跳躍して「不健全」な作者を駆逐する施設になってしまっている。お気持ちや思想を曖昧な基準で人を罰することがいかに危険かを考えさせられた。
が「ナイス!」と言っています。
まっさん
ネタバレ人が子を持つことを望むのはなぜか?考えさせられた。「代理母ビジネス」が実際に主流になったら嫌だなと思わされるけどリキのような環境ならありえなくはないのだろう。基にせよリキにせよ、登場人物の心理に共感できない部分は多いのだけれど、本を読む手が止まらなくなる。結末は圧巻…きれいなエンド
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/02/20(668日経過)
記録初日
2023/01/15(704日経過)
読んだ本
67冊(1日平均0.10冊)
読んだページ
21602ページ(1日平均30ページ)
感想・レビュー
53件(投稿率79.1%)
本棚
0棚
性別
職業
公務員
自己紹介

政治と安全保障と新興宗教と少年ジャンプが好き
中学生以来の村上春樹ブームが来てる
今村夏子が癖になる
湊かなえにはついつい手が伸びる
宮沢賢治は高校の遠い先輩
その他、月村了衛、中村文則、浅田次郎、平野啓一郎も最近読んだ

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